やわらかい螺旋

徒然なるままに

2024-09

2024-10-01 06:53:42 | 
2024年9月の読書メーター
読んだ本の数:75冊
読んだページ数:15111ページ
ナイス数:580ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2024/9
■聖女ヴィクトリアの考察 アウレスタ神殿物語 (角川文庫)
物見の聖女ヴィクトリアが辺境の騎士アドラスの出生の秘密を解き明かす。
ヴィクトリアは霊が視えるという能力があるだけで霊と意思疎通は出来ず、誰に殺されたのか、どうして死んだのか、当の本人に聞けるわけじゃないのが面白かった。
アドラスの正体にびっくりしました。そっちだったのか。
アドラスの従者リコくんがお気に入り。
「逡巡」に続く。

読了日:09月30日 著者:春間 タツキ
https://bookmeter.com/books/18294954

■好きになってしまいました。
2012年~2022年に新聞や雑誌に書いたエッセイをまとめた本。
短歌と俳句を詠むサークルってすごいな。
方向性が違うから両方ってのは大変と思うけれど、短歌グループと俳句グループがあるサークルってことなんだろうか。
「下界、恋、知るすべもなく軒下に体液染みた手ぬぐい吊るす」すごくしをんさんな歌ですな。
本文を受けての追記もまた面白かった。
部屋の中にトカゲがいたり、蟻とナメクジと鳥と戦い、「実在しないダニとまで戦っていて、読んでいて我ながら心配になった」。


読了日:09月30日 著者:三浦 しをん
https://bookmeter.com/books/20743203

■フランス流はじめての名画の見方
「絵は好きだけど、何をどう見ればいいのかわからない。この本は、そんな人たちが、子ども達とその喜びをわかちあい、絵について話し合うための手助けをすることを目的に作られました」
5~7歳、8~10歳、11~13歳(とそれ以上)の年齢別の3つのグループに分けて、どこへ行って何を見るべきかを決めるためのヒントを提案。
美術館への訪問は、雨の日は避ける、遠すぎない場所を選ぶなど、慣れてない大人にも良いアドバイスと思いました。
絵画をよく理解するための「絵画の見方」も良かったです。


読了日:09月29日 著者:フランソワーズ・バルブ・ガル
https://bookmeter.com/books/601989

■かわいい! レトロ柄コレクション
包装紙などの紙だけじゃなくて浴衣生地などの布も含めた昭和30~40年代のプリント柄のコレクション。
良くこれだけ集めたなと感心してしまいます。
こういうパンダ柄の布の袋かなにかを持ってた気がする。
岡本太郎のカネボウの包装紙カッコいい。

読了日:09月29日 著者:宇山 あゆみ
https://bookmeter.com/books/20846733

■これだけで、ラクうまごはん
誰でも失敗なく作れるレシピを満載した、「ラクうま」シリーズ第4弾。
他の3冊を読んでないけれど、作り方の説明が丁寧で初心者向けにも良さそうです。
電子レンジにかけた鶏むね肉って冷蔵庫で1週間くらいもつのか。
いつも冷凍してたけど、先にレンチンしておくほうが使い勝手が良さそう。
読了日:09月29日 著者:瀬尾 幸子
https://bookmeter.com/books/10443607

■結城屋質店の鑑定簿 あなたの謎、預かります (PHP文芸文庫)
江戸時代から続く質屋・結城屋で祖母と二人暮らしの円が物の記憶の謎を解き明かす連作ミステリ。
盗品の真珠のネックレスが発端になり、円と同じ美術学部の同級生・深見の姉の事件に関わっていく。
自作アプリで円を救ったIT担当おばばがものすごく有能。
なにしろおまえはまだ子どもだから、のセリフにしみじみする。

