福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

24時間配達可能!

2024年10月31日 |  ┣銀幕のチャジャン
대무가  「大巫歌」 〇〇〇〇-
(2135)



2022年に公開されたサスペンスコメディ。

ムダン(霊能者)予備校で出会った元ホストと就職浪人、そして霊能力を
失った見せかけのムダンの3人の男が力を合わせ、予備校秘伝の「大巫歌」
なる降霊術(参考:ウィキ)の力を借り、真のムダンとなり難事件を解決
する物語。

なかなか見ごたえのある娯楽映画だった。


△山中にまで配達されたチャジャン麺

ところで、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△出前箱には「24時間配達可能」の文字が

元ホストのムダンが、廃人と化した青年ムダンの意識を回復させるため、
山中で儀式を行うシーンだった。



元ホストは、儀式の合間に、出前で届いたチャジャン麺を音を立てながら
食べた。



たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

この世とあの世をつなぐムダンのすすり上げるチャジャン麺が、何か
特別なものに見えてしかたのなかったブログ主であった。

(終わり)

男尊女卑が生んだ悲劇

2024年10月30日 |  〇映画・映画音楽
붉은 댕기  「赤い髪飾り」  〇〇---
(2134)



2024年に公開されたインディーズ系の社会派サスペンス。

その昔、親の意向により、自分を強姦した知人男性と強制的に結婚させ
られた初老女性が、長年にわたる秘められた憎悪の生活の中で、徐々に
心を病んでいき、ついには無意識のうちに夫の命を奪ってしまう。


△夫の悪霊を払うために踊るムダン(霊能者)

その後、夫の悪霊や自分を殺人者と責める謎の女(幻覚)に苦しめられる
ようになった女性だったが、結局は犯行が明るみに出て逮捕される。

男尊女卑の社会意識が生み出した悲劇、とでも言えばよいのか。何とも
陰惨な内容の映画だった。

(終わり)

父親失踪の秘密

2024年10月29日 |  〇映画・映画音楽
엄마의 왕국  「母の王国」 〇〇〇--
(2133)



2024年に公開されたインディーズ系の犯罪サスペンス。

美容室を経営しながら女手一つで1人息子を育て上げた初老の母親が、
認知症を発症する。そして、そのことをきっかけに、20数年前の父親
失踪にまつわる真実が徐々に明らかになっていく。


△母親の美容室の名前は「王国美容室」

真実を知った主人公の息子は、真実ではなく嘘が人を幸せに導くことも
ある、と自らに言い聞かせながら、再び全ての真実を封印し、映画は
終わる。

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、認知症がパンドラの箱を
開けるきっかけになる、というプロットの新鮮さもあり、物語の展開には
そこそこ引き込まれてしまった。

(終わり)

チャジャンと慶尚道方言

2024年10月28日 |  ┣銀幕のチャジャン
빅토리   「ビクトリー」 〇〇〇〇-
(2132)



2024年に公開された青春ドラマ。

舞台は1999年、巨済島(参考:ウィキ)の商業高校。ダンスが
大好きな女子高生を主人公に、チアリーディング部に集った女子高生らの
活躍を描く、笑いあり涙ありの作品。


△主人公の親友は中華料理店の娘

この映画では、主人公の親友が中華料理店の娘だった関係で、ブログ主
こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)も2度、スクリーンに
登場した。


△部員でもある親友の店に集まったチアリーディング部の仲間

1度目は、チアリーディング部を作って間もないころ。


△主人公は個性の強い落第生

2度目は、部員たちの父親が参加している造船所のスト集会で踊ることを
決めた場所として。


△造船所のストを支援するためダンスを踊ることを決定

ブログ主にとっては、こだわりのチャジャン麺のみならず、馴染みの
慶尚道方言まで登場する、なかなか楽しい映画だった。

(終わり)

モラハラ男との共依存

2024年10月26日 |  ┣銀幕のチャジャン
사랑의 고고학   「愛の考古学」 〇〇---
(2131)



