福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

引越しと中華麺の関係

2024年01月31日 |  ┣銀幕のチャジャン
빈틈없는 사이   「隙間のない関係」  〇〇〇--
(1984)



2023年に公開された異色のラブコメディー。フランス映画が原作の韓国
リメイク版だ。(※原作は「Blind Date」< 2015> )

物語の主要な舞台は、中小のビルが肌を寄せ合うように密集した街の
一角で、お互いに背面を共有し合う特殊な構造を持った2棟の雑居ビル。
主人公である2人のアラサー男女が、入り口も別々の、その2棟のビルで
隣同士(背中合わせ)の部屋に暮らすことになった。



2つの部屋(ビル)を隔てる壁は、パネル1枚ほどの極薄で防音措置も
とられていない。隣の部屋の会話や生活音がそのまま聞こえる特殊な
環境の中で、2人の男女の実に奇妙な「精神的同居」生活が始まる。

まず、2人は壁越しに激しく衝突する。そして、紆余曲折の後、顔も
知らないままに恋に落ち、最後の最後に広い横断歩道の真ん中で対面して
映画はハッピーエンド。

心温まる、なかなか面白い映画だった。

なお、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△引っ越し作業後、友人たちとチャジャン麺を食べる主人公(左から2人目)

主人公の男が、何も知らずに、格安のくだんの部屋(元倉庫)に引っ越した
日のことだ。


△チャジャン麺を食べる主人公

主人公と友人たちが引っ越し作業を済ませた後、そろってチャジャン麺を
食べるシーンだった。これは、韓国社会の慣習に則った、お決まりの定番
シーンだったと言える。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

今さら書くまでもないことだが、韓国映画では、登場人物が引っ越しを
した場合、チャジャン麺の登場確率が極度に高まる。おそらくは、実社会
以上の確立で・・。


(終わり)

耳かき専門士の生活

2024年01月30日 |  〇映画・映画音楽
제불찰씨 이야기  「チェ・プルチャル物語」 〇〇〇--
(1983)



2009年に公開されたシュールでファンタジックなアニメ映画。原作は、
同名の短編小説。

「이구소제사(耳垢掃除師)」の青年、チェ・ブルチャルを主人公に、
米粒よりも小さくなった彼が、耳かき師として人気を得ながら遭遇する
奇想天外な世界を描いている。


△人の耳の中に入り込み、掃除する主人公

アニメ作品ではあるが、滑らかに動く紙芝居、とでも表現したくなる、
独特の映像手法が光る作品だった。

例によって、ブログ主の趣向には合わない映画だったが、実に印象深い
アニメ作品ではあった。

(終わり)

ワニと格闘する韓国人

2024年01月29日 |  〇映画・映画音楽
황야   「荒野」 〇〇〇--
(1982)



2024年に公開されたアクション映画。

雰囲気はまさに世紀末救世主伝説。巨大地震の後、廃墟と化したソウルを
舞台に、我らが(?)マ・ドンソクが、超人的な怪力を発揮しながら、
悪を退治し、人々の平和を守る。


△なぜか、ワニまで退治してしまう主人公

なかなか見ごたえのある勧善懲悪型のアクション映画だった。

(終わり)

韓国映画で仏跡紀行

2024年01月28日 |  〇映画・映画音楽
세계를 뒤흔든 43일   「世界を揺るがした43日」  〇〇〇〇-
(1981)

2023年に公開されたドキュメンタリー映画。

△ネパール、インドを約1200km

生誕から入滅まで、ブッダの生涯にゆかりのある土地や遺跡、寺院
(現在のネパール、インド)を43日間かけて、距離にして約1200㎞を
徒歩で巡った韓国人僧侶たちの集団巡礼の記録だ。


△ブッダ悟りの地に建つマハーボーディー寺院(ブッダガヤ)

毎日の寝床はキャンプ用の小さなテント。


△ケサリアの仏塔

過酷な巡礼の旅の中にも、寺院や遺跡はもとより、インドの自然や
エキゾチックな街の様子、そして、僧侶たちが土地土地の人々から受けた
歓迎や激励、あるいは奇異の視線も含め、見ていて非常に新鮮だった。

ブログ主自身、仏教徒でありながら、ブッダのこともインドのことも、
よくは知らないのだ。(それでも、阿弥陀如来はいつの日にか必ず
ブログ主を極楽に連れて行ってくれるのだからありがたい・・。)


(終わり)

韓国映画に中国大女優

2024年01月27日 |  ┗注目女優
녹야    「緑夜」 〇〇---
(1980)



2023年に公開された韓中合作映画。

インチョン(仁川)港国際旅客ターミナルで保安検査員(民間委託業務)と
して働いているワケありの在韓中国人女性と、麻薬の運び屋をしている若い
韓国人女性が出会い、繰り広げられる物語。


△薄幸の在韓中国人女性を演じた中国人女優のファン・ビンビン(wiki

見る者の感性に訴えるために意図的に選ばれた映画表現の手法なのか。
登場人物の背景や物語の展開に曖昧な謎が多く、わかりにくい映画だった。

中でもエンディングシーンが最大の謎だ。

殺害されたと思われる韓国人女性の飼い犬に違いない小犬を抱いて
スクーターを走らせていた主人公の中国人女性が、いきなり画面から
消えたかと思うと、真っ黒の画面にエンドロールが流れ始め、そのまま
映画は終わってしまう。

果たして、彼女は逃げ切れたのか?あるいは、最後の衝撃音が暗示する
事故で命を失ったのか?あるいは・・?

