今日のおじさん(気持ちは坊ちゃん)

55歳から走りはじめ、70歳サブ4なんとか維持したいと日々精進
ゆっくり長く走れば強い脚になれる・・信じて。

リベンジーオクム・・生きて帰るべし!! (その2)

2014年08月01日 | レース模様
さて、続きであります。
はよう、走らんかいとのお言葉に・・がもう少しだけ引っ張らせていただきます

朝4時前に目が覚める・・・お腹が・・痛い

あきらかに昨日の午後からの食事で食べすぎ模様

トイレに駆け込む・・・やばいぞレース当日なのに
徳島のときはあたったみたいだが、今回は自己責任

もう出終わったかなと思ったら、また・・しばらく続きトイレに座り続ける。

ようやく出し切った感ありで、痛みもおさまった。
テーピング、日焼け止めとお色直しに集中。

こんこんとドアノック、彦にゃンH師匠たちが朝食のお誘いに。
食堂へ入ると・・・ メニューは、カレー!!ですやん 

これ以上は、詳細はいりませんわな。 さすがに、カレー大盛りは避けましたです。

5時20分にホテル前にマイクロバスがいる。運転手さんに聞くと会場行きのマイクロバスだという。
聞いてませんでしたか?と逆に聞かれましたが
資料には、JR八高線毛呂駅に集合となっていたのだが・・歩かずにすむ。
セレクトインホテル なかなかな場所です。
ホテルの人ほとんどがこれに乗車でき、さらに駅まで移動し電車到着した
ランナーさんたちが走ってきて乗車するが・・全員のれずあとのマイクロとなった。
みなさん、もうバスこないのかと不安な顔・・わが身を置くとそうですよね。
10分くらいで現地到着。

更衣室となっている体育館の2年ほど前と同じ場所に坊っちゃん、彦にゃン師匠、K守師匠
3人で陣取り旅したく。

7時スタートまであと40分くらいとなったときに、もう一回トイレ(大)危なさそうな予感
で体育館内のトイレへ行く。ここは、個室2つだけなので、いつも行列。まだ時間あるのでいけるだろうと予測・・・・

が、甘いわ!!! 
なかなか進まずに・・だんだんあせり始める。途中で抜けるには、かなりの勇気もいる。
残り10分まできてまだ5人ほど前にいる。
(外は、どんどんはかどったそうです。完全にここで作戦ミス) 

勝負しかおません・・・がまん・・・完了 スタート5分前
サングラスにウェストポーチ装着しダッシュして外へ。

師匠たちには先にいってもらったので、この大勢の人(約1600人ほど)ではわからず。
スタート2分前行列の中央あたり脇に並ぶ。ウルトラはゆるゆるなので助かりまわ。
GPS時計スイッチオンするも・・つかまらず 

あせる・・・スタート10秒前・・まだつかまらず どきどき
スタート・・もうあかんかとあきらめ、 スタートライン越えたら奇跡的につかまった。
もうここまでで、疲労たっぷり。それにしても、もうかなりの暑さ。


他のブロガーさん情報によると、スタート時点の気温は、28度 湿度は80%くらいとのこと。
ここから、コースを走るほどにどんどん気温が上がってくるのがわかる。

最初の5キロほどは、土日峠走くらすの200Mほどの登りとなるが日陰もなく
キロ6分ちょいペースでもかなりしんどく身体が重い。

その先下りは快調に下って10Kあたりから登り下りを繰り返しながらさらに400Mほどの峠まであがる。
さらに、体が重くなってきて暑さが予想以上に体を蝕む。もう、20Kくらいきただろうと手元時計をみると
まだ、12~3キロ!! まだこんだけ・・と頭くらくら。

H師匠とはこの少し先背中を捕まえる。 これはもしかして・・と、
お先にいかせてもらう。 
20キロすぎると、いよいよオクムの真骨頂標高900Mまで
アップダウンを繰り返しながら上っていく。すでに、ここでトップ集団の方が体
調を崩し、山から下ってきた
飛ばすと・・・身体が危ない・・生きて帰れるかどうかは この暑さの中をどこまで抑えて
最後まで押し切れるかだ。

もう気温は35度を越えてきている感じがする。
体温がおかしくなり始めてきているのがわかる。
大げさだが、血が沸騰していているように熱い。
こんな経験はしたことない。坂道登りをここまですべて走ってきたが
この異常な体調に、ついに歩くことを決意。

