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ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
打倒サルコペニア。まずはウェブで!
 



★シラヒゲソウ


山口県では見ることのできないシラヒゲソウなのですが、この花を見た場所では車道の脇に雑草のように咲いていました。





不思議な造形ですよね。

★(おまけ)サギソウ

8月の終わりでしたから、さすがにサギソウも終わりです。

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今年もヤブ蚊の襲来に耐えながらミヤマウズラを見てきました。ミヤマウズラの園は今年も健在でした。それにしてもヤブ蚊の野郎は写真を撮ろうとして体を静止させると一斉に襲いかかってきます。シャツの上からでも刺されているのがわかるんです。スキンガードなんて全然役に立たないんですから。

★ミヤマウズラ






「誰だあ?、豚の鼻みたいだって言ってるのは?」「お前だろ!」

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名前に違和感を感じる花というのがあります。この「マルバフユイチゴ(別名:コバノフユイチゴ)」なんてのもそのひとつです。梅雨時の蒸し暑いときから夏の暑い時にかけて咲いているのに「冬イチゴ」なんですから。

「実が冬にできるからじゃないの」という意見もありましたが、果期はそれこそ真夏です。8月~9月頃です。「フユイチゴ」の実が本当に寒い頃に熟すのとは大違いです。フユイチゴの実はこちらのページを見てください。

おそらく「冬」に咲いたり熟したりするからこの名前がついたのではなくて、ただ単に「フユイチゴ」に似ているからこの名前がついたのだと推測できます。

★マルバフユイチゴ




ほんとに葉っぱはまん丸です。


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カキランは僕の中では「キレイな時に出会えない」「天気の良い時に出会えない」花の代表格です。毎年のように「今年こそはキレイな時に出会ってやる」と意気込むのですが、咲く時期が丁度梅雨時ということもあり、なかなかうまい具合にいかないのです。

今年もちょっとピークを過ぎていましたが、近年の中では一番キレイな時に出会えたように思います。天気もまずまずでしたし。

そういうわけで今年のカキランを見てください。

★カキラン








「来年こそは最高のときに出会ってやる」と、この時には思うのですけどね。なかなか思い通りにはならないのです。

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「バイケイソウ」を自分のブログ内で検索したら、数件の記事がヒットしたのですが、花の画像が載っているものはひとつもなくて、すべて葉っぱの画像でした。

確かに若葉の頃はキレイな葉っぱです。しかも毒があるので注意しなくてはいけない葉っぱでもあります。そんな意味もこめて何回も載せたのだと思います。ちなみに葉っぱの画像はこちらからどうぞ。

そんなわけでまだちょっと花が早かったので、記事にするつもりはなかったのですが、急遽記事をつくることにしました。

★バイケイソウ


花の色が地味なのであまり人気のある花ではありませんが、近くで見るとなかなかキレイです。



背の高い花なので全体像を撮る事が難しい花です。

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もう何年も前の話になりますが、九重連山の麓の宿に泊まった時の話です。お盆の頃でしたが、とても天気が良くて空は満天の星でした。その日の泊り客がみんなウッドデッキに仰向けになり星空を眺めていました。雲ひとつない天気だったのですが、泊り客のひとりが空の中央にある白い筋を指して、

「薄い雲がかかっているみたいだねぇ~」と言いました。

すると、その宿のオーナーがすぐさま言いました、

「何言ってんの、あれが天の川だよ」と。

確かに薄い雲がたなびいているようにも見えましたが、それはまぎれもなく「天の川」でした。英語では「Milky Way(ミルクのような道)」と言うくらいですから、どこの国でも白い道のように見えたのだと思います。

天の川が見えるような星空だと、次から次へと星が流れます。何とか流星群の時でなくても、宇宙ではきっと無数の星が流れているのです。「あっ、流れた」「あっ、また流れた」と次々と歓声が上がっていました。僕は結構田舎に住んでいるのですが、なかなか天の川が見えるような星空には出会えません。田舎といえども、空気が汚れ、光があふれているのです。

昔の人はこの星空を眺めて、七夕の伝説を想っていたのですね。それだけ空の中央を横切る天の川というのはインパクトがあったのでしょう。でも現代では、なかなか普段の生活の中では星空を見上げることはありません。たまにはボーッと夜空を眺めるような時間が必要なのかもしれません。プラネタリウムの中だけではなくて、一度は本物の天の川というのを見ておくことも大切だと思いました。

ところで今日は何の話かというと、空の星のことではなくて、「地上の星」の話です。「地上の星」といっても「風の中のすばるぅ~、砂の中の銀河ぁ~」という中島みゆきの歌の話ではありません。スズサイコという花の話です。まずは花を見てください。

★スズサイコ


ほらぁ、星でしょ。

スズサイコという名前は全体がか細くミシマサイコに似ていて、つぼみが鈴のようだから、ということに由来しているそうです。画像の上のほうに見えるのが、つぼみです。

確かに茎などはか細いので、風が吹くと揺れまくって、写真撮影どころではありません。ちょっとの風でもゆ~らゆ~らと揺れて本当に大変なんですから。

★スズサイコ(全体像、2007年撮影)


