やわらかい螺旋

徒然なるままに

2022-01

2022-02-01 08:46:55 | 
2022年1月の読書メーター
読んだ本の数:62冊
読んだページ数:12472ページ
ナイス数:560ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2022/1
■幽霊人命救助隊 (文春文庫)
自殺して幽霊になった裕一、八木、市川、見晴の4人が、天国行きとの交換条件として、7週間のあいだに自殺志願者100人の命を救えと神から命令された。
モノを動かしたり壁をすり抜けたり出来ない4人は、志願者を思いとどまらせるために知恵を絞る。
最後の裕一の父親よりも、9歳の明の件が一番印象に残った。
「明が教室を出て、職員室に向かって歩き始めた。彼の真髄を知らぬ大人に叱られるために。本物の暴力にさらされるために」
マルツィアーレ。勇壮に。グランディオーゾ。堂々と。


読了日:01月31日 著者:高野 和明
https://bookmeter.com/books/579330

■最高の空港の歩き方 (ポプラ新書)
飛行機に乗るためだけの空港じゃない、空港の楽しみ方。
日本の空港で最も早くからショッピングモール化が進んでいるのは新千歳空港。
離島の小さい空港でありながら商業施設のノウハウが詰まった新石垣空港。
羽田空港の絵馬の自動販売機(おそらく日本で唯一)を見に行きたいなあ。
まだ設置されているのかな。

読了日:01月31日 著者:齊藤 成人
https://bookmeter.com/books/11989414

■変な鳥 ヤバい鳥 どでか図鑑 (エイムック 3799)
美しい鳥でもなくカッコいい鳥でもなく、変でヤバい鳥。
絶滅しかけているインドネシア・オナガサイチョウなんかはもう、変でヤバいと言いたくなる。
こういう特徴的な見た目だから人間に目をつけられて狩られてしまう。
南アフリカあたりに生息しているシャカイハタオリの巣は数百羽が暮らす違法建築マンション、迫力あるなあ。
ムクドリは世界の侵略的外来生物ワースト100のリストに入っていて、鳥類はたった3種しか選ばれていないのだそうですが、ムクドリのほかのあと2つがなんなのか気になる。

読了日:01月30日 著者:ワクサカソウヘイ
https://bookmeter.com/books/12157095

■はじめてでも編めるマルシェとハンドバッグ-ズパゲッティのバッグLESSON37
服地などをアップサイクルしたズパゲッティとそのシリーズの糸で作るバッグ。
マルシェとは何ぞやと調べてみたら、買い物用のバッグのことかな。
そこまで大容量じゃないので買い物かごっぽいバッグ、みたいな感じ。
何回か練習すれば大丈夫かな、楽しく作れそう。

読了日:01月30日 著者:
https://bookmeter.com/books/13399858

■ニャンニャンにゃんそろじー
小説にまんが、猫作品が詰まったアンソロジー。
猫ってこうだよねと一番思ったのが、町田康「諧和会議」でした。猫らしさもあるし、町田康らしくもあった。
まんが作品では、ねこまき「猫の島の郵便屋さん」の生活に溶け込んでいて特別感のなさがリアルで良かったのと、
北道正幸「ネコ・ラ・イフ」世界にいる動物がすべて猫だったらこうなりそうで面白かった。

読了日:01月29日 著者:有川 浩,町田 康,真梨 幸子,小松 エメル,蛭田 亜紗子,ねこまき(ミューズワーク),北道 正幸,益田 ミリ,ちっぴ
https://bookmeter.com/books/11601518

■怖い橋の物語 (河出文庫)
世界の橋を彩る不思議な物語。
オランダのサンクン橋は他の本で見ましたが、何度見ても不思議だなあ。
アヴィニョンの橋で~♪の歌に出てくる橋が実在していると思っていませんでしたが、輪になって踊るのが不可能かつ渡れない橋なので余計にフィクションぽく感じます。
石見銀山の三本の反り橋は寺の本堂と石窟を行き帰りするためのもの、そういう意味で設置しているのがすごく日本らしい。
山梨県の掛川「猿橋伝説」先進国で猿が身近に棲息しているのは日本だけ。えっそうなんだ。

読了日:01月29日 著者:中野京子
https://bookmeter.com/books/13273398

■ランドネ特別編集 ロープウェイで山歩き (エイムック ランドネ特別編集)
ロープウェイを利用した登山。
体力に自信がないから途中までロープウェイを利用するにしても、やっぱり山歩きには違いないので装備にはそれなりに気を付けること。
ロープウェイの駅周辺の情報があればなあ、ロープウェイを乗りに行くだけも楽しそうなんだけど。

