福岡発 コリアフリークなBlog

「許さんばい!安倍政治」
韓国や韓国語に関する雑学メモ。筆者は福岡在住の自称「ヲタク」。Since 05/9.14

韓国映画と恋とラテン語

2018年12月09日 |   ┣注目女優

■신부수업  「恋する神父」 2004年   〇〇〇--
(526)



2004年、120万(公式統計)を超える観客を動員したラブコメディ。


△映画のロケ地は大邱近郊の佳室聖堂(映画より)

人気俳優のクォン・サンウとハ・ジウォンが共演した。


△神学生と教会神父の姪が主人公(映画より)

田舎のカトリック教会を舞台に、1か月後に神父になる予定の
神学生の男と、アメリカで結婚する予定の女が出会い、お互いに
引かれ合う。


△アメリカから叔父(神父)の元を訪れた姪を演じたハ・ジウォン

そして、実るはずのなかった恋が、最後に成就するという物語。


△男は神父になることをやめ、姪はアメリカに帰ることをやめた(映画より)

この映画では、二人の秘められた思いを結び付けるキーワードとして、
ラテン語のDeo gratias(神のおかげで)が登場していた。

映画の設定と言い、このキーワードと言い、カトリック教徒の多い
人口の約11%)韓国ならではの映画と言えるだろう。

■미스터 소크라테스 
Mr.ソクラテス2005年  〇〇---

(525)



2005年、120万(公式統計)を超える観客を動員した映画。

1人の不良青年が、ある犯罪組織から特別な学習を強制され、高卒
認定試験に合格し、さらに警察官の採用試験にも合格する。

しかし、刑事になった青年は、組織のために働くことをやめ、逆に
組織に戦いを挑み、最後に勝利する。

なお、主人公のモットーである「악법도 법이다/悪法も法なり」
(ソクラテス)は、この映画では、「法律違反を犯してでも正義を
実践する」くらいの意味(主人公的解釈)で使われていた。

正直、「ヲタク」の頭を混乱させた主人公のモットーであった。



(終わり)


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韓国映画と大学歌謡祭

2018年12月07日 |  ○映画・映画音楽

■즐거운 인생 楽しき人生」 2007年  〇〇〇--
(524)



2007年、120万を超える観客を動員した映画。

学生時代、大学歌謡祭出場をめざし熱心にバンド活動をしたものの、
3回とも予選で脱落し、その後、バンドを休眠させ、社会に出た
4人の男たち。

その内、唯一、大学卒業後も音楽活動を続け、クラブ歌手などを
しながら生計を立てていた一人の中年男が、酔っぱらったあげく
階段から転落して死んでしまう。


△復活したバンド「活火山」(映画より)

その男の葬儀に集まった3人の元バンドメンバーと、男の息子の
4人が、20年ぶりにバンド「活火山」を復活させることになった。


△仁川の海沿いの倉庫でライブ「貝焼き」店をオープンさせたバンド(映画より)

失職や離婚、非正規雇用など、それぞれに困難な現実を生きる
男たちによるバンドの再結成は、徐々に人生の再起という、もっと
大きな意味を帯びて行く。

主人公たちを応援しているつもりが、いつの間にか、彼らが見せる
友情やがんばりに、見る者も励まされるような映画であった。




(終わり)



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韓国映画と女子高

2018年12月06日 |  ○映画・映画音楽

■죄 많은 소녀  「(直)罪多き少女」 〇〇〇--
(523)



2018年公開のインディーズ映画(現在上映中)。今年のプサン国際
映画祭を始め、海外の複数の国際映画祭で上映され、高い評価を
受けた作品だ。

ある女子高を舞台に、1人の少女の自死をきっかけに、その原因や
責任をめぐり、周囲の友人や家族、教員に悪意の連鎖が起き、波紋の
ように悲劇が拡大していく様を、緻密な心理描写で描いている。


△友人を自死に追い込んだと疑われ、自らも自殺未遂した主人公(映画より)

