福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

天安門と韓国語

2013年10月30日 |   〇世界を読む

韓国語では、中国の人名(現代人)や地名について
中国語音を尊重した表記が原則になっている。

この件については、これまで当ブログで何度もあつかって
来たし、韓国メディアの日々の中国関連報道を通じ、
「ヲタク」も十分に認識しているつもりだった。

しかし、「톈안먼」などといった奇妙な(?)ハングル表記が
大文字で韓国メディアに踊る様を目の当たりにすると、
まだまだ違和感を感じてしまう。

톈안먼」(ティエンアンモン)とは「天安門」の中国語音を
尊重した表記。

韓国メディアに接している限り、最近では、「天安門」などの
固有名詞でも、現代人や地名の表記に準ずる形で、
中国語音を尊重した表記が優勢だ。



このことは、例によってネイバーのニュース検索でも
確認できた。

最近1週間の登場頻度を見ると、「톈안먼」(中国語音尊重)は
108件。



一方、「천안문」(韓国語音)はその半分以下の43件。

시진핑」(シジンピン=習近平)に「보시라이
(ポシライ=薄熙来)・・・、そして「톈안먼」。

正直、かなり面倒な作業ではあるが、韓国語を学ぶ
以上は、こうした中国関連の韓国語表記を、一つ一つ
正確に学び続けて行くしかない。





(終わり)







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ハングルと韓国式漢字語

2013年10月29日 |   〇日本を読む

일본 친구 대여, 성업 중…주이용 고객은?
(インタビュー365 10月28日)

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相変わらず「ヲタク」は、ほぼ毎日、ネットを通じて
韓国メディアのニュース記事に目を通している。

何の自慢にもならないが、少なくとも見出し語に限って
言えば、理解できない言葉は、通常、ない。

しかし、冒頭の見出しについては、「주이용」の部分が
にわかには理解できなかったことがシャクにさわり(?)、
ついつい興味も感じない本文に目を通すことになった。

本文を読むと、拍子抜けするくらいにすぐに理解できた。

주이용」は漢字語で「主利用」。

だから、冒頭の見出し語を漢字・ハングル混じり文で
書けば、

日本 親旧 貸与、盛業 中...主利用 顧客은?

となる。意味は、

「日本で人気のレンタルフレンド...主な利用客は?」

くらいになるだろうか。

今回の件であらためて思ったことだが、ハングル表記
される韓国式漢字語をなめてはいけない・・・。



(終わり)



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韓国とPM2.5

2013年10月25日 |  〇文化・歴史

2015년부터 미세먼지 경보제 도입된다
PM2.5注意報、2015年から施行
(連合ニュース 10月24日)

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韓国でも、来年から「PM2.5」注意報が発令される
とのこと。

ただ、「PM2.5」の表現については、一般の理解が
得やすいように、「미세먼지」という表現が当てられて
いる。

この「미세먼지」を無理やり日本語に直訳すれば、
「微細ホコリ」くらいになる。

なお、細かいことを言えば、現在のところ、「PM10」を
미세먼지」、
「PM2.5」には「(超)」をつけて
초미세먼지」と表現しているメディア(記事)もある
ので、ちょっとした注意が必要だ。






(終わり)

 

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アンパンマンと韓国

2013年10月16日 |  〇文化・歴史

「アンパンマン」の生みの親、やなせたかし氏が亡くなった。

「アンパンマン」は韓国の子どもたちの間でも人気の
キャラクターなので、氏の訃報は、当然のごとく即座に
韓国メディアでも報じられていた。


△「호빵맨」の検索結果より(ネイバーニュース、10月15日)

ところで、「アンパンマン」は韓国では「호빵맨」と訳されている。

考えて見ればおかしな話である。

韓国語で「호빵」と言えば、日本で言う「アンマン」や「中華まん」に
あたる食べ物だ。

赤ら顔(?)の「アンパンマン」とは似ても似つかぬ真っ白な
食べ物である。

韓国にも日本の「アンパン」、つまり「アンパンマン」に
よく似た「단팥빵」というパンがあるにもかかわらず、なぜ、
「アンパンマン」は韓国で「단팥빵맨」ではなく「호빵맨」に
なったのか?

直訳の「단팥빵맨」では発音もしにくいし、語感が全く
かわいらしくないからなのだろうか?









△「するどい洞察ですね



(終わり)


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時差ぼけと韓国語

2013年10月15日 |  〇語彙と表現

韓国語で「시차증(時差症)」、あるいは「시차병(時差病)」と
言えば、
日本語ではストレートに「時差ぼけ」と翻訳してよい。

少なくとも「ヲタク」はそう考えている。


しかし、その逆は必ずしも成り立たないようだ。

もしかすると、日本に比べ海外旅行が自由化されてまだ
日の浅い
韓国では、「時差ぼけ」なる概念自体が、日本
ほど広く
社会に定着していないのかもしれない。


△「そういうオマエに時差ぼけの
経験はあるのか?


10月14日付けの京郷新聞に掲載された日本語講座に
目を通しながら、ふと思ったことである。

その講座では、下にあるように、日本語の「時差ぼけ」を
わざわざ説明口調で「시차 적응을 못함(時差に適応
できないこと)」と訳してあった。

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[스쿠스쿠 일본어](975) 시차 적응을 못함
[スクスク日本語](975回) 時差に適応できないこと
(京郷新聞 10月14日)



「ぼけ」は、「知覚が鈍ること」、または、「しばらくの間、
感覚が元の状態に戻らないこと」などを意味します。





△「オタクさんは、まだ、転勤ボケから
立ち直っていないそうです。うふ
え?前の職場を想いながら東野カナですか?






(終わり)




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しゃくれあごを韓国語で

2013年10月01日 |  〇語彙と表現

“한국인 주걱턱, 유전 아니다…환경 요인이 더 커”
韓国人の「シャモジあご」、遺伝よりも環境的要因が大きい

(KBS 9月30日)

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ある医学的研究の結果を紹介するKBSのニュースだ。

一瞬、「シャモジあご」にとまどったが、何のことはない。

「シャモジあご」とは、シャモジのように前方にしゃくれた
あご、つまり、日本語で言う「しゃくれあご」のことだ。








△「ちなみに『ケツアゴ』は『엉덩이턱』。
同じ発想だ




△「『w턱』と言った方が上品だと思います





(終わり)




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