福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓映画と妖怪ウォッチ

2020年09月30日 |  〇映画・映画音楽

오! 문희  「オモニの名はオ!ムニ(意訳)」 〇〇〇〇-
(1198)



2020年9月公開の新作映画。

忠清南道クムサン(錦山)郡を舞台にした、忠清道
方言によるサスペンスコメディだ。

保険会社に勤める1人親の男が、小学生の娘を重体に
させたまま置き去りにしたひき逃げ犯を、唯一の
目撃者である認知症の母親と力を合わせ捜す。

なかなか見ごたえのある映画だった。


△男は、娘が欲しがっていた妖怪ウォッチを買ってあげることに<映画より>

この映画で印象に残ったのは、男が病床の娘に
買ってあげた、おもちゃの妖怪ウォッチ。


△位置追跡機能付き妖怪ウォッチ<映画より>

前から、娘にせがまれていたおもちゃだった。


△位置追跡用のアプリ<映画より>

ところで、男が買った妖怪ウォッチは、アプリを
使えば、スマホで位置を追跡する機能も付いた
優れもの(おそらく架空のおもちゃ)だった。


△スマホで位置追跡ができる妖怪ウォッチ<映画より>

最後の最後、男が犯人に拉致された母親を探す時に
真価を発揮した。


△母親の左腕には妖怪ウォッチ<映画より>

さいわいにも、母親が、この妖怪ウォッチを腕にはめて
いたのだ。

ちなみに妖怪ウォッチは、韓国語では「요괴워치」。
日本語からの直訳だ。


(終わり)


生徒はグーで挙手する

2020年09月29日 |  ┣銀幕のチャジャン

잡아야 산다 「捕まえないと生きられない」 〇〇〇〇〇
(1197)



2016年に公開されたナンセンスコメディ。


△柔道場の床には畳型マットではなく普通のマットが敷かれている<映画より>

主役は高校時代に共に柔道で切磋琢磨した2人の男。


△韓国の学校では生徒がグーで挙手をする<映画より>

1人は現在、金融系ヤクザの社長で関節技の達人。
もう1人は、日頃から彼の動向をしつこく監視して
いる刑事。


△デートでチャジャン麺を食べる安月給の刑事<映画より>

2人は、現在、取り締まられる側と取り締まる側の
敵対関係にある。

そんな2人が、ある日、街中で高校生の不良グループに
不意を突かれ、それぞれ大事なスマホと拳銃を奪われて
しまう。


△刑事同士の通話に「ナワバリ」(管轄区域)なる日本語が登場<映画より>

2人は、力を合わせ、血眼になって高校生グループを
追いかける。


△救急車で高校生を追うが、通行車両が道を譲ってくれない<映画より>

ドタバタ追跡劇の結果、最後は無事、高校生グループを
捕まえ、スマホと拳銃を取り戻す。

ヤクザのスマホの中に大切に保存されていたのは、
悪事の証拠ではなく、病死した娘からの最後の
メッセージ動画だった...。

これには高校生たちも心を動かされ、素直に改心する。

これで物語も終わりかと思ったら、最後の最後に社長の
腹黒の部下による裏切りが発覚し、2人は危機一髪、
部下の一味を制圧してハッピーエンド。

組織暴力の根絶を目指す現代の社会通念にはそぐわない
ものの、笑いあり、スリルあり、涙ありの「ヲタク」
好みのコメディだった。

また、上記のキャプチャー画像にもある通り、様々な
角度から「ヲタク」心をくすぐってくれた映画だった。


(終わり)


韓映画で子どもと結婚

2020年09月28日 |  〇映画・映画音楽

 「情」 〇〇〇--
(1196)



2000年に公開された時代劇。韓国(朝鮮)の近代を
生き抜いた1人の女性の一代記だ。

1970年代頃の全羅北道の山間地を舞台に、1人の
老女が、自分の人生を回想する。

女性を苦しめる様々な因習や貧困に苦しみながらも、
人の情に救われ、人に情を施しながら、精一杯に
生きて来たのが、彼女の人生だった。


△夫が成人後、別の女性との結婚を望み、主人公は自ら嫁ぎ先を出た<映画より>

卵売りの貧しい暮らしの中、女手一つで、捨て子の
幼児を引き取りもしたが、彼もりっぱに成長し、今では
母親思いのやさしくて優秀な大学生。

ハッピーエンドの牧歌的な時代劇だった。


(終わり)