読了日:01月28日 著者:
https://bookmeter.com/books/12223139

■子どもがひきこもりになりかけたら マンガでわかる 今からでも遅くない 親としてできること (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
ひきこもりの解決を手助けする。
確かになあ、言われてみれば、職種にもよるんでしょうが、私たちのときは就職するのにそれほど苦労はなかった気がします。
そのときとは時代が違う。
就活の大変さも違いすぎて、親がジェネレーションギャップに気が付かないと子どもは追い詰められてしまう。
子どもの人生は子どものもの。母親は自分の人生を生きる。

読了日:01月28日 著者:上大岡 トメ
https://bookmeter.com/books/9829643

■幽霊たち
岩楯家の一族の惨劇。
家系図が無かったら絶対に挫折してたと思う。読んでる最中もずっと家系図のところに栞を置いて、しょちゅう確認してた。
幽霊たち、と複数形なので、気が付いていないだけで実は里沙のほかに幽霊がいて、リアルの人間っぽく振る舞ってるヤツでもいるのかと思ってしまった。
一番可哀そうだったのは多分、鷺坂孝臣で、横江と異父兄弟っていうのが後出しじゃんけんみたいでなんか気持ち悪い。


読了日:01月27日 著者:西澤 保彦
https://bookmeter.com/books/13094817

■ハナモゲラ和歌の誘惑
短歌に関するエッセイと、巻末にはジャズ・ピアニスト山下洋輔との対談を収録。
ハナモゲラ短歌を知らなかったので、面白いことするなあというのが最初の感想。そして、自分にはこれは詠めないな、とも思う。
遊べるだけの機転と語彙力がないですもの。
俵万智「サラダ記念日」の言葉遣いのさりげなさは、普通にやってるように見えるのが恐ろしい。

読了日:01月27日 著者:笹 公人
https://bookmeter.com/books/11603862

■世界一美しいメダカの育て方
「本書では、メダカの生態、飼育の仕方、繁殖法など、メダカの魅力と育て方をすべて網羅しています」
メダカは意外と丈夫で初心者でも飼いやすい。
飼育するうえで気を付けるポイントをやさしく解説しているので、これからメダカを飼ってみようかなと思うひとへの入門書に良いかも。
それにしても、ひれの長さにキラキラな色合い、メダカってこんなに色んな種類がいるんですね。
品種改良に夢中になるひとの気持ちが分かる。

読了日:01月26日 著者:
https://bookmeter.com/books/15867580

■~「日本でいちばん大切にしたいリフォーム会社」の社長が書いた~ 住宅リフォームを考えたら必ず読む本
よいリフォームをするために、知っておくべきこと。
リフォーム会社としてやれることはやりますが、客のほうもやらないといけないことってあるんだよ?ってことですね。
巻末に掲載されてる会社の住所を見たら近所だったのでちょっとびっくり。

読了日:01月26日 著者:二宮 生憲
https://bookmeter.com/books/12848766

■扉守(とびらもり)
「この土地は、どういうわけかチカラが流れ込んで溜まりやすい場所なんだって。エネルギーというかパワーというか」
尾道をモデルにした瀬戸内の小さな町「潮ノ道」で起きる不思議な出来事。
日常ファンタジーという感じでした。
持福寺の住職・了斎さんは、この場所の住職だから多少のことには動じないのは分かるけれど、住民たちもなんとなく不思議なことを不思議なまま受け入れているみたい。
「帰去来の井戸」と「ピアニシモより小さな祈り」が良かったです。

読了日:01月25日 著者:光原 百合
https://bookmeter.com/books/578426

■八十八年目の機嫌
公明新聞や新潟日報など、あちこちで書かれたエッセイをまとめた本。
頭髪が寂しくなってきたので還暦の誕生日に丸坊主。
人間は不要になった器官は進化に伴い逆に退化していくが、禿げ頭は人類の進化の先端。
「頭髪も、先祖がえりをしたり、子孫の先取りをしたり、忙しいことだが、それにしても、どうして私はこんなに頭髪にこだわるのだろう」
茶目っ気があり楽しく読めました。
2度の引っ越しで紛れてしまった芥川賞の副賞の時計が見つかりますように。

読了日:01月25日 著者:宮原昭夫
https://bookmeter.com/books/16343641

■手に持って、行こう ダーリンの手仕事にっぽん
岐阜県関市出身のさおりさんがトニーさんと一緒にふるさとで刃物と器と紙を作る体験ルポ。
紙のサイズ「A版・B版」A版はドイツ発祥の世界基準で、B版は美濃和紙を基準にして想定されたもの。
「黄金比(1:618)」以外の「貴金属比」の名前はほぼ知られていないが、紙のA版B版は「白銀比(1:1.414)」と呼ばれ、白銀比は日本で良く使われるから「大和比」とも言われる。
勉強になるなあ。
陶芸が楽しそうでした。高台にも良し悪しがあるんですね。

