福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国の「薬飯」に大感動

2024年03月31日 | 【日常の韓国】

△薬飯(左)と豆餅(右)

博多港(福岡市)でコンテナ貿易の仕事をしている長女が会社でもらった、
韓国の代理店からのお土産のおすそ分けだ。

日本的な感覚で言えば、全て一くくりにして餅菓子、くらいに表現して
しまいそうな食べ物だが、韓国では、もち米の原型を残した方には、
약밥」(薬飯)、あるいは「약식(薬食)」という立派な名前がある。
(上記&下記画像の左)。


△薬飯(左)と豆餅(右)

その薬飯。お味は、ブログ主の予想を大きく裏切る、異次元の美味。
薄荷の風味も、ほんのり口の中に広がり、上品で優しい甘みを醸し
出していた。

現代でも人気のある伝統食品には、それだけの理由があるのだ。

これなら、正直、お金を払っても、また食べたいくらいだ。


(終わり)

その刑事は霊能者だった

2024年03月29日 |  ┣銀幕のチャジャン
목스박 「牧師と僧侶と霊能者」 〇〇〇〇-
(2022)



2024年に公開された刑事物コメディ。

ムダン(霊能者)になった刑事をリーダーに、ヤクザ出身の僧侶と牧師が
トリオを組み、世にはびこる悪を成敗する物語。

映画の題名ともなっているトリオの名称「목스박」とは、목사(牧師)、
스님(僧侶)、박수무당(男のムダン)の頭文字3つを合わせて作られた
映画内での造語。



笑わせられながら、胸のつかえが取れるような、なかなか痛快な映画
だった。



なお、残念ながら、この映画にブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が登場することはなかったが、通常、チャジャン麺を
入れて運ぶ出前箱は登場した。

その箱の中には、極悪組織が麻薬や臓器の密売で手に入れた黒いお金の
束が入っていた。



それにしても、ジュラルミンケースの代わりに出前箱とは。

このシーンに限らず、総じてブログ主の笑いのツボをよく知っている(?)
コメディ映画だったと言える。



(終わり)

韓国仏教の「百八拝」

2024年03月28日 |  〇映画・映画音楽
벗어날 탈 脱 「脱」   -----
(2021)



2024年に公開されたインディーズ系のドラマ映画。

断食、「百八拝」(煩悩を消すための108回の連続礼拝)、座禅の修養で
解脱を目指していた男が幻覚で1人の女性を見るようになる。一方、実在
するその女性も、どこかで見たような、未知の男のイメージが心から
消えず、イメージの男に執着する。そして最後に、2人が現実に顔を
合わせて映画が終わる。


△悟りを目指していた男

観念的な独白が非常に多い、難解な映画で、ブログ主の趣向には全く
合わない作品だったが、例によって韓国語の聞き取り学習と割り切り、
最後まで鑑賞させてもらった。

(終わり)

中国菓子は初体験

2024年03月26日 |   〇中・露・越語
何の自慢にもならない話だが、ブログ主はシニアになるこの年まで、韓国
以外の外国には行ったことがない。

だから、ブログ主の中国体験と言えば、長崎と韓国プサンの中華街での
小さな経験が全て。プサンの中華街とは、けっこう濃い関係を持って来た
とは言うものの、中国のスナック菓子など、これまで食べたこともなければ、
見たことすらない。


△末っ子がもらった中国のスナック菓子(SNSの家族グループより)

それが、今度、ブログ主の口に入ることになった。

この春、佐賀の大学を卒業し福岡市に引っ越したブログ主の末っ子が、
大学時代にできた親しい友人(母親が日本人で父親が中国人。実家は
福岡市。)から、中国のスナック菓子を大量にもらったとのこと。


△福岡市内の友人宅で末っ子が食べた手作り餃子(SNSの家族グループより)

いろいろ聞けば、末っ子の友人の父親はブログ主の母校の大学で博士号を
取得された元留学生で、驚いたことに、ブログ主とは共通の知人(彼も
また同窓の中国人元留学生で福岡市在住)もいるシニア男性だった。


△末っ子の友人の父親とブログ主には共通の知人がいた

世の中(福岡と佐賀?)、本当に狭いものである。


(終わり)

