福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

チャジャン麺とウォンビン

2023年06月30日 |  ┣銀幕のチャジャン
아저씨  「アジョシ」 〇〇〇〇〇
(1881)



2010年に公開され600万を超える観客を動員した、勧善懲悪型の痛快
アクション。主演はウォン・ビン

(※今回、久しぶりに再鑑賞した。実際、4、5回目の鑑賞になるはず
だが、なぜか、初回の鑑賞を当ブログで記録していなかった。)

成人指定の、かなりえぐい場面を含む映画ではあるが、韓流アクションの
傑作と呼べる作品だ。

ところで、この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)がしっかり登場していた。


△チャジャン麺を食べていた手下

ウォン・ビン演じる主人公の男が、飛ばしの携帯を扱っている闇業者の
事務所を訪ねた時のシーンだった。


△ウォン・ビンの後ろに小さくチャジャン麺が見える

手下の男が、テーブルでチャジャン麺を食べていた。


△投げられる手下とチャジャン麺

男は主人公に派手に投げられてしまうことになるが、画面の片隅には、
ちゃんとチャジャン麺があった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

チャジャン麺ウォッチャーを自認するブログ主としては、シーンの背景に
小さく映るチャジャン麺を発見する時の喜びは大きい。


(終わり)

韓国映画と漢陽都城

2023年06月29日 |  〇映画・映画音楽
안나푸르나「アンナプルナ」 〇----
(1880)



2023年に公開されたインディーズ系の青春ドラマ。

先輩・後輩関係にある2人の青年が、ソウル郊外のナクサン(駱山)を
登山しながら、お互いの恋愛経験や恋愛観について語り合う、という内容。



例によってブログ主の趣向には合わない映画だったが、韓国語の聞き取り
学習や観光地の情報収集と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。


△한양도성(漢陽都城)のトレッキングコースを歩く2人

なお、題名のアンナプルナとは、先輩があこがれているヒマラヤ山脈に
属する山群の名称。


(終わり)

漁船の上でキス

2023年06月28日 |  ┗注目女優
돼지 같은 여자  「ブタのような女」 〇〇〇〇-
(1879)



2015年に公開されたコメディタッチの家族ドラマ。

南海(対馬海峡)に面した全羅南道麗水市の小さな漁村を舞台に
繰り広げられる、起伏に富んだ家族のドラマ。


△主人公を演じた女優はファン・ジョンウム

主人公は母と弟といっしょに暮らす気性の強い女性。漁業のかたわら
養豚業、豚焼肉の店まで営む働き者でもある。

映画の軸になっていたのが、彼女と優柔不断でだらしない漁師の
青年との悲恋の物語。


△青年と付き合っていた頃のキスシーン

青年は主人公を愛していたにもかかわらず他の女性の猛アタックを拒み
切れず、子どもまでつくり、結局、仕方なく彼女と結婚する。


△漁船の上のキス

その後、2人はお互いへの思いを断ち切れないままに暮らすが、紆余曲折を
経て、結局は主人公もお見合い相手のさえない男と結婚し、村を出て行く。

村に残った弟が、姉の幸福を祈りながら、自分の初恋相手を守るため、
体を張った喧嘩を始めたところで映画は終わる。

切なく、そして乾燥した内容の映画ではあったが、物語の展開にはすっかり
引き込まれてしまった。

(終わり)

解散したバンドの復活

2023年06月27日 |  〇映画・映画音楽
마법사들  「マジシャンズ」 〇----
(1878)



2006年に公開された舞台演劇風のヒューマンな映画。

1人の女性メンバー(リーダーの恋人)の自死により解散した4人組バンド
「マジシャンズ」の元メンバー3人が、解散から3年後、自死したメンバーの
命日に江原道の音楽バーに集い、悲しみや葛藤を乗り越えながら、バンド
としての再起の第一歩を踏み出すまでの物語。


△自死したメンバー(右から2人目)の幻といっしょに新曲を歌うバンド

ブログ主の趣向には合わない映画だった。


(終わり)

韓コンビニのヒット菓子

2023年06月25日 | 【日常の韓国】

△隣のぽっちゃり君・ブラウニ「ヤッカ(水飴菓子)」クッキー

長女が韓国のプサンに出張した折、関連会社の代表からプレゼント
されたというコンビニ(CU)菓子。

一部で品切れ状態が続くなど、現在、韓国で大ヒット中のお菓子だ。

(近々、ブログ主も一口、味見する予定。)