ねっ、細いでしょ。そのくせ花はたくさん付くし、実は大きな実を付けます。

★スズサイコ(実、2007年撮影)


ガガイモ科特有の大きな実です。先日のフナバラソウも似たような形の大きな実をつけます。

★スズサイコ


この花はちょっと赤褐色です。ガガイモ科の特徴なのか、緑色のものや褐色のものなど色に変化のあるものが多いです。

ところでこの花は閉じようとしています。スズサイコは天気の良い日の朝の9時くらいには閉じ始めます。雨の日は一日中咲いています。ですからこの日はこの花のために早起きして出かけたのです。

僕の図鑑には「早朝に咲く」と書いてあるのですが、どうも夕方暗くなり始めると咲き始めるようです。つまり夜に咲いて、朝には閉じてしまうわけです。僕がこの花を「地上の星」と呼んだ理由が分かっていただけたでしょうか。ガガイモ科には同じような星型の花は他にもあります。しかし、星と同じように夕方から朝にかけてキレイな姿を見せるのはこの花だけです。しかも丁度、七夕が近づく頃に咲き始めます。

キレイな星は空にだけ輝いているのではなくて、地上でもこんな風にひっそりと輝いていたのでした。いい話でしょ。

なかなかさんがスズサイコの種子が飛ぶ瞬間を見事にとらえられています。こちらから見てください。


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ゴールデンウィーク明けからエビネなどのランの花がいろいろと咲き、それが終わると野草もめぼしいものがなくなってくるのですが、山は樹に咲く白い花で覆われてきます。ウツギ、ミズキ、ヤマボウシ、ガマズミなどなど、本当に白い花が多いのに驚きます。マタタビも白い花が咲きますが、こちらで目立っている白色は葉っぱの白です。山道を走っているとキラキラと白く輝く葉っぱがキレイです。

そんな樹に咲く白い花たちのシーズンもこのあたりではそろそろ終わりですが、山で見てきた白い花を3種ご紹介します。

★オオヤマレンゲ


先日、「ササユリ」を「山野草の皇太后」などと言いましたが、「オオヤマレンゲ」は「樹に咲く皇太子妃」とでも呼んだらいいでしょうか。清楚、可憐・・・と褒め言葉はいくらでも出てきそうな花です。
香りも素晴らしいんですよ。ササユリは甘い香りがしますが、オオヤマレンゲは柑橘系の爽やかな香りです。「どちらが好み?」と聞かれれば、オオヤマレンゲです。

★ヤマボウシ


うちの近所ではすでに終わってしまったヤマボウシが山では満開でした。白い羽を持った蝶々が樹に沢山群がっているような感じです。見事に樹が真っ白になります。
花びらに見える白いものは実は花びらではなくてガク片です。花は真ん中にある地味で小さい緑色のものです。沢山の花が固まって咲いているんですよ。
花は沢山咲くのに、できる実はひとつです。沢山の花がくっついてひとつの実になるんです。実はこちらから見てみてください。食べられるんですよ。

★ナツツバキ


歩いていたらつぼみを沢山つけた樹が目に入りました。咲いているものはないかと見上げたら、ありました。ナツツバキでした。


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今年の梅雨は「空梅雨かねぇ」なんて言っていたら、ここ数日はものすごい勢いで降りました。ちょっとメリハリをつけ過ぎです。空っぽになっていたダムの水もずいぶん潤ったのではないでしょうか。

アジサイの花も雨が少なくて勢いがありませんでしたが、一気に勢いを取り戻したに違いありません。

今日の花はアジサイでも「コアジサイ」という花です。一番の大きな特徴はいろんなアジサイに見られる装飾花がないということです。一般的に鑑賞されているアジサイも花びらと思われているものはすべて装飾花で、本当の花は装飾花の裏側にひっそりと咲いています。

このコアジサイの花を山で見てしまったら、町に咲いているアジサイの花がとても鬱陶しく見えます。

★コアジサイ




とても涼しげで、キレイです。

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「カタクリ」を「山野草の女王」とするならば、さしずめ「ササユリ」は「山野草の皇太后」といったところでしょうか。花屋さんの店先で売られていそうな立派なピンクの百合の花が野山に咲いているのですから、こういう日の山歩きは豪華な山歩きになります。

この日はとても沢山のササユリを見ました。この時期は林内を歩くような山歩きが多かったので、林内で咲くササユリはよく見ましたが、ササユリも日の当たる場所の方が好きなのですね。生き生きと草原に一杯咲いていました。

★ササユリ




草原を歩いていたら、ササユリのいい香りがしました。売られている百合の香りよりもずっといい香りです。

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うちのお店は小さな地方都市とはいえ一応市街地にあります。ですから店の周りはアスファルトやコンクリートで覆われています。しかし、そのアスファルトやコンクリートのわずかな隙間や、くぼ地に溜まった土の上に小さな草花が生えています。

同じような花は以前にも何度かご紹介したことがありました。妻がプランターに植えたニチニチソウからこぼれた種が発芽したときにはすごい大株になりました。それから山ではよく見かけますが、街中ではあまり見かけることの無いミズヒキが咲いていたこともありました。