中華風の豚キムチ

2024年03月25日 | 【日常の韓国】

△国道3号線沿いの中華料理店

この春、佐賀の大学を卒業し、福岡市で就職することになった末っ子が、
先週末、佐賀市から福岡市に引っ越した。

ブログ主は実家のトラックを運転し、妻(+愛犬)といっしょに、末っ子の
引っ越しを手伝った。一通り荷物の運搬を終わらせた後、今度は、妻と2人
だけ(+愛犬)で、トラックを実家(北九州)に戻すため、国道3号線を
東に走った。

その途中、国道沿いの中華料理店に立ち寄り、夕食を取った。


△大好物の長崎皿うどん(硬麺)

ブログ主は、大好物の長崎皿うどん(その店では「揚げそば」)を賞味。


△初めて食べた中華風豚キムチ

合わせて、中華風の豚キムチや餃子なども賞味。

大満足の夕食となった。

(終わり)

ムダンの息子の復讐劇

2024年03月24日 |  〇映画・映画音楽
신체모음.zip 「身体コレクション.zip」 〇〇〇--
(2020)



2023年に公開されたオムニバス形式のホラー映画。

数編の作品の中でブログ主が最も興味深く見たのが、ムダン(霊能者)の
息子のやむにやまれぬ復讐劇。


△いくら謝っても3体のゴーストたちは加害青年を許さなかった

霊が見えるというムダンの息子を散々、いたぶり続けた青年グループが、
ゴーストたちから容赦ない制裁を受ける、という展開の作品だった。

現代の韓国社会で、若い世代にも連綿と引き継がれていくムダン信仰の
現在地を見た気がした。

(終わり)

またまた箱崎で焼肉

2024年03月23日 | 【日常の韓国】


△正面は、再開発を待つ九大旧箱崎キャンパス跡地

3月下旬の土曜日。



ブログ主は、またまた福岡市東区の箱崎で焼肉を食べた。



今回は、末っ子を除く家族4人でランチ(選べる3品)を賞味。



ブログ主だけ、白菜キムチを追加で注文。



お肉もキムチも、大満足の美味だった。

(終わり)

ストーカーを闇に葬る

2024年03月21日 |  〇映画・映画音楽
화녀  「火女」 〇〇〇--
(2019)



2024年に公開されたサバイバル・スリラー。

飲酒運転で人身事故を起こし、目下、謹慎中の有名女優が、サイコパスの
ストーカーを相手に命懸けの闘いを繰り広げる。


△自分のスクリーン復帰をかけ、全てを闇に葬ろうとする主人公

巻き添えをくらい命を落とした犠牲者の死体も含め、果たして彼女は、
全てを闇に葬り、生き残ることができたのであろうか?

結末を明らかにしないままに終わる、ブログ主が嫌いなタイプの映画
ではあったが、物語の展開にはすっかり引き込まれてしまった。

(終わり)

「イコール」を韓国語で

2024年03月20日 |  〇語彙と表現
久しぶりの韓国語ネタである。例によって、一般的な韓国語学習には、全く
役に立たない。

メジャーリーグの開幕戦、ドジャース-パドレス戦の第一試合(韓国ソウル
高尺ドーム)を翌日に控えた今夜(3月19日)、日本人選手(大谷、山本、
ダルビッシュ)がらみのTVニュースを福岡の自宅で見ていたブログ主。


△画像は「スポーツ韓国」より

ドジャースの臨時応援団でチアリーダーを務める韓国人女性が日本メディアの
取材に応える中、韓国語で

「野球は、イコール、世界平和ですよ。」

と語っていた。

ここで、ふと「イコール」の韓国語発音にこだわってしまうブログ主がいた。

ハングル検定の1級を取って(1996年)以降も30年近く韓国語の学習を
ネチネチと続けているブログ主ではあるが、依然、韓国語の外来語表記、
つまり外来語の正確な発音は鬼門であり続けている。

ブログ主の耳には「이콜」としか聞こえなかったが、調べてみると、正確な
韓国語表記(発音)は、「이퀄」。

だから、韓国人チアリーダーの発言を韓国語で正確な文字にするならば、

야구는 이퀄 세계평화에요.