読了日:09月28日 著者:水生 大海
https://bookmeter.com/books/10134152

■絶滅野生動物事典 (角川ソフィア文庫)
近代(産業革命以降)から現在までのあいだに地球上から消えた動物たちの絶滅の理由。
ニホンオオカミは「生態に関してはほとんど不明のうちに絶滅してしまった」なのに、ページ数がとても多い。
713年に編纂された「古風土記逸文」には老狼が多くの人を食ったという文章があるし、「盛岡藩御狩り日記」「遠野物語」など古い文献にも登場している。
絶滅が危惧されたラッコが北方領土で数を増やしているらしいが、日本は水産国ゆえ沿岸に保護区を設定できず、もしも領土返還になったらラッコが消滅してしまうというのが皮肉。

読了日:09月28日 著者:今泉 忠明
https://bookmeter.com/books/14805864

■深読み! 日本写真の超名作100
『日本人の手による最古の写真から現在に至るまで、たいへん貴重な「超」名作写真の数々を写真評論家飯沢耕太郎の解説とともに紹介します』
日本人が日本人を写した最初の一枚は、被写体は島津斉彬、撮影者は家臣の市来四郎と宇宿彦右衛門。
こんなに古いもの良く残ってたなあ。
表紙は福原路草「トタンの塀/1935年」
兄の影響で写真に熱中するようになるが、その兄は資生堂の社長でもある福原信三。


読了日:09月27日 著者:飯沢耕太郎
https://bookmeter.com/books/4596284

■葉っぱで見わける 樹木ハンドブック (池田書店の園芸シリーズ)
葉の写真を大きく掲載し、葉の形、縁、葉脈、葉のつき方、常緑樹・落葉樹の5つを調べて樹木を特定するためのハンドブック。
コンパクトサイズなので掲載種類は限られますが、私にはこれで充分です。
巻末には50音順の索引があるので名前を知ってる樹木の葉を調べることも出来ます。


読了日:09月27日 著者:
https://bookmeter.com/books/3044776

■かわいい! おいしい! 手作りどうぶつクッキー
市販のクッキー型で作る可愛くておいしいどうぶつクッキー。
いくつか生地を作ってパーツごとに切り分けて組み合わせてみたり、アイシングだけじゃなくてごまやピスタチオ等のトッピングで変化を付けたり、見た目も可愛いしおいしそう。
クッキー生地で額縁のようにフレームを作り、絵画っぽく仕上げてるのが良かった。

読了日:09月27日 著者:henteco 森の洋菓子店 臼田亜也子
https://bookmeter.com/books/8978854

■山陰路殺人事件 (講談社文庫 に 1-72)
大手芸能プロダクションの社長の兄から離れて自分の事務所を持つつもりが誰からも相手にされなかったら、そりゃあ自暴自棄にもなるなあ。
でも力不足を自覚してどうするかを考えなかったことが負の連鎖になったんだと思う。
暴力で解決するなんて上手くいくわけないのにね。
柏崎マリがカッとなりやすい性格なのは周知の事実、一番よく分かっていたのはマネージャーの原田で、出雲大社の件はショックを受けても納得できたのかも。
マリを失った原田は立ち直れるかどうか。
読了日:09月26日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/279841

■反応したら負け 仕事のストレスを受け流す33のヒント
仕事に対しやる気があるのはいいが、それで健康を害してしまっては無意味である。
仕事に対し無感情な人間の仕事に対する姿勢を取り入れ、どうでもいいことでは悩まないようにする、すなわち「反応したら負け」。
やってみるかどうかは各自の判断だけれど、デキる同期と比較して不幸になるよりも、比べることも無駄なのだとポジティブに諦めて楽しいことに目を向けられるような思考訓練を日頃からしておくとか、わりと実用的だと思う。
ノルマのために生活と家庭を壊したら元も子もないのだと見直すきっかけにもなるかもしれないし。

読了日:09月26日 著者:カレー沢薫
https://bookmeter.com/books/18623848

■やさしいクレパス画: 身近なものを描いてみよう!
クレパスを使った絵の描き方。
塗った色を指でぼかしたり、シャープペンシルや割り箸など先のとがったものでひっかいてディテールを表現したり、色鉛筆とは違った塗り方が面白かった。