いずれにしろ、ブログ主の趣向には全く合わない表現方法の映画だった。


(終わり)

詐欺師の世直し大作戦

2024年01月26日 |  ┣銀幕のチャジャン
엑스트라   「エキストラ」  〇〇〇--
(1979)



1998年に公開されたコメディ映画。

大スターを夢見ながらも、ちょい役俳優としてくすぶっていた2人の
男が、ある映画で検事と捜査官のちょい役をもらったことをきっかけに、
現実世界で検事と捜査官に成りすまし、様々な詐欺を働き始める。

世の中の不正と腐敗を暴き、手にしたお金で2人を主役にした映画を作る、
という目的の元、2人は大活躍するが、最後に大失敗。命からがら、危機を
脱した2人は、また元のちょい役俳優に戻る、という展開だ。

けっこう見ごたえのある、笑いどころ満載の映画だった。

なお、この映画にも、例によってブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、会話シーンを除き、一度だけ画面に登場した。



主役の2人が、ビデオでハリウッド映画を見ながら、検事の雰囲気や
振る舞いについて学ぶシーンだった。



たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

ブログ主が見るに、韓国映画では、登場人物たちがたったの1回でも
チャジャン麺を食べることによって、観客たちの心に、まるで隣人か
友人のようにぐっと近寄ることができるのだ。

(終わり)

インターン社員はゲイ

2024年01月25日 |  〇映画・映画音楽
신입사원     「新入社員:ザ・ムービー」 〇〇---
(1978)



2023年に公開されたインディーズ系の恋愛映画。

ある広告会社にインターンとして入社した1人のゲイが、同じくゲイの
敏腕上司と出会い、繰り広げられる人間模様を描いた作品。


△主人公の2人はゲイ

最終的に2人は、恋愛を成就させるとともに、他の仲間といっしょに
自分たちの感性が自由に伸び伸び生かせる新しい広告会社を立ち上げ、
より豊かな未来を予感させながら映画は終わる。

ブログ主とは性的指向の違う2人の人間を主人公にした映画だったが、
物語の展開にはそこそこ引き込まれた。


(終わり)

キティちゃん、釜山に行く

2024年01月24日 | 【日常の韓国】


博多港(福岡市)で物流関係の仕事をしているブログ主の長女から、
またもや韓国がらみのプレゼントがもらえることになった。

キティちゃんがニューかめりあ号に乗ったミニチュアの付いたストラップ
とボールペンの2種だ。

日韓(博多港-プサン港)を往来する国際フェリー、カメリアラインと
サンリオのコラボ製品と見た。

キティちゃんのファンでも何でもないブログ主ではあるが、長女に
せびって2種類のグッズを1つずつもらうことにした。

実際に使うか、記念に取っておくか。目下、思案中である。


(終わり)

パンチラとチャジャン麺

2024年01月24日 |  ┣銀幕のチャジャン
뚫어야 산다   「盗むか死ぬか」  〇〇〇--
(1977)



2002年に公開されたナンセンスコメディ。

名刑事の娘と大泥棒の息子が、大好きなゲームの大会(ストリート
ファイターやスタークラフト)を通じて知り合い、お互いに引かれ合う
仲になる。その後、ナンセンスな紆余曲折を経て、2人が晴れて結婚し、
「鉾と盾」なるセキュリティー会社を共同で設立するまでの物語。

ブログ主の趣向には合わなかったが、そこそこ笑える映画ではあった。

なお、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△隠しカメラ付きの出前箱を持ち事務室に侵入

男性の父親が率いる窃盗団の一員だった中華の配達夫が、隠しカメラを
仕込んだ出前箱を持ち、ある事務所を偵察がてら訪れた時のことだった。


△出前箱の中にはチャジャン麺3皿

出前箱の中には、カメラ以外に3皿のチャジャン麺が入っていた。


△スクリーンをアップでかすめるチャジャン麺

食べるシーンはなかったが、箱から取り出されるチャジャン麺の皿が
アップで画面(スクリーン)をかすめるなど、なかなか印象的なシーン
だった。

さらに、印象的なシーンで言えば、(ブログ主目線で)見逃せないのが、
別のシーンで見せた主人公女性のパンチラだ。


△主人公女性のセクシーなパンチラシーンと出前箱

出前箱を蹴とばす前に、スカートのスリットをビリビリっと両手で
引き裂き、露(あら)わになった奇麗な足を出前箱に乗せ、狙いを
定めるシーンだった。

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

時にはチャジャン麺の入った皿がスクリーンの全面をかすめ、さらには、
出前箱の上で美しい女性のパンチラシーンが見れる映画だってあるのだ。


(終わり)