女子生徒間のいじめや同性愛的感情のもつれなども描きこまれて
おり、非常に緊張感のある心理劇になっていた。

希望が見出しにくい陰惨な内容の映画ではあったが、物語の展開には
すっかり引き込まれてしまった。


△動揺せず受験勉強に集中するよう説教する数学教師(映画より)

また、映画の本筋と関係のない部分では、非常に短いシーンでは
あったが、中国語の授業(音読)が印象に残った。


△担任が痴漢行為(でっち上げ)で逮捕された時の授業は中国語(映画より)

主人公らは、第2外国語では中国語を選択していたようだ。




(終わり)





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韓国映画と女子アナと僕

2018年12月05日 |  ○映画・映画音楽

■이장과 군수  「里長と郡守」 2007年    〇〇◎◎◎
(522)



2007年、120万(公式統計)を超える観客を動員したコメディ。

忠清南道のある山村を舞台に、放射性廃棄物処理場の誘致をめぐり、
幼なじみの「郡守」(日本の町長に近い)と「里長」(同:隣組長)が
繰り広げるドタバタ友情劇。

当初、推進派の郡守と対立していた反対派の里長が、反対派の
汚いやり方に嫌気がさし、途中から郡守側に付くが、結局は、
住民投票で反対派が勝利する、というわけのわからない展開。

映画自体にそれほど面白みは感じなかったが、劇中で流れた
テレビニュースに、昔、「ヲタク」が大好きだった女性アナが
登場した時には、まるで電気に打たれたような驚きを感じた。


△劇中、YTNの選挙報道に登場した鄭愛淑アナ(映画より)

しかも、3度も登場した。


△劇中、放射性廃棄物処理場誘致に反対するデモを伝える鄭アナ(映画より)

彼女の名前は鄭愛淑(チョン・エスク)


△劇中、処理場誘致をめぐる住民投票について報じる鄭アナ(映画より)

その昔、「ヲタク」が福岡の自宅で韓国の衛星放送(スカイライフ)を
見ていた時代、「ヲタク」は、YTNの看板アナだった彼女の大ファン
だった。

長年、韓国に粘着していると、いろいろなことが起きるものである。

「ヲタク」にとっては、非常に感慨深い再会であった。
(評価◎◎◎が追加された理由)




(終わり)


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韓映画と少年非行の闇

2018年12月04日 |  ○映画・映画音楽

박화영  「(直)パク・ファヨン」 2017年 〇〇〇--
(521)



2018年に公開された社会派のインディーズ映画。青少年の非行問題を
テーマに描いた作品だが、成人(19歳以上)指定された問題作である。

主人公は、一人親の母親から、アパートと不定期に振り込まれる
生活費だけを与えられ、一人暮らしする女子高生の「パク・ファヨン」。
ただし、高校は不登校中。

彼女のアパートには、同世代の非行少年や家出少女らが入りびたり、
いわゆる非行の巣窟と化している。



彼らはすでに、少女を使った美人局(つつもたせ)で客から金銭を
奪ったり、少女の使用済みパンティーをネット上で販売したりと、
犯罪にも手を染めている。

切ないのは、母親から育児放棄された主人公が、アパートに出入り
する少年少女らに、自分のことを「オンマ(お母さん)」と呼ばせて
いることだった。

それはまるで、母親の愛情が欠乏しているがゆえにできた心の空洞を、
自らが母親を演じ、他人に厚意を施すことで、埋めようとでもして
いるかのようだった。

そんな彼女の口癖が、「니들은 나 없으면 어쩔 뻔 봤나?

(お前たちは、私がいなかったら、どうなってたと思うの?)。

しかし、そんな主人公が、ついには、「子ども」である少年少女の
犯した殺人の罪まで一人で被ってしまうことになる・・・。

数年後、彼女は、同じアパートで別の少年少女たちを相手に、以前と
同じように「オンマ」の役を演じ続けていた。

この映画では、主人公の母親の無責任な姿のみならず、少女の性を
お金で買う父親世代の大人たちの醜悪な姿も描かれている。

青少年の非行は、大人社会の産物でもあるのだ。



(終わり)



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