福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と観世音菩薩

2020年10月06日 |  〇映画・映画音楽

동승 「童僧」 〇〇---
(1203)



2003年に公開されたドラマ。

主人公は、物心のつく前から寺で育てられて
きた小僧。彼は、お寺の手伝いや修行をする
毎日を送りながらも、決して迎えに来ない母親を
待ち続けている。

その彼が思春期を迎え、ついに母親を探す
ために寺を後にし、冬山を下るところで映画が
終わる。


△名前も知らない母親を探しに外の世界に向かう少年<映画より>

何とも切ない映画だった。

この映画で印象に残ったのは、10代後半と見える
兄弟子が、女性への肉欲を絶とうと必死に修行する
場面。


△女性への肉欲を消すことができず苦悩する兄弟子<映画より>

彼が木鐸を叩きながら延々と唱えていたのは、

관세음보살(観世音菩薩)

いわゆる観音様のことだ。

結局、彼は修業を断念し、主人公よりも先に山を
降りた。



(終わり)