読了日:09月25日 著者:米津 祐介
https://bookmeter.com/books/20283570

■夫のがんを消した最強の食事
夫がステージIIIに限りなく近い難しい種類の悪性リンパ腫と告知され、抗がん剤治療を断わってマクロビオティックの食養法で治すと決めた著者。
1日3食ちゃんと食べること。
外食はやめて妻が作ったマクロビ食のみ、お菓子や肉卵はすべて禁止。
必ず100回以上噛むこと。
食養法の先生から抗がん剤をやると腸がダメになると聞いたとはいえ、マクロビオティックを本当に信頼しているからこそ踏み切れたのでしょう。


読了日:09月25日 著者:薩摩 智恵子
https://bookmeter.com/books/11068114

■早子先生、婚活の時間です
小学校教員、36歳の早子先生の婚活の話。
どうしても結婚したいと焦ってるわけじゃなくて、誰かと出会えたらいいなという感じ。
本当に結婚はタイミング。
「結婚したくて婚活してきたんだし」と言ってたどんぐりちゃんが泣き虫がっちゃんと結婚して、良かったねおめでとう。

読了日:09月25日 著者:立木 早子
https://bookmeter.com/books/1934696

■作家刑事毒島の暴言
「作家刑事毒島」シリーズ第4弾。
文壇関係の事件が発生すると呼び出される毒島とほぼ強制的に組まされる高千穂にはお気の毒様としか言えない。頑張れ。
それにしても、毒島が来ると犬養が心底イヤそうな態度でつい笑ってしまう。
「文学賞が獲れません」
毒島が珍しく文学賞授賞式に来たのは大先輩の顔を立てるため。
うるさく言われて仕方なかったからとは言え、そういうこともするんだなあ。
承認欲求のため文学賞が欲しい嬬恋みたいなひとが作家になると苦労しそう。
読了日:09月24日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/22120639

■消費される階級
他人を上に見たり下に見たり、意外と根深い日本人の階級意識。
もしも日本が戦争に勝っていたら、日本の女性はさらに長い年月、男性よりも「下」の立場に置かれ続けたでしょう、というのが衝撃。
戦争に負けてGHQが乗り込んできたから男女平等も持ち込まれたのは分かってたけれど、改めてそう言われると、勝敗はこんなところにも影響があるのだなと思う。
「バカ差別が許される理由」がなかなか耳が痛いです。
でもね、世界を動かすのは結局バカだと思うの(負け惜しみ)。


読了日:09月24日 著者:酒井 順子
https://bookmeter.com/books/21987424

■ざんねんな手相 誰にでもあるけど変えられます!
誰にでもある「ざんねんな手相」を、実例マンガとイラストで紹介する。
手相はその人の意識が強く出ると言われているので、こうなりたいと意識を変えれば手相も変わる。
ざんねんな手相があっても、どうやって変えていけばいいのか実践方法も掲載しているので参考になりそう。
なんとなく手相を見て貰うときは左手だと思ってましたが、ここでは右手を見ています。
左手が先天運(生まれ持った性質)、右手が後天運(現在・未来・社会性)、35歳以降の運勢は右手に表れる。
読了日:09月23日 著者:卯野 たまご
https://bookmeter.com/books/14028845

■世界のリノベーション建築 創造的リユースをめざして
持続可能性とリユース戦略を実践した、世界の建築35例。
建物の再利用って、給水塔を改修して住宅になった(イギリス・キャッスルエーカー給水塔住宅)みたいなものは意外性があって分かりやすい。
でも大坂の古民家を構造変化してまた民家として住む例もあって、これはわりと日本では馴染みがあるかも。
徳島県の上勝町ゼロ・ウェイストセンターは新築ではあるけれど廃墟の建物から再利用可能な材料が使われた。
こういうやり方もゴミを減らす取り組みに貢献しそう。
読了日:09月23日 著者:
https://bookmeter.com/books/21403173

■豆腐百珍 百番勝負 (コミックエッセイの森)
江戸時代のベストセラー料理本「豆腐百珍」のレシピで作って食べてみる。
レシピが100もあれば結構あたりはずれがあって、おいしいものは本当においしそう。
豆腐10丁にお茶1斤(約600g)も使う「茶とうふ」は、分量の単位が滅茶苦茶で(作るときは豆腐1丁とお茶ほどほどに調節)、お茶も豆腐も台無しと叫ぶほどの酷い出来栄え。
レシピとして成立しているかどうかということより読み物としての面白さを追求した本であるならば、本を作るには編集者は欠かせないし、著者の何必醇は「天明のみうらじゅん!?」