△栗饅頭のような味だった、とのこと

もう一つは「ストーリー・オブ・ラマン」(愛人物語)という、
プサンに本店を置く全国チェーンのベイカリーカフェのお菓子。2個
もらったうちの1個は、長女が博多港(福岡市)に帰国した朝、朝食
代わりに食べたとのこと。


(終わり)

俺の冷凍カルビクッパ

2023年06月24日 | 【日常の韓国】
週末の金曜日、コンビニに寄り、晩酌のおともを探していたブログ主は、
ふと目に付いた冷凍のカルビクッパを衝動買いしてしまった。

間違いなく、今週、プサンに出張した長女の影響だろう。



それでなくても、今は梅雨の真っ最中。

唐辛子の辛味に含まれるカプサイシンが、ブログ主の胃腸の働きを整え、
夏バテ予防に役立ってくれるはずだ。



実際に食べてみると、お味の方もまずまず。ブログ主の舌には、ちょうど
よいパンチの辛さであった。

おかげで気持ちよく1週間を締めくくることができた。


(終わり)

美男美女がフラれる

2023年06月23日 |  ┗注目女優
패자부활전  「敗者復活戦」 〇----
(1877)



1997年に公開された異色のラブロマンス。すでにTVドラマで成功して
いた2大スター、チャン・ドンゴンキム・ヒソンの映画デビュー作。

1人の美女が突然、あるイケメンの元を訪れ、「自分の彼氏があなたの
彼女と浮気している」と告げる。その後、2人とも完全にフラれて
しまうが、紆余曲折の後、フラれた者同士が恋に落ち、結ばれる。
つまり、「패자부활전(敗者復活戦)」としての恋を成就させたという
わけだ。

ブログ主の趣向には全く合わない映画だった。


△主演女優のキム・ヒソン

ただ、女優のキム・ヒソンは、やはり魅力的だった。

(終わり)

プサン出張での食事

2023年06月22日 | 【日常の韓国】
ブログ主がプサンに出張したわけではない。

出張したのはブログ主の長女で、以下の写真は長女が家族用のSNS
グループに投稿したものだ。

まずは、彼女が昼食で食べたというカルビタン。


△本場のカルビタン

さすがは本場のカルビタンである。カルビ肉も大きく、肉の数も多い。
見るからにおいしそうである。

次に、夕食で食べたというミル麺と蒸し餃子(찐만두)。


△甘酸っぱいヤンニョムソースを混ぜた後のミル麺

店の写真も載せていたが、夕食は冷麺とミル麺の専門店で取ったようだ。


△店名は「嶺南冷麺・ミル麺

長女が撮った写真に目を通しながら、この夏、是が非でもプサン訪問を
実現させたいと思ったブログ主であった。


(終わり)

映画と南海に面した町

2023年06月22日 |  ┗注目女優
사이에서  「間で」 〇〇〇〇-
(1876)



2012年に公開されたインディーズ系のオムニバス映画。

慶尚南道の海辺の町を舞台に繰り広げられる2本の作品のオムニバス。
1本目は、ワケあり男女の破滅型逃避行。そして2本目は、投身自殺を
するために岸壁を訪れた男が、紆余曲折を経て生への意欲と希望を
取り戻す、ヒューマンコメディ。

ブログ主は、特に2本目の作品を楽しく鑑賞した。


△実に個性的で味のある演技を見せたチョン・ウヒとパク・チョルミン

男優のパク・チョルミンと、ワケありのタバンアガシ(性的サービスも
提供する喫茶店の若い女性店員)を演じたチョン・ウヒが、実にいい味を
出していた。

(終わり)

長女の韓国初出張

2023年06月21日 | 【日常の韓国】

△ニューかめりあから博多港国際ターミナルを望む

海運関係の会社で働いているブログ主の長女が、出張で初めて韓国の
プサン市を2泊2日(船中1泊3日目朝、福岡着)の日程で訪れることに
なった。


△博多港を出港したニューかめりあ

まさか自分の子どもが、定期的に韓国に出張するような仕事に就くことに
なろうとは。


△フェリーの船尾

正直、ブログ主も驚いている。


△船内の車両甲板と岸壁をつなぐのがランプウェイ

長女がプサンへの出張に使う移動手段は、博多港と釜山港を往来する
日韓国際フェリーのニューかめりあ号。人だけではなく、長女が
取り扱っている様々な貨物も載せて対馬海峡を往来している。


△ニューかめりあの特等室シングル

長女が乗船した船室は、特等室の1人部屋(行きは宿泊なし)。


△ブログ主もよく知るプサン駅前の東横イン

プサンで1泊する宿は、東横インをあてがわれたとのこと。

長女には、しっかりと仕事をこなしながらも、ブログ主の分までプサンを
楽しんでもらいたいものである。

何だか不思議な気持ちで、長女のプサン出張をブログネタにしてしまった
ブログ主である。

※画像は全てSNSのブログ主家族グループに長女が投稿したもの。


(終わり)