読了日:01月24日 著者:小栗 左多里,トニー ラズロ
https://bookmeter.com/books/12924741

■魚焼きグリルのかんたん絶品レシピ
魚焼きグリルというくらいだから、魚を焼くためにしか使ってなかったんですが、ある日なんとなく食パンを焼くのにちょうどいいんじゃないかと気が付いて、それからはほぼパン専用になりました。
オイルをまぶして炒ったパン粉があればコロッケやフライも作れる。
鍋で煮込むより水分が蒸発しにくいので、クリーム煮込みハンバーグは、牛乳でのばしたホワイトソースだけで煮込める。
食パンと目玉焼きなど、複数の料理を一度に作るときには、火のあたりが強いバーナーの下に火の通りにくいものを並べるのがコツ。

読了日:01月24日 著者:川上 文代
https://bookmeter.com/books/9325385

■体育会系探偵部タイタン! (講談社タイガ)
高校で自分の居場所を探していた白井球人は、ひょんなことから、体育会系探偵部「タイタン」の仲間に引っ張り込まれ、学校内の謎に巻き込まれる。
推理力ゼロ、体力と気力だけでどうにかしようとする筋肉自慢のタイタンは暑苦しくてウルサイけど仲間としては悪くない。参謀タイプの白石がいれば鬼に金棒かも。
文科系探偵部「ブンタン」の顧問の千堂が色々やらなかったらもうちょっと同情できたんだけどなあ。
美織がほどほどの距離で白石を見守ってる感じで、良い幼馴染みだ。

読了日:01月23日 著者:清水 晴木
https://bookmeter.com/books/13028906

■猫だましい
「自らの闘病と様々な生命の輝きと終わりを、等価にユーモラスに潔く綴る、名エッセイ」
人間だって猫だって、命は命。
言葉にするのは容易いが、それを実感したうえで使うのは難しいと思う。
生きることは死んでいくことと背中合わせ。
両親と猫たちを看取ってきたから、大腸がんだと宣告されても「またやっちまった」になるのだろうな。

読了日:01月23日 著者:ハルノ 宵子
https://bookmeter.com/books/16754228

■うみのとしょかん チンアナゴ3きょうだい (どうわがいっぱい)
ヒラメが面倒を見ている海の中の図書館にやってくる海の生きものたち
チンアナゴの3兄弟が本を読んでいるうちに、体が絡まってしまうのが可愛い。
それほど夢中になってしまうなんて面白い本だったんだろうな。
絵本の気分を味わったエイが楽しそう。

読了日:01月22日 著者:葦原 かも,森田 みちよ
https://bookmeter.com/books/12440323

■結局できずじまい
あなたの「できないこと」って何ですか?
ヨシタケさんの「自分にできないこと」について。
砂漠のキャッチャーのたとえにすごく共感、私もそういうところあるなあ。
私の背中にも優しいひとたちの手の跡がついているのかも。

読了日:01月22日 著者:ヨシタケ シンスケ
https://bookmeter.com/books/5682622

■超動く家にて 宮内悠介短編集 (創元日本SF叢書)
16編を収録した自選短編集。
どれも面白かったんですが、設定にやられたのは3つ。
「トランジスタ技術の圧縮」雑誌圧縮なんて謎競技、実際にあったら是非見たいです。
「超動く家にて」ほんとに超動いてるw平面図のこの箱みたいなやつは何だろうと思ってたら、そうかベッドか。
「法則」ヴァン・ダインの二十則に支配されている世界では、被害者より犯人のほうが不憫なことになりそう。


読了日:01月21日 著者:宮内 悠介
https://bookmeter.com/books/12593313

■面白すぎる「おもちゃ」研究序説 (中経の文庫)
「おもちゃのまちバンダイミュージアム」の所蔵品を中心にした玩具の背景やエピソード。
テレビの普及などで消えていった紙芝居やブームの時には600万個の売り上げを誇ったアメリカンクラッカーなど
「昔のおもちゃになればなるほど、個々の遊び方や時代背景の説明がいかに必要なのかを、私は日ごろから痛感していました」
今の子供たちにはもう、これがおもちゃかどうかも分からないものもあるのかも。
現在、ガムは「食品」として流通しているが、元々は「玩具」とみなされていたのがとても意外でした。