いつもは、ウルトラをランナーの意地・・走るべし。歩かない!!
なんて言ってるが、あかん、これ以上やると死んでしまうぞと
頭の中をアラームがかけめぐる。

ここで無理するとゴールも水着のお姉ちゃんも見れない。
少し歩いては走りの繰り返し。
ひ~ひ~走っていたら、バドワイザーボディコンお姉さんたちの応援にちょっとだけ元気もらう。

坊っちゃんの後ろから速い小柄な女性が駆け抜けていき
坊っちゃんの前をいく女性に話かけた。
知り合いらしい。小柄な女性は、前にいた女性に下りの走り方をアドバイスしている
坊っちゃんも聞き耳たてる
ふむふむ、そうそう。坊っちゃんも納得
って、聞いてたらえらい勢いで二人ともぶっ飛んでいきましたがな

オクムのエイドはとても充実している。水、スポドリ、コーラ、にコーヒー牛乳
やいちご牛乳などもある。これらは、エイドに着くごとにすべていただく。
飲んでも飲んでも、のどの渇きがおさまらない。頭からかぶり水を2杯ごといただ
き、氷は帽子の中に放り込みで、とにかく登る。
のろのろと走る、歩く・・

がんばっていると!!35キロあたり 神が舞い降りた\(◎o◎)/!
折り返しエイドでもないのに・・水着お姉さんがいてはる。
元気いただきましたです

ここまでがんばったから、よし写真一緒にええですかと、ドあつかましくお願いを
ぐふふ、いただきましたです。それも、肩に手まで回してる・・年寄りはあつかましいのです。



しかし、この写真だけが唯一の記念になろうとは・・・・

足取りが、急に軽くなってきた。
食事は、とにかくおにぎりはのどをとおらないためパス。
バナナもほしくない。果物以外は体が受け付けない。
ガス欠にならなかったのは、ジェル持参のおかげである。
基本、かぶり水するときは帽子を抜いでかけてもらうのだが
このあとのエイドでも同様に。
そして、走りだす・・なんか変
汗どめに買って超お気に入りで、今回も汗たらたらをきっちり防いでいてくれた
SWEAT GUTR スウェットバンド 
がない
まだ数百Mくらいしか走ってなかったので、戻ったのだが見当たらない
しかたおません、とぼとぼと、更に前に進みだす。
(今日、ネットでまた注文いたしました


頂上まであと5キロくらいだろうか・・だんだん空の色が黒くなってきた。
気温が下がってくるのがわかる。走るのに、ずいぶん楽になり、折り返してくる
ランナーからかもがんばれとエールをくれる。

やがて、雨がぽつぽつ・・・が・・・しばらくするとどしゃぶりになる。
空が光だす。やがて・・ドドン と雷が落ち始めた。
女性ランナーさんたち悲鳴をあげる・・でも、足はとめてません
さすがツワモノです。ここに挑戦される女性たち。

足元は悪いが、ずいぶん走りやすくなった。暑さで心が折れているところを、ま
さに復活の雨。
キロ9分台でへろへろしてたのに・・7分台までにあがってきた。
そして、いよいよ頂上折り返しだ!!わくわく・・

目の前にエイドのテントが見えた・・・なんか変。
テント以外はなんにもない。誰もいない。 
前回と若干場所が変わっていたので今年は、水着のお姉さんもいなくなったのか?
なんやねん、もう オクムはちっとも面白くない。二度とくるもんかと
ぶつぶつ言いながら、トイレで小用を足してひき返す。
ここまで、手元時計で6時間2分、49.3K ペース7分21秒。


残すところ、約30K 彦にゃん師匠の前回タイム9時間ちょいを目標にすると
キロ6分ペース \(◎o◎)/!

