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ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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毎年だいたいゴールデンウィーク明けに記事にすることが多いカタクリですが、今年はずいぶん早く見ることができました。毎年紹介しているカタクリは山の上のカタクリですが、今回のものは里のカタクリです。山のカタクリと里のカタクリとで違う物なのかというと、同じ物です。

連休の最終日、前日までの強風も止んで絶好のお出かけ日和となりました。折角なので広島方面にお花見&ドライブに出かけてきました。あっちこっちで桜の花もちらほらと咲き始めていて、春本番がとうとうやってきました。高速道路の脇や山の斜面のヤマザクラがとてもキレイで、思わず見とれてしまうほどでした。危なくて仕方ありません。

「さすがにもう終わっているよねぇ」と言いながらも淡い期待を抱きながら、セツブンソウの自生地を訪れましたが、見事に全て終わっていました。1人(?)くらいのろまな奴がいるかと思ったら、全く花はありませんでした。年によってはお彼岸くらいでも咲いているのですが、今年は春の花がずいぶん早いです。葉っぱすらもなくなっていて、「さすがスプリングエフェメラル」と妙に感心してしまいました。

そのかわりセツブンソウの全盛期には咲いていないキバナノアマナが沢山咲いていました。なかなかいっぺんに見れないんですよね。ユキワリイチゲもすっかり終わっていて、どうにかこうにか見れる花が1輪だけありました。

でも、「・・・と言うことはカタクリが咲いているんじゃないの」ということになり、山のカタクリはさすがに早いので、里のカタクリを見に行こうということで向原の「カタクリの里」を訪れてみました。そうしたらさすがに広島県、「備後!」じゃなかった「ビンゴ!」でした。

自生地では地域の人たちがお祭の準備をされていました。カタクリ祭りは27日からとのことでしたが、「咲いているよ」と言ってくださり、快く見せてくださいました。

★カタクリ








安芸高田市向原の「カタクリ祭り」は3月27日~4月11日までだそうです。詳しくはこちらをご覧になってください。

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春の足音が聞こえ始めて、野の花たちも咲き始めました。今年最初の野の花の記事です。毎年のようにトップバッターを飾るセリバオウレンです。

★セリバオウレン






セリバオウレンには雄花と両性花があるのですが、雄花の方がキレイなので、どうしても写真は雄花ばかりになってしまいます。雄花と両性花の記事はこちらからどうぞ。

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★ツチトリモチ






不思議な花を見てきましたよ。「ツチトリモチ」です。「キノコじゃないの?」と誰もが思うと思うのですが、立派な被子植物なんです。ツチトリモチ科ツチトリモチ属(早口言葉みたいです)です。

雌雄異株だそうですが、見つかっているのは雌株だけで雄株はまだ発見されていないのだそうです。「じゃあ、どうやって子孫を?」という話になるのですが、単為生殖をするそうです。自立している女なんです。

表面の赤いツブツブの下に雌花は隠れていて、表面からは見えないそうです。恥ずかしがりやな女なんです。

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秋吉台の秋を代表する花というのはいろいろとあると思うのですが、僕はヒメヒゴタイだと思っています。これまでに何度も記事にしてきました。

ところが去年、今年と見に行けなかったんです。そんなわけで代わりといっては何ですが、長崎県で見てきたヒナヒゴタイを記事にしました。名前が似ていますし、同じキク科トウヒレン属の花なのですが、違うものです。違いに関しては以前記事にしましたので、こちらから見てみてください。

★ヒナヒゴタイ




まだつぼみが多く、咲いていたのはこの株だけでした。

★ムラサキセンブリ


ムラサキセンブリも咲きはじめでした。

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患者さんには「ダンギクを見に行く」と言いましたが、本当の目的はこの花を探すことでした。だってダンギクは有名な花ですが、シマシャジンなんて普通は知りませんものね。