そして暑くなってきたせいか、またまたいろんなものが生えてきました。その中からふたつご紹介です。まず最初は妻が植えたスミレから種が落ちて発芽したようです。まだ植木鉢に植えたスミレも咲いていますから、次から次へと咲くのでしょうね。

★スミレ


★ど根性ハハコグサ


こんな姿ですが、これでも「春の七草」です。「ど根性母子草」と漢字で書いたら、橋田壽賀子原作、泉ピン子主演のドラマのタイトルになりそうです。




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そろそろ咲いているはずだとクモキリソウを植林帯の中で探しましたが、なかなか見つかりませんでした。
ところが一株見つかったら、あるわあるわ、わずか10m四方くらいの中に50株以上見つけました。
しかし、花が咲いていたのはわずかに1個。ひとつの株に3個~6個くらいの花をつける花なのに、いくら目を凝らしても咲いていたのは1個でした。それが下の花です。

★クモキリソウ




クモキリソウはラン科クモキリソウ属の花で、コクランなどと同じ仲間です。この仲間はどれも変わった形の地味な花が多いのですが、その中でもとりわけ地味です。

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今年も「ピンクのフリフリ・イナモリソウ」に会ってきました。梅雨のシーズンに咲く花なのでお天気が心配でしたが、この日は気温は高かったものの、晴れの良い天気でした。

どういうわけかピンクのフリフリの花には惹かれます。このイナモリソウをはじめ、イワカガミ、イワウチワなどもピンクのフリフリで好きな花です。「ピンクのフリフリ御三家」と呼びたいくらいです。そういえば、全部「イ」の字で始まる花ばかりですね。「それがどうした」と言われれば、別にどうと言うことでもないので、話を先に進めます。

★イナモリソウ






直径は1.5cmくらいの小さな花です。日のあたる場所よりも林床や谷筋など日陰のほうが好きなようです。

★(参考)イワカガミ


★(参考)イワウチワ


イワカガミとイワウチワも載せてみました。こちらの花びらはヒラヒラという感じですね。「フリル」らしさはイナモリソウの方が勝っているように感じます。イワカガミとイワウチワはともにイワウメ科の花なので親戚筋にあたりますが、イナモリソウはアカネ科なので赤の他人です。

(追伸)
「イナモリソウ=ピンクのフリフリ」だと思っていましたが、それを覆される出来事が起こりました。何とpandaさんのブログに掲載されたイナモリソウは純白でした。ピンク色の薄いものというのではなく全くの白で、中には紫色のかかったものもありました。驚きました。pandaさんのイナモリウの記事はこちらからどうぞ。

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★ウスギムヨウラン


ムヨウラン(無葉蘭)の一種、ウスギムヨウランです。2週間前に見に来た時には土に枯れ枝が立っている様な状態でしたが、今回は花が咲いていてくれました。
名前の通り葉っぱのない腐生ランで、花が無いときには本当に枯れ枝が土の中に突き立っているような感じです。知らなければ生きている植物とは思えないと思います。



朝の方が花が開いているとのことでしたので、朝に見に行ったのですが、開いていてもこの程度でした。

★ムギラン


こちらは岩に着生している着生ランの一種、ムギランです。真ん中の緑色のものが花で、これでも開いているほうなのです。花の大きさは2mm程度で、目が寄り目になりそうなほど凝らしてみないとよく分からない花でした。
周りのマメヅタの葉っぱみたいなのが葉で、その下の丸いものが偽球と呼ばれるもので、これを麦に見立ててムギランの名前があります。

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久しぶりに海岸の花です。ハマウツボとハマボウフウです。ハマボッスやソナレムグラ、ハマニガナも見ましたが、写真を撮り忘れたのでこの二つだけです。

★ハマウツボ


ハマウツボは葉緑素を持たない寄生植物です。何に寄生しているのかというと一緒に写っているカワラヨモギです。白い砂浜にニョキニョキと沢山生えていました。



花の色はとても鮮やかな紫色です。寄生しているくせに派手です。居候が贅沢をしている感じです。同じ時期に咲くウツボグサに花の形や色が似ています。

★ハマボウフウ


花はいかにもセリ科です。小さな花が沢山咲いています。

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★ヒナラン


写真では分かりにくいですが、ひとつの花の長さは4mm~5mm程度のとっても小さなランです。



花はランの花らしくないのですが、葉っぱは凛々しい葉っぱが1枚あって、いかにもランの葉っぱです。



毎年1ヶ所でしか見ていなかったヒナランが、今年は4ヶ所で見ることができました。全部で15株くらいありました。盗られないことを祈るばかりです。
今年はいろんな人から盗掘のことを聞かされましたし、自分でもいつも見ていた花が盗掘されていたのを経験しました。
「売ればお金になるから、不況のせいで盗掘が増えたのかねぇ」と知り合いが言っていましたが、苦労して山に登ってようやく花の場所にたどり着いたら大きな穴が空いていたなんて、すごいショックなんです。
希少種は後世に残す財産ですから、是非ともやめていただきたいものです。


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