読了日:01月21日 著者:櫻田 純
https://bookmeter.com/books/646162

■ポルトガル名建築さんぽ
ポルトガルの建築を訪ね歩く。
地方ごとの食べ物やコラムも充実。
ポルトガルを代表する伝統工芸、装飾タイル「アズレージョ」が使われている建物がきれい。
アズール(青)だから、てっきり青いタイルだけかと思いましたが、フレスカ村のアズレージョ工房のタイルを見ると色とりどり。
表紙はブラガ郊外のボン・ジェブス教会。
タンクに入れた水の重みで動くケーブルカーで行くこともできる。

読了日:01月20日 著者:矢野 有貴見
https://bookmeter.com/books/15418686

■サインボード・アート (CLUTCH BOOKS)
「本書はサインペイントに情熱を燃やすアーティストから、世界各国で見ることができるサイン看板の実例までも網羅」
建物の壁に描くと、描いた場所によってはかなり遠くから見えることもあって、目印的な意味合いですごく分かりやすそう。
窓ガラスのはシールか何かを貼り付けてるんだと思ってましたが(シールを貼ることもあるんでしょうけれども)一発勝負で仕上げるのは緊張感あるなあ。

読了日:01月20日 著者:
https://bookmeter.com/books/9846750

■我が家のヒミツ (集英社文庫)
家族をテーマにした短編集。
「虫歯とピアニスト」「妻と選挙」になんとなくほのぼのとした気持ちになりました。
「妊婦と隣人」がもっとホラーな感じにならなくて良かったけれど、これはこれでミステリ。
ひとめを避けるつもりなら、もっと普通に生活しないとダメですね。
ところで表紙のこの場所がどこなのかがすごく気になります。

読了日:01月19日 著者:奥田 英朗
https://bookmeter.com/books/12905790

■子どもがよろこぶオモシロ雑学 (角川文庫)
おとなが読んでも面白かったです。
ステンレスはすでに錆びているからそれ以上は錆びない。
アンデスメロンはサカタのタネが開発した日本産のメロンっていうのが意外でした。
スカイダイビングで使われるパラシュート、たしかに中心部に穴が開いていて、どうしてなんだろうとずっと思っていました。
空気の通り道があるからバランスよく開いてまっすぐ降りられる、なるほどね~。

読了日:01月19日 著者:本郷 陽二
https://bookmeter.com/books/5444481

■台北・歴史建築探訪ー日本が遺した建築遺産を歩く
「台北市内に残る日本統治時代の建築物を豊富な写真とともに紹介」
大正5年に竣工した旧台湾総督府台北医院はいわゆる「辰野式」の赤レンガの建物、この時代の台湾でよく見られたスタイル。
関東大震災の後に定められた建築基準に従い、耐震構造がしっかりと施された堅固な建物、旧老松国民学校。
老朽化で取り壊されたものも多いのだろうけれど、整備されて残っていたりするのがすごいなあ。

読了日:01月18日 著者:片倉 佳史
https://bookmeter.com/books/13321941

■新しい食べ方でやせる&健康になる 寒天レシピ
食物繊維が豊富な寒天を使ったレシピ。
家にたくさんある粉寒天を使い切る努力をしているところなのでレパートリーを広げるために図書館で借りた本。
だし汁と卵で作る「卵寒」は、これで卵サンドを作ったら意外とおいしいかも。
角寒天は戻したら、煮溶かしたりせず、細かく刻んでひき肉と混ぜて揚げる(チキンナゲット)のもアリなんですね。

読了日:01月18日 著者:石澤 清美
https://bookmeter.com/books/11950234

■嗤う淑女 二人
蒲生美智留と有働さゆり、史上最凶のコンビの誕生。
ふたりに縁がある埼玉県警の古手川と御子柴もちらっと登場。
桐島とはウマが合わないからと宮間に美智留の件を告げた麻生班長はさすがにしたたか。
さゆりはこのままやられっぱなしと思えないし、美智留も逃がしたままにするとは思えない。
どちらが先に仕掛けるか、なんだか楽しみ。

読了日:01月17日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/18247933

■乱視読者の帰還
アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」を読み解く「明るい館の秘密」を目当てに図書館で借りた本。
10人の登場人物が集う孤島の館をゴシック風に仕立てなかったクリスティ。
この館は、どこまでも明るく影のない「何も隠されていない」館。
清水俊二氏は「I'll watch the girl」(あの娘を見張っていよう)を「怪しいのはあの娘だ」と訳したが、叙述トリックにひっかかった誤訳。

読了日:01月17日 著者:若島 正
https://bookmeter.com/books/458583

■blanc #1 (EDGE COMIX)
物理的な距離と心の距離がリンクしてしまうようなつらさ。
佐条母とハラセンがさすがのおとな感。
立場もやり方も違うけれど、佐条と草壁に何か言えるとしたらこのふたりだ。
宮村さんは本当に良いコだなあ、こういう友達は心強いね。
谷くんに説教してる場合じゃないぞ、下巻に続く。