2023年に公開されたインディーズ系の恋愛映画。

主人公の女性は、単発的な講師職や発掘現場などの仕事で生計を維持
している、若い考古学研究者。その彼女とモラハラの激しい自己中心的な
男との、8年を超える精神的サド・マゾ関係について描かれている。
はたして、女性は、この男との特異な関係性から抜け出すことができるの
だろうか。

ちなみに、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が登場した。


△モラハラ男は音響技術者

モラハラ男が、主人公女性の過去の男性関係について、ネチネチと
責め立てる場面だった。


△男が女性の過去の男性関係の話題を持ち出すのは、その日だけで9回目

同じ話を執拗に蒸し返す男に女性が怒ると、男は急に態度を変え、彼女を
なだめ始める。そして、機嫌を直す女性。


△女性は男に怒ってみせるが・・

見ていてイライラさせられる2人の特異な「恋愛」の形がそこにはあった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

時には、人間の心が窒息させられてしまいそうな非健康的な空間にも
同席を強いられてしまう。それがチャジャン麺なのだ。

(終わり)

我が家のチャジャン飯

2024年10月25日 |  〇我家の韓国料理

△妻手作りのチャジャンライス

最近、家庭の中でチャジャン麺に関する話題が増えた影響だろうか?

韓国(プサン)出身の妻が、頼まれたわけでもないのに、生まれて初めて
チャジャンソース作りに挑んだ。原材料は、チュンジャン(黒みそ)、
ひき肉、玉ねぎ他。

正直、全く期待はしていなかったが、いざ口に入れてみると、これが
なかなかの美味。

チャジャンソースを麺にかければ「チャジャン麺」、ご飯にかければ
「チャジャンライス」。

「チャジャン麺」にしろ「チャジャンライス」にしろ、正確に言えば
韓国式中華料理、ということになろうか。


(終わり)

裏社会の男の大好物

2024年10月24日 |  ┣銀幕のチャジャン

△音をたてながらチャジャン麺をすすり上げる男

先日、プサンのヘウンデ(海雲台)開発を背景に描かれた韓国の犯罪映画
「部外秘」(鑑賞番号1838)を、久しぶりに再鑑賞させてもらった。


△チャジャンソースまで飲み干す男

そして、この映画では、2度のチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)
シーンがあることに気が付いた。

過去の鑑賞でも、1度目のシーンはちゃんと記録に残している。しかし、
2度目のシーンについては見落としていたのか、あるいは意図的に記録を
省いたのか。そこのところは、自分でもよくわからない。


△食後の一服

いずれにしろ、2度目のシーンでも、チャジャン麺を食べていたのは、
新旧の政界実力者にうまく利用され、最後には命を奪われてしまう、
裏社会の男。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。



チャジャン麺を美味しそうに食べる男の無残な最後は、より切実なもの
としてブログ主の胸に迫ってきた。

(終わり)

母子心中を阻止

2024年10月23日 |  〇映画・映画音楽
한밤의 판타지아  「一夜のファンタジア」  〇〇---
(2130)



2024年に公開されたインディーズ系の社会派ドラマ。

児童文学者の父親を持つ小学5年生の少女が、友人が巻き込まれそうに
なった母子心中に偶然、出くわし、危機一髪で阻止する物語。


△生活苦から娘(主人公の友人)を道連れに練炭自殺を企てた母親

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、物語の展開にはそこそこ
引き込まれてしまった。

(終わり)

輸入された韓国菓子

2024年10月22日 | 【日常の韓国】


先週末、福岡市に住む長女が、市内で買ったという韓国のお菓子を、妻に
プレゼントした。



以前、家族のSNSに写真を載せていたヤッカのお菓子だった。



後学のため、記録に残しておくことにした。


(終わり)

3言語対応の伊料理店

2024年10月21日 |  〇4言語表示等

△サイゼリヤは日英中の3言語対応

先週末の土曜日の夕方。福岡市での労組の会議を終えたブログ主は、
ショッピングを済ませた妻と娘2人の3人組と再集結し、市内のイタリア
料理風ファミレスで、軽めの夕食を食べた。