佐賀市営バスとハングル

2020年09月27日 |  〇4言語表示等

ゾンビランドサガ(アニメ)のラッピングバスの登場
などで、最近、一部で関心が高まっている佐賀市営バス
佐賀市交通局)。


△佐賀市交通局より

その佐賀市営バスの車内モニターでは、日英中(簡・繁)韓の
4言語でバス停案内をしている。


△佐賀市営バスの前方モニターには4言語表示<佐賀市交通局より>

最近、末っ子(大1)が佐賀市営バスを利用することに
なり、親バカの「ヲタク」が関係サイトをながめて
いて、新しく発見した事実である。

小さなことだが、記録しておくことにした。


(終わり)


韓国映画と浮気とナビ

2020年09月27日 |  〇映画・映画音楽

참을 수 없는.  「我慢できない。」 〇〇---
(1195)



2010年に公開されたラブコメディ。

出版社を首になり小説家としてデビューすることに
なる女性が、親友の元夫と結ばれるまでのドタバタ劇を
描いている。

「ヲタク」の趣向には合わない映画だったが、物語の
展開には引き込まれた。

この映画で印象に残ったのは、親友夫婦が離婚する前、
親友の浮気に夫が感付いた場面。


△親友の車のカーナビの目的地履歴に浮気相手のアパートの住所が<映画より>

親友の車のカーナビの目的地履歴に夫の同僚との
密会の履歴が残されていたのだ。

映画とは言え、カーナビの履歴で浮気がばれることも
あるのかと、妙に感心させられた「ヲタク」だった。


(終わり)


玉ねぎとチュンジャン

2020年09月27日 |  〇我家の韓国料理

週末の夜、「ヲタク」の酒のつまみはウナギの肝の煮つけ。
オイスターソースを使った中華風の味付けだ。

妻が機嫌のいい時だけありつける、「ヲタク」の好物だ。


△うなぎの肝の中華風煮つけ(左)と韓国中華の定番つき出し(右)

そしてプラス、韓国中華の付け合わせの定番、玉ねぎと
チュンジャン。


△黒い味噌がチュンジャン(춘장)

チュンジャンなる甘い黒味噌は、韓国中華のチャジャンの
原料であり、日本で言うテンメンジャンに近い。

韓国ではスーパーでも売っている調味料だ。



(終わり)


李英愛のデビュー映画

2020年09月26日 |  ┗注目女優

인샬라  「インシャラ・神の意思」 〇〇〇--
(1194)



1997年に公開された社会派ラブロマンス。

舞台は1980年代の北アフリカ。

留学先のアメリカからサハラ砂漠ツアーに出かけた
韓国人女性が、誤って入ったアルジェリアで密輸の
容疑をかけられ身柄を拘束される。

当時、韓国はアルジェリアと外交関係がなく、孤立
無縁の彼女は苦境に陥る。

そこに、北朝鮮の現地外交官の男が現れる。

男は、彼女を韓国に帰すために努力するが、事態は
なかなか好転しない。

やがて、2人は惹かれ合う仲となり、愛し合う関係に
なる。


△隣国を目指す2人<映画より>

しかし、最後は、男が命がけで彼女を隣国の
韓国大使館まで送り届け、彼女の前から姿を消す。


△生まれたままの姿になり、砂漠で愛し合った2人<映画より>

韓国語(朝鮮語)に英語、フランス語、そして
アラビア語の飛び交う、なかなかスケールの大きな
悲恋のラブロマンスだった。


△この映画はイ・ヨンエの映画デビュー作<映画より>

この映画で印象に残ったのは、何と言っても、主人公
女性を演じた、若き日のイ・ヨンエ


△アルジェリアに帰る男を涙で見送るしかなかった女<映画より>

実に魅力的だった。



(終わり)


韓国映画と大規模霊園

2020年09月26日 |  〇映画・映画音楽

달려라 자전거 「走れ、自転車」 〇〇〇--
(1193)



