福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓映画と現代式納骨堂

2020年10月30日 |  〇映画・映画音楽
■카운트다운   「カウントダウン」 〇〇〇--
(1230)



2011年に公開された異色の犯罪アクション。

末期の肝臓がんに侵された債権回収員の男が、美人
詐欺師から臓器の提供を受けるためにドタバタ劇を
繰り広げる。

美人詐欺師は、男の亡くなった1人息子の心臓の
提供を受け、健康を回復した女性だった。

女性は、過去、だました暴力組織のボスや同業者から
報復を受け、1人娘ともども窮地に陥るものの、男に
命を救われる。

しかし、結局、男は移植手術を受けることなく、
息子を思いながら静かに自らの死を受け入れる。


△主人公親子の骨壺が収められた納骨堂<映画より>

この映画で印象に残ったのは、詐欺師の女が、男の
骨壺(유골함)を納骨堂(납골당)に収めに行った
場面。


△主人公の骨壺を息子の骨壺の隣に収める詐欺師<映画より>

ロケ地の確認まではしていないが、実に大きくて
りっぱな慰霊施設だった。


△主人公親子の骨壺を収めた棚<映画より>

墓地が登場する映画は、これまでにも多々見てきたが、
大規模な現代式の納骨堂が登場するシーンは、今回、
初めて見たような気がする。


△内部から見た納骨堂のエントランス<映画より>

そういう意味では、貴重な(韓国)社会勉強をさせて
もらった。


△納骨堂を後にする詐欺師母娘<映画より>

<追記>

なお、全くの偶然ではあるが、「ヲタク」がネットで
視聴しているYTN(韓国の24時間ニュースチャンネル)
のCMでも、最近、家族納骨堂の広告が行われている。


△納骨堂「※※追慕公園」を広告するTVCMより<2020年10月30日>

参考のためキャプチャーしておいた。

(終わり)

韓国映画とホストバー

2020年10月30日 |  〇映画・映画音楽
사물의 비밀  「物事の秘密」 〇〇---
(1229)



2011年に公開された異色のラブロマンス。

中年女性の性的な逸脱行動を社会学的な観点から
研究しているアラフォーの女性教授が、ホストバーで
バイトをしている教え子と禁断の恋にハマっていく。


△ヌナ(年上女性)たちに買われるイケメンホストたち<映画より>

簡単に言ってしまえば、ミイラ取りがミイラに
なっていくような物語の展開だ。

「ヲタク」の趣向には全く合わない映画だったが、
女性監督の作品であるだけに、中年女性の秘められた
欲望がよく描かれていたとは思う。


(終わり)