と、なる。

(終わり)

貯金通帳に救われる

2024年03月19日 |  〇映画・映画音楽
겨울 이야기  「冬物語」 〇----
(2018)



2023年に公開されたインディーズ系の家族ドラマ。

自分の排泄物で遊ぶくらいにまで悪化した認知症の義父を、最後の日まで
自宅で世話し続けた中年女性の物語。


△祖父が壊した壺の中から自分名義の通帳を発見した孫

義父の死後、義父が孫(主人公の1人息子)の大学進学のために孫の名義で
蓄えていた貯金通帳が、割れた壺の中から偶然、見つかった。

あまりにも出来過ぎた展開だとは思いながらも、現金なもので、ブログ主
自身、少しだけ救われたような気持になったのは事実である。

(終わり) 

女教師、秘密の経験

2024年03月17日 |  〇映画・映画音楽
안개마을  「霧の村」 〇〇---
(2017)



1983年に公開された淫靡な異郷体験ドラマ。露出は少ないながらも、成人
指定の映画。

時代は1980年代初め。バスは通っているが電話は通っていない、慶尚道の
山奥にある小学校に赴任した1人の若い女性教師が主人公。


△バスは通っているが電話のない山奥の村

彼女は、その孤立した閉鎖的な村で、性的暴行を含む、予想もしなかった
被害に会いながら、村の秘密を探り当て、1年後に静かに村を後にする。


△主人公は、都会から山奥の小学校に赴任した若い女教師

その村の秘密とは、口のきけない障害を持つ2人の男女と、他の村人たち
との性的関係のことで、にわか雨の日、水車小屋で彼女を無理やり犯した
男も、口のきけない男だった。

例によってブログ主の趣向には合わない映画だったが、韓国語の聞き取り
学習と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。


(終わり)

韓国の餅菓子をもらう

2024年03月16日 | 【日常の韓国】


博多港(福岡市)でコンテナ貿易関係の仕事をしている長女が、韓国の
代理店からお土産(?)をもらったとのこと。



韓国の餅菓子のようだ。

長女が手にしたのは写真に写ったお菓子のうち、6、7個。全てブログ主
(&妻)にくれることになっている。

特に好物というわけではないが、楽しみである。

(終わり)

青島の韓国人詐欺組織

2024年03月15日 |  〇映画・映画音楽
시민덕희   「市民のトッキさん」 〇〇〇〇〇
(2016)



2024年に公開され、170万を超える観客を動員した犯罪捜査
ドラマ。実話を元に脚色し、映画化した作品だ。

クリーニング店を火災で失った上に特殊電話詐欺で300万円を超える
お金をだまし取られた中年女性、トッキの元に、彼女をだました、まさに
その青年からおかしな電話がかかる。彼は、中国、青島にアジトを置く
韓国人詐欺グループの監禁から脱出するため、被害者である彼女に助けを
求めたのだった。


△映画の主要舞台は中国、チンタオ(青島)

だまし取られたお金を取り戻そうとする彼女と犯罪グループから自由に
なりたい青年の、国境を跨いだ奮闘劇の始まりだ。


△在韓、在中の中国朝鮮族の協力も得ながら詐欺グループを追う主人公(画面手前右)

スリリングな紆余曲折の後、主人公の命がけの活躍により詐欺グループの
ボスが逮捕される瞬間には、大きなカタルシスを感じさせられた。

見る者を心から楽しませてくれる、実に痛快なオバチャン・アクション
映画だった。


(終わり)

太白線は寧越郡を通る

2024年03月14日 |  〇映画・映画音楽
감자 심포니   「ポテト・シンフォニー」 〇〇〇--
(2015)



2009年に公開されたインディーズ系の友情物語。

江原道ヨンウォル(寧越)郡を舞台に、高校生時代に対立関係にあった
番長同士の2人の男が、約20年後に故郷のヨンウォルで再会し繰り広げ
られる、確執と和解の友情物語。片方の番長の子分であった男の視点を
中心に物語が展開される。


△ヨンウォル郡を走る太白線

監督(兼主演男優)をはじめ、主要な登場人物は皆、ヨンウォル郡の
出身者。アクセントに特徴のある地域の方言も多く登場していた。

なかなか見ごたえのある映画だった。


(終わり)

夫婦の元カレと元カノ

2024年03月12日 |  〇映画・映画音楽
극적인 하룻밤 「劇的な一夜」  〇〇---
(2014)



2015年に公開された恋愛映画。

ある新婚夫婦にフラれた傷心の元カレ、元カノ同士が出会い、新しい
恋愛を成就させるまでの紆余曲折をコミカルに描いた映画。



ブログ主の趣向には合わない映画だったが、例によって韓国語の聞き取り
学習と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。

(終わり)