2008年に公開されたインディーズ系の家族ドラマ。

主人公の女子大生を始め、その家族や恋人たちは皆、
標準語を話していたが、物語の舞台は慶尚南道の密陽

自然豊かで穏やかな小都市を舞台に、日々、小さな
幸せを紡ぎだすように生きる平凡な人々の物語は、
「ヲタク」の心を癒してくれた。

なかなか、いい映画だった。



この映画で印象に残ったのは、主人公家族が母親の
眠る墓地を訪れたシーン。



不謹慎かもしれないが、「ヲタク」が韓国の霊園を
見て美しいと思ったのは、これが初めてかもしれない。



関連シーンから3枚、キャプチャーさせてもらった。


(終わり)


お好み焼きとハングル

2020年09月25日 |  〇4言語表示等

昨日の木曜日、佐賀市で学生生活を送っている末っ子
(大1)から、「バイト先の駐輪場で自転車を盗まれた」
との連絡が入った。

自転車は、この春買ってやったばかりの新品。とんでも
ない話である。

何はともあれ、金曜日の今夜。福岡市での仕事を終えた
「ヲタク」は、その足で、車に積んだ古い自転車
(末っ子が高校時代に乗っていた)を佐賀市の末っ子の
元に届けた。



自転車を無事届けた後、「ヲタク」は末っ子を連れ、
お好み焼きを食べに出かけた。

店は「どんどん亭」。



福岡を中心に九州・山口にチェーン展開している
人気店だ。



この店では、韓国風のチョレギサラダ(재래기
由来)も食べてみた。


△父娘で分けて味見した日本式韓国風サラダ

プサンの焼肉屋さんで出てくる甘酸っぱい味付けの
パジョレギ(ネギチョレギ)とは、全くの別物では
あったが、ごま油風味の美味なサラダであった。


△お好みの焼き方に関する説明は日・英2言語

そして、今回最大の発見がテーブルに貼ってあった
4言語表示の注意書き。


△注意書きは日・英・中・韓の4言語表示

この新型コロナ騒動が収束した暁には、韓国や中国から
来る観光客にも、ぜひ、九州のお好み焼きを楽しんで
ほしいものである。

(終わり)


韓国映画と柔道体育館

2020年09月24日 |  〇映画・映画音楽

리얼 파이터 「リアル ファイター」 〇----
(1192)



2019年に制作されたインディーズ系の格闘アクション。

ネット放送で生中継される地下格闘技マッチの
人気選手が、闇賭博サイトの胴元らの悪だくみを
打ち砕き、最強ライバルとの闘いにも勝利を
収める。

この映画で、あらためて印象に残ったのが、韓国語の
漢字語である「체육관(体育館)」の使用法。


△「유도」とは「柔道」のこと<映画より>

例えば、主人公が厳しいトレーニングを積んだ、
雑居ビル5階の「유도체육관(柔道体育館)」。


△劇中、道場は「体育館」と呼ばれていた<映画より>

ここで言う漢字語の「体育館」とは、日本語で
言う「道場」や「ジム」くらいを意味している。

韓国語の「体育館」は、意味する対象の範囲が
日本語よりも広いので注意が必要だ。


(終わり)


韓日台の野良猫事情

2020年09月23日 |  〇映画・映画音楽

나는 고양이로소이다 「吾輩は猫である」 〇〇〇〇-
(1191)



2017年に公開されたインディーズ系のドキュメンタリー。

地域猫と人間の共生を願う立場から、韓国と日本、
台湾の猫事情を取材したドキュメンタリー作品だ。


△台湾のホウトン駅周辺にある「猫村」の紹介<映画より>

特に、TNR(地域猫の避妊手術)などを通じて、
地域猫と人間の共生をめざし活動している、日台の
ボランティアたちの取組の紹介に、多くの時間が
割かれていた。


△相島は江戸時代、朝鮮通信使が寄港する島でもあった<映画より>

福岡在住の「ヲタク」の立場からすれば、福岡県
新宮町の相島(あいのしま)が紹介された場面(約8分)
には、特に心が和んだ。(※福岡県民も混同する、同じく
「ネコの島」である北九州市の藍島/あいのしまとは
全く別の島。)


