ベトナムが、日本や韓国と同じく漢字文化圏の国である
ことは「ヲタク」も知っていた。
例えば、「ベトナム」は、漢字語の「越南」のベトナム語
発音(読み)に由来するカタカナ表記。
しかし、ベトナム語を学んだことのない「ヲタク」の
知識は、所詮、ごく表面的な知識に過ぎなかった。
つい最近、ベトナム語で「韓国」「中国」「日本」を、
それぞれ「ハンクオック」「チュンクオック」「ニェッパン」と
呼んでいることを知り、非常に驚かされると同時に、強く
知的好奇心を刺激された(カタカナはあくまでベトナム語の
発音に似せた便宜的表記)。
それと言うのも、ベトナム語の「ニェッパン」(日本)は
日本語読みの「ニッポン」に、「ハンクオック」(韓国)と
「チュンクオック」(中国)は中国語読み、韓国語読みに
非常によく似ているではないか。
同じ漢字文化圏に属している、とは、こういうことなのだ。
今年、「ヲタク」の若い知人がハイフォン(海防)出身の
ベトナム人女性(元留学生)と結婚した。
日本で働くベトナム人も急増している昨今の日本の趨勢
である。これは、「ヲタク」の住む福岡県の小都市も
例外ではない。
次回のプサン訪問時にでも、ベトナム語のテキストを
購入し、ベトナム語の基本を学んでみるのも悪くは
ないだろう。
ここで、あくまで韓国語によるベトナム語テキストに
こだわるのが、「ヲタク」の「ヲタク」たる所以(ゆえん)
である。
△ネイバーにはベトナム語辞典もある
以下、参考までに「韓国」「朝鮮」「日本」「中国」
「越南(ベトナム)」の漢字語の発音を、韓・中・越の
3か国語で聞けるようにまとめてみた。
「韓国」(韓国語 中国語 ベトナム語)
「朝鮮」(韓国語 中国語 ベトナム語)
「日本」(韓国語 中国語 ベトナム語)
「中国」(韓国語 中国語 ベトナム語)
「越南」(韓国語 中国語 ベトナム語)
(終わり)
■숙명 「宿命」 〇----
(1204)
2008年に公開されたノワール風のギャング映画。
ソウルを拠点にした暴力組織の中で、3人の仲間を
裏切って出世した幹部が、今度はボスを裏切り、
一旦は組織の頂点に立ったかに見えた。
しかし、昔の仲間が彼の大金を盗む。
そして、結局は、昔の仲間とのいざこざの隙を
突かれる形で、切れ者の部下が新ボスを裏切り、
大金とボスの座を手に入れる。
主人公だった4人の男が皆、破滅してしまうという
虚無的な内容の映画だった。
△チャジャン麺をつまみに焼酎を飲む男たち<映画より>
この映画では特に印象的なシーンもなかったので、
つねづね「ヲタク」がこだわっているチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)のシーンのみ、キャプチャー
しておいた。
(終わり)