うーん、この豪雨・・ラッキーなのかそれとも不運なのか。
とにかく、下り始める。

ときおり、ドーンと山の中に雷が落ちる。
それでも、大勢のランナーさんたちは あきらめずに折り返しを目指して
がんばってあがってくる。今度は坊ちゃんがエールを送る。

雨脚はさらに激しくなってきて、登りのときは上からどんどん流れおちてくる川の中のラン模様。
下りは、水溜りの中をばしゃばしゃと駆け抜ける。
マラソンレースと思えないような光景。

それでも、雨のおかげで 登り一切足がとまらない。
走ってあがれるようになり、足元気をつけながら下りは5分台ペースで突っ込める。 
このくらいで出会う女性陣たちはさすがにベテラン。
エイドで立ち止まっている間に抜いても、すぐに後ろから迫ってきて
抜いていってしまう。同じ顔ぶれの人とのバトルが繰り返される。

左足裏・・またまた肉刺(まめ)ができている。
登りはさほど痛みないが・・下りになるとずきんずきん。
靴が濡れたせいだけでなく、やはりフォームの悪さも影響か。

60キロ過ぎ・・・見覚えのある後ろ姿が目に入った。
なんと・・彦にゃん師匠がいるではないか。いつのまに先行されたのか。

相手も、びっくりした模様。なんで後ろにいるん?と聞かれた。

それも、トイレ何回もよったとおっしゃる。
何より悔しかったのは、彦にゃン師匠は折り返しでお姉さんいたとおっしゃる。
やっぱりいたの!!! 雨で撤収だったみたいです。
このあと、雨小降りになったらまた戻ってきたみたいで神はついに
われを見放した模様


彦にゃん師匠相当前に折り返したんですな~よくぞ、ここで追いついたもんだ。
しばらく併走したが・・・実力が違った。
・・登りになると極端に速度が落ちる坊ちゃん。
彦にゃん師匠は、ここまで一度も歩いてないそうで、がんがん坂道を走ってあがる。
どんどん背中が遠のいていく。

そして、下りで 背中がちょっとだけ近づくが、あくまでもちょっとだけ。
彦にゃン師匠の下りはさらに速くなっており、9時間切りのペースをきっちり守っている。

やがてその背中も70Kあたりから視界から消え去った。

エイドで給水もらっても、テントの上から流れ落ちる雨水がコップに入る。
なかなか、おつな味。給水とるのに、水溜りの中に足をいれないと取れない。
ぐちゃぐちゃな足場である。
トイレ休憩をしたあと、とにかく9時間きりをまだあきらめてない坊っちゃん。
 登りで何名かに抜かれるが・・下りではほとんど抜かれてない。
もう、肉刺の痛みはないものと思って耐えるしかない。
ロキソニン投与は今回はなしと誓ったので使用せず・・最後まで耐える。
(膝や、足首、そして萩、隠岐の島の肉刺に比べると問題外)

あと数キロ・・ようやく平地になるころに雨があがりむっとした気温、湿度に。
ここまでくると追い込みをかける。キロ5分台で必死で追い込み
ゴールが見えた!!いける・・・8時間55分をきった。
ゴール直前には、ゴールフラッグを振っているレースクイーン姿の
お姉さんもいた(あとで判ったが)のだが、まったく視界にはいらず
ひたすらゴールテープ目指して突っ込んだ

H師匠は、坊ちゃんより2分ほど前にゴールしたそうな。
よくぞ、たったの2分差までつめられたもんだ。
復路 2時間52分 28キロ



とにかくゴールへ生きて帰れた。・・・雷雨のおかげに感謝。
これほど、しんどい環境でのウルトラは初めての経験。

今思うのは、ここはもう卒業したい。あまりに、辛い苦しいレースでした。

この暑い中、あるいは豪雨、雷のなか 我々のために最後までお世話してくれた
大会関係者、エイドのスタッフのみなさま ありがとうございました。

PS K守師匠は・・お気の毒に20K地点でリタイアとなったそうです。
  体調は、ばっちり練習してきたのに・・シューズの内側プラがむき出しになり
  走るたびに接触し激痛が・・。初オクムだったのに
  来年、またぜひ攻めにきてください。

 しかし・・・この翌日 彦にゃん師匠とK守師匠は高尾山をトレランで愉しんだそうです
 恐ろしいのは、これを事前に計画してきたこと
 師匠に勝とうなんて思うのは、故障を待つしかないとあらためて思ったオクムでもありました。
コメント (8)
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7月 月間目標達成

2014年08月01日 | 走ること
8月1日午前0時・・・10.26 久万高原マラソン(ハーフ) エントリー無事完了。

おかげさまで、膝の痛みはなし。
足首痛みも回復。
あとは、肉刺回復まち、小指痛み回復まちだけであります。

コメント (6)
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