△ハングルも併記された相島の看板<映画より>

ただし、この映画は単純な地域猫礼賛の作品でも
なかった。


△相島の地域猫<映画より>

最終的には地域猫(野良猫)のいない世界、つまり、
大切に飼われた家猫と人間の共生を目指している、
と語る日本のボランティアの声も紹介されていた。


△相島の地域猫<映画より>

実際、韓国のみならず日本でも、基本的に地域猫の
生活は過酷なものである。

総じて、なかなか見ごたえのあるドキュメンタリー
作品であった。



(終わり)


韓国映画と屋上緑化

2020年09月22日 |  〇映画・映画音楽

이별의 목적 「別れの目的」 〇〇---
(1190)



2020年に公開されたインディーズ系の失恋ドラマ。

主人公はソウルの音楽事務所で働く作詞家の卵の女性。

その彼女が、6年間つき合ったオッパ(年上の恋人)
から別れを切り出され、落ち込み、そして立ち直る
までの過程を描いている。

「ヲタク」の趣向には合わない映画だったが、そこそこ
見ごたえはあった。

この映画で印象に残ったのは、主人公と事務所の代表が
失恋談議に花を咲かせたオフィスビルの屋上。


△お互い失恋したばかりの主人公と事務所代表<映画より>

きれいに緑化された空間は、まるで砂漠の中の小さな
オアシス。


△きれいに緑化されたオフィスビルの屋上<映画より>

何とも魅力的な場所だった。


(終わり)


韓映画と韓流三角関係

2020年09月22日 |  ┗注目女優

나탈리  「ナタリー」 〇----
(1189)



2010年に公開されたエロチックなラブロマンス。
成人指定の作品だ。

芸術大学で美術を学ぶ男子学生が、舞踊を学ぶ
女学生に淡い恋心を抱く。

一方、女学生は若手教授との大人の恋に激しく
身と心をゆだねていく。


△過激な濡れ場を演じた主演女優のパク・ミンギョン<映画より>

やがて、教授との結婚を考え始めた女学生に対し、
彫刻家でもある教授は、創作を最優先させるため、
結婚は考えていないことを告げる。

教授の元を離れた傷心の女学生は、自分に恋心を
抱く学生に対し、

「私の心に別の男の人がいても、私を愛することが
できますか?」

と問う。

学生は、生涯、彼女を愛し続けると誓い、2人の
交際が始まった。

大学卒業後、2人は結婚するが、女性が病魔に
襲われてしまい、子どもの出産と引き換えに
命を落としてしまう。

夫は、死ぬ間際まで彼女が教授を想い続けていた
ことを知り、愕然とさせられる。

夫から彼女の死を知らされた教授は、今さらながらに、
過去、自分が愛した女性は彼女1人だけだったことに
気づき、深い喪失感に襲われる。

「ヲタク」の趣向には全く合わない映画だった。

たとえ2人の男から違う形で愛されたとしても、幸福に
なれなかったら何の意味もないではないか。

あるいは、たとえ短い人生ではあったとしても、2人の
男から愛され、幸せだったと考えるべきなのだろうか。




(終わり)


韓国映画のFukuoka

2020年09月20日 |  〇映画・映画音楽

후쿠오카 「Fukuoka」 〇〇〇--
(1188)



2020年に公開されたインディーズ系のドラマ。中国
朝鮮族の張律監督がメガホンを取った韓国映画だ。

28年前の恋を引きずって生きる50代の韓国人男性
2人と、韓国語しかしゃべれないのに日本人や中国人と
意思疎通できる不思議な女性の3人が主人公。


△映画のオープニングシーンより

仲のいい先輩後輩の関係にあった2人の男は、ソウル
での学生時代に福岡市出身で在日韓国人の1人の
女子留学生と同時に恋に落ちた。

2人の男と同時に恋をした女性は、2人の男の狭間で
苦しんだ末、結局、1人を選ぶことができないまま、
大学を辞め、2人の前から姿を消した。

映画に彼女の姿は一切、登場せず、3人の会話で
語られるだけだった。

女性が去った後、2人の男は交際を絶った。

そして現在、先輩は彼女の面影を追いながら、福岡市で
小さな居酒屋を経営し、後輩は密かに彼女との再会を
待ちながら、彼女の大好きだった大学近くの古本屋を
経営している。


