創価学会・公明党が日本を亡ぼす

  政教一体で憲法(20条・89条)違反だ!-打首獄門・所払い(=解散)せよ!

続・創価学会を斬る-20

2017-09-27 07:01:19 | Weblog

続・創価学会を斬る  藤原弘達 (昭和46=1971 日新報道)
    ------(P129)---(以下、本文)-------

4  創価学会のさまざまな外郭団体    
   --学会イズムの担い手からそのタマゴまで--
◆ 創価学会の尖兵・公明党の苦悶
 創価学会は、実にさまざまな外郭団体をもっている。その筆頭にあるのはいうまでもなく政治を担当する公明党にほかならない。公称党員数は一〇万六〇〇〇人(四五年二月末)、竹入委員長、二宮文造、浅井美幸、多田省吾の三副委員長、矢野絢也書記長をはじめ、衆院四七人、参院二三人を擁し、第三党の地位を占めている。
 中央執行委員は上記五人のほか、大久保直彦、松本忠助、三木忠雄、長田武士、田代富士男、渡部一郎、黒柳明、矢追秀彦、市川雄一、沖本泰幸、多田時子、鈴木一弘、鶴岡洋、小平芳平、峯山昭範、正木良明、大野潔、大川清幸、二見伸明、山田徹一、沢田実、伏木和雄、藤原行正、鈴木仁、原田立、斉藤実の三一人である(四六年九月現在)。
  党本部には総務、組織、文化、国際、広報宣伝、機関紙、労働、青年、婦人少年、地方議会、中小企業、農林水産、国民生活、教育、選対事務の一五局、それに政策審議会、国会対策委員会、国民運動本部、公害対策本部がおかれ、それぞれの責任者には中執メンバーがあたっている。そのほか中央統制委員会と会計監査がある。地方には各都道府県にそれぞれ都道府県本部がある。政党としての機構は、けっこう整備されているといってよい。(公明党組織図・省略)

 ところで公明党には派閥はないということになっている。「中国に反毛派でてきても、公明党に派閥が生ずることはない」という一部ジャーナリズムの診断があったくらいである。池由会長はかって「公明党に派閥ができたら解散させる」とまでいったといわれる。だが、竹入・矢野辞任劇をめぐっては派閥対立に近いものが.生じた。それは竹入・矢野擁護派と竹入・矢野追い落し派の対立である。竹入・矢野が辞任表明をしたあと、二宮文造、正木良明説が新聞にあらわれた。
 竹入.矢野追い落しをはかったのは、竜年光、多田省吾、二宮文造、鈴木一弘、黒柳明、正木良明、矢追秀彦、渡部一郎、西中清等で、浅井美幸も微妙な動きを示した。このうち竜年光は戸田城聖の門弟で池田大作と兄弟格、公明党創立の中心人物の一人であり、本来なら竹入にとっては最もけむたい人物であった。
 四十五年六月の新生大会で竹入・矢野の再選が決まり、執行部の新しいメンパーが決まつたが、この時に中執メンバーからはずされたのは竜年光ただひとりである。これで竹入にとってウルサイ人物がようやく党役員から消えたことになった。そして竹入に反旗をひるがえした形となった二宮文造、浅井美幸は副委員長に棚上げされたのである。
 さらに四十六年九月の党大会で竹入・矢野追い落し派だった多田省吾を文化局長からやはり副委員長に棚上げし、鈴木一弘を組織局長から地方議会局長に移し、西中清は中執メンバーからはずされた。副書記長兼政審会長であった正木良明は副書記長の兼務を解かれた。渡部一郎は四十五年六月の大会でいったんは平中執となったが、四十六年の大会で文化局長におさまっている。ともあれ、彼はなかなかのやり手なのである。無傷ともいえるのは黒柳明と矢追秀彦で、黒柳は公明党にあって数少ない国際関係の専門家ということで、かえたくともかえられず重用されているといえよう。若くして創価学会総務となった矢追は、池田の信頼の厚い人物であり、むげにも扱えず、広報宣伝局長におさまっている。
 ともあれ、初の動揺をきたし、内部抗争も生じた公明党は、いろいろと組織を整備し、それなりの再建工作を進めていることは事実である。

 だが、いわゆる“政教分離”が進んでいるかというと、その方はサッパリなのである。四十五年十月現在で、公明党議員で学会の役職を辞任したのは、衆院議員四七人、参院議員ニニ人、それに都議で党の中執メンパーとなった四人の七三人だけである。当時、公明党は中央、池方あわせて議員は二、二〇七人いたわけで、学会役職の辞任実施率は僅か三%、その後も、地方レベルでは殆ど学会役職辞任が進んでいないのであるから、“政教分離”はやはり掛け声だけといってよい(浅野秀満『あすの創価学会』二八二ページによる)。中央の国会議員が学会の枢要なポストにいるのでは目立ちすぎるから、国会議員や党中執メンバーだけ、学会の役職を辞任しておこうというにすぎないのだ。やはりゴマカンである。
       ---------(132P)-------つづく--

 

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