読了日:01月16日 著者:中村明日美子
https://bookmeter.com/books/16438973

■blanc #2 (EDGE COMIX)
白紙になった白・blancから、結婚式の白・blancへ。
青春の日々の象徴のようなあのときのソーダは、めぐりめぐって、またふたりの元に戻ってきた。
「うちの光と同じ名前だ」の草壁父は苦労を乗り越えてきたからこそのあの表情だと思う。
自由学園明日館の雰囲気は本当にいいですよね(うっとり)。
おめでとう君たちに幸あれ。
読了日:01月16日 著者:中村明日美子
https://bookmeter.com/books/16656367

■新しい世界で 座間味くんの推理
座間味くんシリーズ。
座間味くんのひとことで事件の様相がひっくり返る。
ハイジャック事件で人質になった赤ちゃんが成長して、座間味くんと大迫さんと酒を酌み交わすようになるとは。
玉城聖子は、用意周到な手助けの全貌が分かったうえでちゃんとこれからも自立してやっていけそうだし、良かったなと思っていたら、そうかそうくるか。
大迫さんにしてもこれなら安心だろうな。

読了日:01月15日 著者:石持 浅海
https://bookmeter.com/books/19130540

■英国ロックダウン100日日記
2020年3月23日から始まったイギリスのロックダウンの日々を過ごした記録。
体調不良でコロナかもしれないからと、のっけから自主隔離している最中にパートナーの母親が亡くなって
「親族の集まるお別れ会はいま相談しても先が見えないし、なんにも決めてません。決めません」
ニューノーマルはコロナのせいで常識が歪んでしまった世界ではなく、コロナをなんとかするためのトライアル・アンド・エラー。

読了日:01月15日 著者:入江敦彦
https://bookmeter.com/books/16481617

■ぽっちゃり女子のファッションbook
コンプレックスを具体化することは、効果的な着やせファッションへの近道。
上半身ガッシリ型、下半身ドッシリ型、全体がビッグ型、ぽっちゃりを3タイプに分けて、タイプ別ごとの着こなしを提案。
モデルさんがぽっちゃりさんなので、説得力があります。
巻末にショップガイド掲載。
ZARAやH&Mは流行デザインをコスパ良く手に入れられる。

読了日:01月14日 著者:大瀧 彩乃
https://bookmeter.com/books/11870638

■手編みのかわいい猫の首輪
「糸を編んでつくる首輪は、軽くてやわらかい手触りが魅力。素材以外にも安全面にも考慮し、安全バックルを使う作り方を紹介しています」
首輪の他に、エリザベスカラーとスタイも掲載。
親子ペアの首輪の、子猫が青虫チャーム、親が蝶々チャームっていうのが可愛かった。
エリザベスカラーを手作りするなんて考えたこともなかったけれど、糸で編んだやつでも用が足りるなら猫のストレスが少なくなりそう。

読了日:01月14日 著者:
https://bookmeter.com/books/14837588

■溺れる犬は棒で叩け THANATOS (講談社ノベルス)
長野の山奥の廃村にある在澤家の当主・博道(双子の生母の兄)の後継ぎとして選ばれた美樹。
まだ生きてる当主の後継ぎをめぐる親族会議は当然フラグ、案の定の横溝正史な展開に。
今回は真樹・高槻と一緒に出屋敷が同行、被害者の霊に犯人を教えてもらうなんて本物すぎる。
犯人はコイツだと分かった後からがこの話の本筋、頭痛の薬と出屋敷の手袋、真樹の中にも死神が潜む。
自分たちのためには殺人犯にはいちいち死んでもらった方がいい。
そんな彼らが時折ものすごく親切で「経歴を綺麗にしてやった」のは古賀のことか。

読了日:01月13日 著者:汀 こるもの
https://bookmeter.com/books/6855327

■バーの主人がひっそり味わってきた 酒呑み放浪記
銀座のバー「ロックフィッシュ」店主、間口一就さんの呑み歩きエッセイ。
色んなところでおいしいものを飲んだり食べたりするのも勉強のうち。
飛行機に乗って青森で買い出し。え、わざわざ青森まで行くのかとびっくり。
太宰治の斜陽館がある金木町。
スーパー中谷があるからここに住みたいと思う気持ち、なんか分かる。

読了日:01月13日 著者:間口 一就
https://bookmeter.com/books/16175372

■卒母のススメ
サイバラの「卒母」を受けて毎日新聞で募集した「卒母」についての感想、体験談など。
あのときが卒母だった、卒母したい、卒母なんて無理、いろんな意見が詰まってました。
無理派のひとはなんであんなに喧嘩腰なのか。