△福岡市で小さな居酒屋を営む先輩を訪ねた後輩と不思議な女性<映画より>

そんな2人が、不思議な女性に導かれるように、
福岡市で28年ぶりに再会し、和解を果たす。


▲先輩の居酒屋<映画より>▼福岡市中央区西中洲に実在する居酒屋<グーグルマップより>


もしかすると、不思議な若い女性は、2人が恋した在日
韓国人女性の化身だったのかもしれない...。

いずれにしろ、「ヲタク」の趣向には合わず、感情移入も
難しい映画だった。

ただし、映画の題名も舞台も福岡(市)であったことから、
福岡県在住の「ヲタク」が強い親近感を抱かざるをえない
作品だった。


△3人が橋を渡るシーンでは2台の西鉄バスが通り過ぎた<映画より>

それにしても、この映画を通じて、福岡の街を走る
西鉄バスの存在感の大きさに、あらためて気づかされた。


△右手のバスに、かすかに「Nishitetsu」のロゴマークが見える<映画より>

この映画で、最も強く「ヲタク」心を刺激したのは、
福岡市の街並みではなく、その街の中を颯爽と走り抜ける
西鉄バスの姿だった。



<追記>

全く個人的な話ながら、この映画は「ヲタク」に、
学生時代の甘酸っぱい片思いの記憶を呼び起こして
くれた。

30年以上も前の話だ。

当時、福岡市内の大学に進学した「ヲタク」は、
岡山県出身の一つ年上の女性に一目ぼれをして
しまった(「ヲタク」は現役、彼女は1浪で入学)。

教養科目の「朝鮮語」(1年後期、2年前期)を受講
したのも、彼女の影響だった。

隣に座った記憶はないが、彼女と同じ西鉄バスに
乗った記憶は確かにある。

キャンパスの正門から西鉄バスの停留所まで、
50メートルほどを一度だけ相合傘で歩けたのが、
彼女との最高の思い出だ(キャンパスもバス停も、
今はもう存在しない)。

「ヲタク」を韓国語(朝鮮語)との出会いに導いて
くれた直接的なきっかけは、間違いなく彼女だった。

ただ、直接、誘われたわけではなく、「朝鮮語を
取る」という彼女の会話を偶然、耳にしただけの
話ではあったが…。

決して認めたくはないが、「ヲタク」もまた、学生
時代に恋した(片思い)1人の女性の面影を、ずっと
引きずりながら、韓国語(朝鮮語)とともに年を
重ねて来たのかもしれない。

もしそうなら、「ヲタク」に、この映画に登場した
2人の男を憐れむ資格などない。



(終わり)


韓映画とオロナミンC

2020年09月19日 |  〇映画・映画音楽

오케이 마담 「OK! マダム」 〇〇---
(1187)



2020年に公開され、120万を超える観客を動員した
コメディ・アクション。

北朝鮮最強の戦闘工作員だった女性が、北朝鮮
内部の権力闘争にはじき出され、脱北後、整形
手術を施し、韓国で新しい人生を歩み始める。

そして、10年後。


△整形し韓国で暮らす元北朝鮮最強の戦闘員<映画より>

ソウルの下町の商店街で、人気のカベギ(ねじり
揚げパン)屋を営みながら、夫と娘の3人で幸せに
暮らしている。


△人気の揚げパン屋を営む主人公<映画より>

その3人がハワイ旅行に出かけた折、彼女の
拉致をねらう北朝鮮の工作員らが飛行機を
ハイジャックする。

もちろん、彼女らの大活躍により、工作員らは
撃退され、飛行機は無事、ハワイに到着した。

そこそこ楽しめる映画だった。


△韓国でも売られている「オロナミンC」(東亜大塚)<映画より>

なお、この映画では日本でもお馴染みの健康飲料、
オロナミンCが粋(いき)な役割を果たす小道具として
登場し、「ヲタク」心をくすぐってくれた。


(終わり)