海に消える青年と映画

2023年06月21日 |  〇映画・映画音楽
물 안에서  「水の中で」 〇----
(1875)



2023年に公開されたインディーズ系の青春ドラマ。

俳優志望の青年が少ないながらも全財産をはたき、済州島の海辺を
舞台に、大学時代の友人と後輩を誘い、交通費や滞在費など全ての経費を
自分持ちで短編映画の制作にとりかかる。

監督とシナリオと主演男優は青年。カメラは友人に、そして女優は
後輩にまかせた。

若干の紆余曲折の末、最後に男優が入水自殺を遂げるシーンで劇中の
映画撮影が終わり、同時に映画自体も終わってしまう。

入水シーンの撮影では、スマホで録音されたとおぼしき、ある女性の
歌声が現場で背景に挿入された。その歌は、過去、青年がある女性の
誕生日を祝うためにつくった曲で、歌っている女性がまさにその
女性だった。


△青年が海の中に消えて行く「ラストシーン」

はたして、最後の入水シーンが単に青年がつくった短編映画のラストシーン
だったのか、あるいは、青年が初めから自分のつくる映画の中で自殺する
ために、そのシーンを準備していたのか?

全編を見終えた後に答えの出ない疑問を生じさせる、珍しいタイプの
作品であり、ブログ主の趣向には全く合わない、後味の悪い映画であった。


(終わり)

3人家族の再スタート

2023年06月19日 |  〇映画・映画音楽
컴,투게더  「Come,Together」 〇〇〇--
(1874)



2017年に公開されたインディーズ系の家族ドラマ。

夫婦共稼ぎの家庭に子どもは浪人生の娘1人。家計的には住宅ローンの
残額を2000万円ほど抱えている。会社で、そして予備校で厳しい競争に
さらされ、3人が3人とも精神的に全く余裕のない生活を送っている。

そんな家族を矢継ぎ早の不幸が襲う。管理職だった父親は突然のリストラを
宣告される。娘は2度目の受験にも失敗。カード会社の外交員をしていた
母親も失職。


△ハイキング先でにわか雨に打たれる家族3人

いきなり絶望的な状況に陥り、自分を見失いかけた3人だったが、
それでも、まだ彼らには命があり、そばには家族がいた。

3人が、それぞれに自分らしい人生を生き直すための新しいスタートを
切る心の準備を固めたところで、映画は終わる。

なかなか見ごたえのある家族ドラマだった。


(終わり)

おかしな韓国語

2023年06月17日 |  〇4言語表示等


6月中旬の土曜日、労組関係のイベントで福岡市内のあるビルを訪れた
折りのこと。

例によって、トイレの中で日英中韓の4言語による案内を目にした。

そして、おかしな韓国語を目にすることになった。



①の赤線部は「묻혀주세요」、少なくとも「묻힌다」くらいに表現
しないとおかしい。



②は、そのままでも通じるだろうが、やはり、語尾は「딲아주세요」の
方がいいだろう。



③の赤線部は、「물을 내리세요」くらいにしないと意味が通じない。

余計なお節介にはなるが、おかしくていかがわしい言語表現は、関係者や
関係する物全ての信用を落とすので、気を付けるにこしたことはない。


(終わり)

日英韓3言語で案内

2023年06月17日 |  〇4言語表示等


6月中旬の土曜日、労組関係のイベントで福岡市内の某会館を訪れた
折りのこと。



体温測定の案内が日・英・韓の3言語でなされていたので、見過ごす
ことができずにスマホで撮影。

老婆心ながら、写真にある「체온 측정 위치」とは「体温測定位置」の
直訳(韓国語音)。


(終わり)

夢のホームレスサッカー

2023年06月16日 |  〇映画・映画音楽
드림  「ドリーム」 〇〇〇--
(1873)



2023年に公開され110万を超える観客を動員したハートフルなコメディ。

暴力事件を起こし一度はピッチを去った元サッカー選手が、ワケありの
ホームレスの面々を率いてホームレス・サッカーワールドカップに出場し、
関係者みながそれぞれの人生を復活させていく物語。


△正確にはフットサル・ホームレスワールドカップ

この映画では、何よりホームレスワールドカップが実在するイベントで、
さらに2010年大会に出場した韓国チームの実話をモチーフに、この
作品が創作されたことを知り、驚いた。

(終わり)