読了日:01月12日 著者:西原 理恵子,卒母ーズ
https://bookmeter.com/books/12404636

■不思議なお菓子レシピ サイエンススイーツ
「宝石のお菓子、溶けないアイス、層ドリンクなど、不思議なスイーツを中心にサイエンススイーツのレシピを65種類掲載」
溶けないアイスって、大雑把に言えば冷凍庫で固めた牛乳寒天ってことですね。
牛乳400ml・粉寒天4g・砂糖30g・好みのカットフルーツ適量。
外はシャリシャリ中はふわふわの新食感アイスになるというので作ってみたい。
琥珀糖は作りたてのほうが色合いが綺麗に見える。

読了日:01月12日 著者:太田さちか
https://bookmeter.com/books/15616938

■キルトは楽しい (創元推理文庫)
遺言により、ジョン・アーキトレイヴの屋敷が博物館として遺贈された。
着任したばかりの館長が謎の転落死を遂げ、新婚のディタニーとオズバートがマクヴィカー巡査部長の捜査に協力する。
夫が死んだばかりだというのにエヴァンジェリンの態度は野心的すぎた。
ディタニーを子供のころから知っている巡査部長の父親みたいな接し方が微笑ましい。
前作では被害者ジョンの遺産を受け取り、今度は最後のアーキトレイヴの人間として蠅の持ち主になったミナーヴァは、運が良いのか悪いのか。
マクナスターとアレシューザの今後が気になる。

読了日:01月11日 著者:アリサ クレイグ
https://bookmeter.com/books/364678

■旅鉄HOW TO 001 女性のための鉄道旅行入門
女性目線での鉄道旅行の案内なので、トイレ事情に持ち物チェックリスト、とても参考になります。
モバイルバッテリーを持ち歩くひとはいても、USBケーブルとコンセントタップは意外と盲点な気がする。あと耳栓は持ってるほうが安心かも。
「青春18きっぷ」を使うような旅行はしたことないのですが、日付をまたいで乗車する場合には気をつけろとか、注意点にも言及してるので初心者に親切。

読了日:01月11日 著者:蜂谷 あす美
https://bookmeter.com/books/13940563

■高野優の親子であっちこっち探検隊―子どもと一緒に冒険しよう!
子連れで行ける遊び場徹底ガイド。超感動・カナダへ親子留学奮闘記も特別収録。
ただ遊ぶだけじゃなくタメになるような体験もできて、おとなもコレなら「子供につきあって仕方なく」とは思わないだろうな。
男性でも、お茶摘み娘の衣装を着るとそれっぽくなれるから楽しいのかも。日焼けも防げそうだし。
盲導犬と歩く福祉体験など、普段の生活で触れにくいことを経験すると世界が広がったりします。
点字をマスターしちゃうなんてすごいなあ。

読了日:01月10日 著者:高野 優
https://bookmeter.com/books/466063

■スマホの「わからない!」をぜんぶ解決する本 最新版 (TJMOOK)
初心者向けのやさしい本。
スマホは持ってるだけでほぼ使ってなくて、たいして困っていないのですが、予防のための一冊。


読了日:01月10日 著者:
https://bookmeter.com/books/15333844

■海のある奈良に死す (角川文庫)
小浜が「海のある奈良」と言われていることを初めて知りました。
ミステリだから、ビデオテープとかサブリミナルとかをまるっと忘れるわけにはいかないけれども、この作品が書かれた当時には結構、斬新だったんじゃないだろうか。
見た目が若すぎる穴吹奈美子としてはこの事件の結果に罪悪感を抱くかもしれない。
でも、15歳で人生の決断をするのは重たすぎた。
火村が悲鳴をあげるほどの悪夢ってどういうものなのか。

読了日:01月09日 著者:有栖川 有栖
https://bookmeter.com/books/575941

■三谷幸喜のありふれた生活8 復活の日
朝日新聞の連載エッセイ第8弾。
人間の年齢でいえば84歳の猫、おとっつあんが大往生。
覚悟していたこととはいえ、やっぱり寂しいものですね。
オードリー・若林さんが「KinKi Kidsの堂本光一さんをちょっと火で炙って表面を軟らかくしたような容姿」に笑いました。え、そうかなあ。
劇場シアタートップスの閉館で急遽決まった劇団東京サンシャインボーイズの復活公演が、台本執筆から劇場入りまで1週間しかなかっただなんてすごい話だ。