2年前に一度探したのですが、結局見つからず泣く泣く帰り、昨年も散策を予定したのですが、台風の影響で中止にし、ようやく今年出会えました。

長崎県の五島列島と平戸島にしか咲かない貴重種なんです。シャジンの仲間はこちらではサイヨウシャジンやツリガネニンジンが咲きますが、趣が違います。近いのはソバナの方が似ているように感じましたが、一番似ていると感じたのは夏に那須岳で見たミヤマシャジンでした。高山に咲く花と海のすぐ近くに咲く花が似ているなんて何だか不思議です。ただシマシャジンの花柱は外には出ていないようでした。

★シマシャジン




この美しい紫色に見惚れてしまいました。後ろ髪を引かれつつ、でも大満足で帰路に着いたのでした。

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まずは僕と患者さんとの会話です。僕が青字で、患者さんが赤字です。

「明日から連休じゃけど、またどっか山に行くんじゃろ?」

「行きますよ、明日から長崎です。」

「長崎まで行くんかね。長崎の山に何しに行くんね。」

「花を見に行くんです。」

「何の花かね?」

「ダンギクです。」

「ダンギクちゅうたら、あの紫色の花かね?」

「そうです、あの紫色の花です。」

「あれなら、今、うちの庭にいっぱい咲いちょるよ。長崎まで行かんでもウチに見においで。」

「ダメです。山に咲いちょるダンギクを見たいんです。」

「その山に咲いちょるダンギクと、ウチに咲いちょるダンギクとは違うものなんかね?」

「いいえ、同じものです。」

「じゃったら、ウチに見にくりゃええわね。」

「だから庭に咲いてちゃダメなんです。山の岩場の断崖絶壁のような場所に咲いているのを見たいんです。」

「そうかね、ようわからんけど、まあ断崖絶壁から転がらんように気をつけて行っておいで・・・」

と、まあ、こんな調子で会話が交わされたのでした。

そういうわけで今日はダンギクなのですが、山の断崖絶壁のダンギクはちょっと遅くて、終わっているものが多かったのです。そういうわけで近くなのですが、ちょっと違う場所のダンギクです。

★ダンギク








日当たりの良い岩場が大好きなんですね。これがカリガネソウと同じ仲間だとは信じられませんよね。カリガネソウは林床のちょっと暗い場所に咲きますから。

似てないと思っていましたが、つぼみの感じは似ています。でもそれ以外は色と咲く時期が同じだというくらいですよね。

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今年、登山道などで見かけた秋の花たちの続きです。

★サラシナショウマ


★イヨフウロ


★キュウシュウコゴメグサ


★リンドウ


★タンナトリカブト


★ウメバチソウ


今年は例年になく涼しくなるのが早くて、秋の花の開花は例年よりも早かったのですが、ここにきてクーラーのスイッチが切れないほど暑いです。ちょっと変ですね。


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今年、登山道などで見かけた秋の花たちです。

★カワラナデシコ


★ヤマジノホトトギス


★オミナエシ


★オトコエシ


★ママコナ


★ヤマラッキョウ


一時、涼しくなっていたと思ったら、ここ2、3日また暑いです。昨日は下の子の野球の練習試合を3時間くらい見たのですが、とても暑くてまた日焼けしてしまいました。


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★シュスラン






先日のアケボノシュスランミヤマウズラと同じ仲間のシュスラン(繻子蘭)です。2年前に葉っぱを見つけて、昨年は忙しくて探しにいけず、ようやく2年越しで見つかりました。

花の形はアケボノシュスランによく似ていますが、アケボノシュスランよりもさらに小さいと感じました。そしてこのお仲間は株が沢山あっても花を付けている株は少ないのですが、シュスランは特に少ないように感じました。株は見つかっても、花を見つけるのに苦労しました。