ちなみに、ブログ主が注文したのは小さめのピザ1枚。なかなかの美味
だった。



なお、その店の多言語サービスは日英中の3言語で韓国語には対応して
いなかったが、後学のため(?)記録に残しておくことにした。

(終わり)

オイキムチも絶品

2024年10月20日 | 【日常の韓国】

△末っ子の希望で昼食は焼肉

この週末、長男を除く家族4人で、福岡市箱崎の焼肉屋さんに行った。


△3種類のお肉が選べるランチ

末っ子(社会人1年目)にとっては初めての店だ。


△上質なお肉3種類がこの分量で約2000円

1人約2000円で美味しいお肉(好みの3種類)が堪能できるランチは
うれしい。


△付け合わせのオイキムチも絶品だった

お肉が美味しい店は、タレや付け合わせにも決して手を抜かない。今回、
口にしたオイキムチ(キュウリの浅漬けキムチ)も絶品だった。


(終わり)

前科者の純愛の結末

2024年10月18日 |  〇映画・映画音楽
새끼 손가락  「小指」  〇〇〇--
(2129)



2024年に公開されたインディーズ系の純愛ドラマ。

前科を持つ青年と青年の起こした事故で植物人間になった女性との
純愛の軌跡を描いたドラマ。


△青年と意識が戻った女性

女性が奇跡的に意識を回復した後、2人に絶望的な最後が訪れたわけでは
ないが、ハッピーエンドで終わる物語でもなかった。

ただ、映画を鑑賞し終えた者が、映画の余韻に浸りつつ、2人の幸福な
未来を想像する余地だけは、かすかに残されていた。

そこそこ見ごたえのある映画だった。

(終わり)

移民する韓国人女性

2024年10月17日 |  ┗注目女優
한국이 싫어서  「韓国が嫌で」 〇〇〇--
(2128)



2024年に公開された青春ドラマ映画。

大学を出て金融系の会社に就職したものの、手段を問わない利益至上
主義や体育会系(軍隊調)の職場風土にうまく適応できず、ついには、
会社を退職し、ニュージーランドに移民していく若い女性の物語。


△移民女性を演じた女優はコ・アソン(日本語wiki

ただし、いくら庶民の暮らしが豊かで時間的なゆとりもあるニュージー
ランドとは言え、決して万人にとっての楽園ではない。家族ぐるみで
移民した後、当地への適応に苦しむ韓国系市民らの姿も描かれており、
いろいろと学ばされることの多い作品だった。

(終わり)

4年5組の韓国人女性

2024年10月16日 |  〇映画・映画音楽
여름이 끝날 무렵의 라 트라비아타 「夏の終わりの椿姫」 〇〇〇--
(2127)



2024年に公開された癒し系の恋愛ドラマ。

済州島の海辺の町で、心に深い傷を持つ中年女性と心を病んだ中年男性が
出会い、互いに惹かれ合う。そして、2人の関係性の中で徐々に2人は
癒されていく。


△2人の関係性の中で癒されるワケありの中年男女

見ていてもどかしかったのは、2人の関係性が明確な恋へと形を変える
ことのないまま、映画が終わってしまったことである。2人の未来の
行方は誰にもわからない。

それでも、この映画で印象的だったのは、2人の出会い初めに、主人公
女性が男性に自分の年齢を切り出したシーン。


△自分の年齢をおもしろい言葉で婉曲に伝える主人公女性

彼女が口にした「4학년5반(4年5組)」が何を意味しているのか、
にわかには理解ができなかったが、それが「45歳」を婉曲に表現する
言葉だとわかった時、ブログ主自身、彼女に不思議な親近感を抱いて
しまった。


(終わり)

チゲ鍋風しゃぶしゃぶ

2024年10月14日 | 【日常の韓国】

△鍋スープは6種類の中から2つ選択できる

先日、妻と長男を連れ、食べ放題系のしゃぶしゃぶレストランに行った。


△選んだ鍋スープは、「チゲ」(左)と「すきやき」

選んだ鍋スープは、韓国風の「チゲ」と和風の「すきやき」。



ともに、大満足の美味だった。

(終わり)