読了日:01月09日 著者:三谷 幸喜
https://bookmeter.com/books/553556

■ベラスケス (はじめてであう絵画の本)
25歳で宮廷画家に任命されたベラスケス。
肖像画しか描けない画家だと非難されたとき
「それは、たいへん光栄です。ちゃんと肖像画が描ける画家には、めったにお目にかかれませんからね」と答えた。
「宮廷の侍女たち」(ラス・メニーナス)のあとにマルガリータ王女が成長した姿の肖像画を見たら、写真がない時代にはこうやって残したんだと実感しました。
絵を完成させたのは娘婿のファン・バウティスタ・デル・マソ、ベラスケスは自分で描き上げたかっただろうな。

読了日:01月08日 著者:アーネスト・ラボフ
https://bookmeter.com/books/1295121

■1日5分! 血管ケアだけで20歳若返る! (青春新書プレイブックス)
「血管若返りのための生活習慣は、健康寿命を脅かす全ての病の予防に通じます!」
1日5分の血管ケアで病気にならない強い体を取り戻し、体も心も驚くほど若返る。
血管・骨・筋肉を強くするゾンビ体操と、上半身を心地よくほぐす脱ET体操。
食事はやっぱり糖質は控えめに、ってことなので、白米よりも玄米もち麦などの精製度の低い穀物を選ぶと良い。

読了日:01月08日 著者:池谷 敏郎
https://bookmeter.com/books/14227323

■にゃんこ亭のレシピ (3) (講談社X文庫 ホワイトハート)
台風シーズンを乗り越えてクリスマス、そして新しい年を迎えた銀杏村。
サトルの元カレがコンクールの出場権をちらつかせながら自分の店に引き抜きに来てひと騒動。
銀杏村の材料で作るお菓子は地に足の着いた味、見た目の美しさを競うお菓子とは違う良さがあることを、サトルはもう知っている。
戻ってきたサトル本人より、ゴータとコギのほうが嬉しそう。

読了日:01月07日 著者:椹野 道流
https://bookmeter.com/books/536921

■毎朝ちがう風景があった
旅の思い出を写真とともに。
風景だけなら写真を見ればいいかもしれませんが、イッカククジラの皮を煮て食べたらアワビみたいでうまかったとか、そういうのはやっぱり現地に行かないと分からないこと。
椎名さんがラオス語は難解でまいったと嘆くの分かるなあ、あのぐるぐるが数字の「1」だとは誰も思いませんよね;
ブラーフミー系文字はデザイン的に可愛いから見るのは好きです。

読了日:01月07日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/14838145

■月のきほん: ウサギの模様はなぜ見える? 満ち欠けの仕組みは? 素朴な疑問からわかる月の話 (ゆかいなイラストですっきりわかる)
もっとも身近な天体、月のことを良く知るために。
いつも同じ面を地球に向けている月は、自転周期と公転周期のどちらも27.3日。
「自転周期と公転周期が一致し、いつも同じ面を向けているのは非常に安定している状態で、太陽系の多くの衛星にも見られます」
日本で見えて、月食の状態で月が沈む月入帯食でもなく、月食の状態で月が昇る月出帯食でもない皆既月食は、2022年11月8日、2025年9月8日、2026年3月3日。

読了日:01月06日 著者:白尾 元理
https://bookmeter.com/books/12199431

■日本の山 究極の絶景ガイド  一生に一度は歩いて訪れたい四季折々の「山の絶景」を収録!
日本の山からの絶景を、春夏秋冬、その山のベストシーズンに即して紹介。
ベストシーズンのときの景色なのでさすがの絶景。
妙義山の桜なんて綺麗だなあ。
神津島は海辺のあたりくらいしか歩いたことないけれど、天上山を知ってたら登ってみたかった。

読了日:01月06日 著者:西田 省三
https://bookmeter.com/books/8637568

■カンナ 飛鳥の光臨 (講談社文庫)
出賀茂神社の宝物殿から社伝「蘇我大臣馬子傳暦」が盗まれた。
跡取り息子の鴨志田甲斐は、バイトの巫女・貴湖と共に向かった飛鳥で事件に遭遇。
鴨志田という名前に見覚えがあるのはなぜだっけと既読作品を検索したらQEDだった。
(こういうとき読書メーターは便利)
蘇我馬子、蝦夷、入鹿、名前が面白いなと思っていたんですが、その違和感を逆手に取られた感じ。
殺人と窃盗の罪で指名手配された諒司は暗躍する忍者たちと関係があるのか。
竜之介は猛省するように。
読了日:01月05日 著者:高田 崇史
https://bookmeter.com/books/4533575