浮気男の足の骨を砕く

2024年01月23日 |  〇映画・映画音楽
사랑엔 정의가 없다  「愛には正義がない」  〇----
(1976)



2023年に公開された異色のインディーズ系恋愛映画。

主人公の男は、裏組織の2次団体で幹部を任されたやり手のヤクザ。
その彼が、不器用で純な恋心を寄せる幼なじみで初恋相手の女性は、
すでに子持ちの人妻。

ある時、男は女性から、夫の浮気相手の女性を懲らしめ、夫に近づか
ないようにしてほしい、との依頼を受ける。


△夫の浮気やDVについて男に相談はするが、夫と別れる気はない女性

その場では快く依頼を受けた男ではあったが、結局、男は、弟分を使い、
女性の夫の浮気相手ではなく夫本人に無慈悲な暴行を加え、片足の骨を
砕いた。

男の気持ちについて、いろいろと考えさせられる暴行シーンだった。



いずれにしろ、その後の2人の未来も分からないまま、何とも後味の
悪い結末で終わってしまう映画だった。


(終わり)

韓流ロシアンルーレット

2024年01月22日 |  〇映画・映画音楽
마피아 게임   「マフィア・ゲーム」  〇〇---
(1975)



2018年に公開された短編のノワール映画。

新しいカジノホテル事業の利権をめぐり対立する新旧の裏組織のボス
同士が、成り行きからロシアンルーレットで対決することになる。



お互いの面子がかかった対決から引くに引けなくなった2人が、結局、
最後に2人とも破滅してしまうまでの緊迫した時間が描かれている。

ブログ主の趣向には合わない映画だった。

(終わり)

カップ麺のカラで掃除

2024年01月21日 |  ┣銀幕のチャジャン
뉴 노멀  「ニュー・ノーマル」 〇〇〇〇〇
(1974)



2023年に公開された異色のブラックコメディ。

連続殺人魔2人が犯す合計4件の殺人劇。臓器密売業者による拉致1件。
無関係の人間を巻き込むことには失敗した「同伴」自殺1件。

この6件の事件は、一見無関係に見えて、関係者たちの人間関係が微妙に
絡まりあっている。

映画は、全く潤いのない砂漠のような社会で繰り広げられる、この6件の
事件を、シュールに滑稽に、そして無慈悲に描いている。しかし、鑑賞後、
見た者の心の中に余韻として残る虚無感は、なぜか優しい哀愁に包まれる。

ナンセンスな内容ながら、何とも不思議な魅力を放つ映画だった。

なお、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)に関連するシーンが、一度だけ登場した。


△ひっくり返されたチャパゲティのカップ麺(赤囲み)

最後にはサイコの犠牲になってしまう1人の若い女性がアルバイト先の
コンビニで、ゴミが散乱するテラス席のテーブルの上を掃除する場面
だった。


△ブログ主独自の検証により、チャパゲティのカップ麺であることが判明

この時、女性はチャパゲティ(即席チャジャン麺)のカップをうまく
活用し、ゴミを寄せ集めた。


△カップ麺の容器でゴミを掻き集める女性

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

捨て置かれたカップ麺の容器が、人の役に立つことだってあるのだ。


(終わり)

スプーンとハングル

2024年01月20日 | 【日常の韓国】


この週末、末っ子を除くブログ主家族4人が、福岡市の香椎アイランド
シティに集い、またまた焼肉屋さんで夕食を取った。



今回は、焼肉に加え、もつ鍋も賞味。



そしてブログ主だけは、石焼ビビンバとキムチも堪能。



石焼きビビンバについては、もしかすると、ブログ主の深層心理が、
スプーンの包装紙に書かれているはずのハングルを見ることを望んだの
かもしれない。



ブログネタとして、しっかり記念撮影しておいた。


(終わり)

トラックにハングル

2024年01月20日 | 【日常の韓国】


場所は、福岡市の香椎アイランドシティの某駐車場。



思いもよらぬところで、いきなりブログ主の目にハングルが飛び込んで来た。



見ると、ハングルが書かれてあったトラックは、韓国式ヤンニョム
(下味ソース付き)チキンのキッチンカーだった。

珍しいので、記念に撮影しておいた。

(終わり)

韓流ヒーローは雷マン

2024年01月19日 |  〇映画・映画音楽
번개맨 더 비기닝 「ポンゲマン・ザ・ビギニング」 〇〇〇--
(1973)



2023年に公開されたヒーロー物アニメ映画の第1作。

主人公は、宇宙から飛来した神秘的な巨大エネルギーを体内に取り込んだ
青年。ヒーローの名前は「ポンゲ(雷)マン」。時代は人間型ロボットが
社会や家庭に普及した近未来。


△必殺技は宇宙のエネルギーがこもった光の玉

この作品では、ポンゲマンの誕生秘話と悪の集団との最初の闘いで
勝利を収めるまでの物語が描かれている。


△悪のロボットに光の玉で最後のとどめ

シニアのブログ主ではあるが、韓国語の聞き取り学習を目的に、童心に
戻って最後まで鑑賞させてもらった。


(終わり)