特徴的なのは葉っぱで、光沢があり真ん中に一本スジが入っています。この葉っぱの様子からビロード蘭の別名があります。

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★カリガネソウ






「借り金草」ではありませんよ、「雁草」です。花の様子を飛んでいる雁に見立てたのが名前の由来のようです。

見た目といい、花期といい、花の色といい、シソ科かと思うのですが、クマツヅラ科です。何とあの「ダンギク」と同じ仲間です。

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★イワショウブ








葉っぱが「ショウブ」の葉っぱに似ているので「イワショウブ」です。ユリ科の植物です。

本来は高山に咲く植物で、図鑑にも「大山以北の分布」と書いてあります。しかし広島県の1000m級の山で見てきました。

花は純白で、実になると赤くなります。紅白で何だかおめでたいですね。運動会のシーズンでもありますし。

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★アケボノシュスラン






ついにラン科の最終ランナー(アンカー)の登場です。春にワクワクドキドキで始まったランの花のシーズンも終わりです。

山は紅葉や実りの季節へと変わっていきます。

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★ツクバネソウ


花の名前の付け方は、花が咲いている時期の花の姿を見て付けられているだけではないんですね。もちろん花の姿を見て名前が付けられているものが多いとは思います。
このツクバネソウは実の時の姿が名前の由来となっています。花の時期は5月頃なので山によく出かける時期ですからよく見かけます。ところが実の時期は8月から9月ですから、これまで見たことがなかったのです。ようやく見ることができました。
正月に行う羽根突きの羽根に実の姿が似ているので「ツクバネソウ」です。実物を見たらよく似ていました。



花は地味な花なんですよね。ユリ科のくせに花びらやしべの数が3の倍数ではなくて4の倍数なんです。ユリ科の異端児なんですね。

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「山で旨いは、オケラとトトキ」。何の事かというと、山菜で美味しいのは「オケラ」と「トトキ」だということらしいです。どちらも見たことはありますが、食べたことはないので、本当に美味しいのかどうかはわかりません。僕の中では「山で旨いはコシアブラ」ですから。でもこのように言われるからにはきっと美味しいに違いありません。

食べたことがないのは、どちらも草花で、食べるのは芽吹いたばかりの新芽だからなんですね。コシアブラは木の新芽ですから、毎年同じ場所にありますし、採ってもなくなることはありません。草花の場合にはどこに生えるのかわかりませんし、生えたとしてもどれがオケラやトトキの新芽なのかを見つけるのは熟練がいります。そしてどちらもタンポポのようにどこにでも生えているようなものではありませんから、採るのも気がひけます。これからも食べるチャンスは訪れないように思います。

★オケラ


どうしてこの花が「オケラ」という名前なのかがよくわかりません。「ウケラ」が訛ったなどと書いてありますが、「ウケラ」の意味がよく分からないのです。

花が咲いている時期の葉っぱは、まるでドライフラワーのようにガサガサで、とてもこの花が若芽のときに美味しい山菜だとは思えません。

★サイヨウシャジン




「トトキ」というのは「シャジン」の仲間のことを指すようです。こちらで見かけるのは写真の「サイヨウシャジン」とそれに良く似た「ツリガネニンジン」です。

こちらは芽吹いたばかりの葉っぱを見たことがありますが、さすがに採ることはできませんでした。

★ワレモコウ


ワレモコウも山菜として食べられるようです。ワレモコウはバラ科なんですね。ということはイチゴなどと同じ仲間です。葉っぱはよく似ています。それからサクラやウメなんかとも同じ仲間です。こう聞くと食べられそうな気がしてきます。



この風景を見ると、秋の訪れを感じます。


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日中の日差しはまだまだ強いですが、朝晩は涼しくなってきました。店は街中にあるのですが、夜になるといろんな虫の声が聞こえてきます。何種類か聞こえてきますが、区別がつきません。

妻に「あの声は何の虫だろう?」と尋ねると「コオロギじゃない」と素っ気ありません。スズムシとか、マツムシとかだと何となく声も有り難いように感じますが、コオロギだとあまり有り難くありません。だって家の中にもたまにいたりしますから。

そういうわけで今回はマツムシソウです。だぶんマツムシが鳴く頃に咲くので、マツムシソウです。秋は紫色の花が増えますね。

★マツムシソウ






★(おまけ)オオナンバンギセル


オオナンバンギセルはほとんどが終わっていました。唯一この花がキレイでした。キレイなオオナンバンギセルはこちらからどうぞ。

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