■50代からの疲れをためない小さな習慣
50代は節目の年齢。
大きく体調を崩す前にこまめに疲れをとる習慣。
老化のスピードをゆるやかにしていくと後々ラクかなと思うので、できることは早めに習慣化したほうがいいかもしれない。
岸本さんみたいに、ジムとかズンバとか、運動と楽しみを繋げられると体のメンテナンスのみならずストレス解消にも貢献できていいんだろうな。
年を取ると骨盤が後ろへと傾いていくので、立つときには足をハの字にするクセをつけて調整すると良い。

読了日:01月05日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/14811120

■100年前の東京〈1〉東京繁昌記 明治前期編 (100年前シリーズ)
「本書は、明治七年から十四年にわたって発行された服部撫松(誠一)著『東京新繁昌記』の文章によって当時の東京の情景を再現し、さらに当時の風物を描いた絵や写真を盛り込んだものである」
明治になり、江戸の風俗と維新によってもたらされた西洋の文化が混ざり、どうやって折り合いをつけたらいいのか試行錯誤しているような感じ。
新橋から横浜まで40分ほどで移動する汽車は朝6時から夕方6時まで、一度に200人くらい乗せておよそ6往復した。
「その速さは飛ぶ鳥も及ばない。走る獣も追いつかない。対抗できるのは天狗くらいだ」

読了日:01月04日 著者:服部 誠一
https://bookmeter.com/books/2375172

■美しき雅楽装束の世界
雅楽って、篳篥とか笙とか「春の海」とか、そのくらいしか知らなかったので、こんなに煌びやかな雅楽の装束を見られて良かったです。
表紙は「別装束 毛縁裲襠 (べつしょうぞく・けべりりょうとう)」漢字がもう読めぬ;
別装束とは、特定の演目で用いる固有の装束。
毛縁裲襠とは、唐織で縁が毛になっている貫頭衣で身頃の前後にあてて着用する。

読了日:01月04日 著者:遠藤 徹
https://bookmeter.com/books/11916190

■仏画の描き方 いちばんわかりやすい 上達のポイント (コツがわかる本!)
「本書では、より身近に仏画に楽しんでいただけるよう、墨と顔彩絵の具を使って画仙紙(色紙)に描く方法を紹介しています」
紙の選び方から顔彩絵の具の溶き方・混ぜ方、中心→周囲の順に描くと全体にバランスよく描ける、など、かなり丁寧に解説してると思います。
基本の線描き練習のための下絵集もあるので、納得できるまで練習できそう。

読了日:01月03日 著者:
https://bookmeter.com/books/13045836

■みんげいクッキー: かわいくてなごむ47都道府県のほのぼの郷土玩具アイシング
郷土玩具をモチーフとしたアイシングクッキーのレシピ本。
巻末の切り取って使う図案をもとにして、アイシングで仕上げていく。
カラフルで目を引く出来栄えなので、使う食用色素がそれだけの数が必要になり、自分で作るにはちょっとハードルが高いかなあ。
それにしても47都道府県の縁起物が勢揃いすると迫力がある。

読了日:01月03日 著者:Trigo e Cana
https://bookmeter.com/books/9854013

■魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日
青山学院大学陸上部を率いる原晋監督の自伝。
元陸上選手で元中国電力の営業マン、陸上部の監督としては異例の経歴だ。
中国電力陸上部から追い出した坂口監督とは和解しているみたいですが、陰口をたたいて妨害していたOBたちも、箱根を制した実績に文句を言えないはず。
2007年度の主将、檜山雄一郎の統率力は眼を見張るものがありますね。
そして今年の箱根駅伝も監督と選手たちの挑戦は続く。

読了日:01月02日 著者:原 晋
https://bookmeter.com/books/9680172

■世界の寺院
世界のさまざまな寺院を写真で紹介する。
表紙はトルコ・アヤソフィア。
教会として創建されたのちにモスクとして使用され現在は博物館となっている。
イラク・マルウィヤミナレットの螺旋状のこの感じ、バベルの塔みたい。

読了日:01月02日 著者:
https://bookmeter.com/books/4344152

■お正月の花と飾り―いけ方と取合わせのヒント
一年の幸せを祈り願う気持ちを、小物や縁起物に託し、お正月の花にあしらう。
凧や独楽でお正月らしさを演出したり、紅白の花材を使ったり、色んな工夫がされています。
こういうお花があるだけで新年らしさを感じるのが良いですよね。

読了日:01月01日 著者:
https://bookmeter.com/books/1449403

■干支ぐるみ
十二支の動物たちと、招き猫、だるまなどの縁起物のあみぐるみ。
ころころと丸くて可愛い。
戌年のモチーフは柴犬。
細い糸で小さいサイズを作ってストラップにするのもおすすめ。
丑年の牛は白地に黒、反転させて黒を多めにしてもよさそう。

読了日:01月01日 著者:ほし☆みつき
https://bookmeter.com/books/14745184


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