読了日:09月23日 著者:花福こざる
https://bookmeter.com/books/8058052

■複製症候群 (講談社文庫 に 24-9)
突然、空から降りてきた光の幕<ストロー>に遮られ、外側へ出られなくなってしまった貴樹たち。
ストローには触った者を複製する特性があり、オリジナルとコピーが入り乱れる密閉空間で殺人事件が起きた。
オリジナルは自分がオリジナルと分かっているけれど、コピーも自分がコピーとは思えない。
オリジナルが死んだら死体をストローに触れさせて複製すれば見かけ上は生き返ったことになるから、オリジナルとコピーを厳密に分けることに意味があるんだろうか。
古茂田先生の執着心が怖い。それを受け入れざるを得ない状況がもっと怖い。


読了日:09月22日 著者:西澤 保彦
https://bookmeter.com/books/575592

■夢に迷って、タクシーを呼んだ
「週刊SPA!」連載エッセイを加筆修正してまとめた本。
諦めていいことと諦めなくていいことがあるんだなと思いました。
だけどそれは外側から強制的に決められることもあるぞ、ということも。
「本当の本当は残酷すぎて、嘘が欲しくなる」それ分かるなあ。
おとなはある意味、それをサラッとやってのける気がする。

読了日:09月22日 著者:燃え殻
https://bookmeter.com/books/17721553

■平成レトロの世界 山下メロ・コレクション ([テキスト])
「平成レトロ 提唱者・山下メロが残したい平成グッズコレクション989点を掲載」
平成も最初の頃は昭和の続きなところもあるからレトロと言えばレトロなのか。
それとももう平成がまるごとレトロと思われているんだろうか。
iMacのスケルトンでカラフルな感じは物珍しかったなあ、懐かしい。
NECのバザールでござーるのマウスパッド、まさにコレを誰かに貰って使ってました。


読了日:09月21日 著者:山下メロ
https://bookmeter.com/books/20334304

■きのう何食べた?(23) (モーニング KC)
裏表紙がなんだか結婚式みたいだと思ったら本当に結婚式だった。
シロさんケンジおめでとう!
小日向さんとジルベールの新婚旅行の話とシロさんの還暦、おめでたいエピソードが良いと思ってたらまさかの不意打ち。
シロさんが、嘘つくつもりはないけど云々言ってたのがジンときました。
だって職場のひとたちに聞かれても誤魔化すつもりがないってことだものね。
20年間もシロさんのご飯を食べてきたケンジ。
これからもふたりの日々が良きものでありますように。

読了日:09月21日 著者:よしなが ふみ
https://bookmeter.com/books/22086856

■簡単手作り石けん、ハンドジェル、ハンド&マスクスプレー
アロマテラピーの専門店「生活の木」が提案する、アロマクラフトのレシピ。
材料は生活の木で買えると思うので手に入れやすそう。
石鹸は、ソープベースを電子レンジで加熱して溶かしてシリコン型に入れて固めればよいのでラクですね。
マスクスプレーは使ってみたいけれど香りの強さが気になっていたので、マスクを精油をたらしたアロマストーンやコットンと一緒に袋に入れるやり方が参考になりました。


読了日:09月21日 著者:生活の木
https://bookmeter.com/books/16319756

■タイム屋文庫 (潮文庫 あ 1)
会社を辞めた柊子は亡き祖母の家でタイムトラベル専門の本を扱う貸本屋を開く。
喫茶店でもある店内のソファで客が居眠りすると、未来を暗示する夢を見るという。
タイム屋文庫に柊子の初恋のひとは訪れるのか。
樋渡徹はずっと樋渡徹、吉成くんはずっと吉成くん、親しくなった度合いで名前の呼び方が変わらないのはある意味誠実。
謎のリスが幸せでいてくれますように。

読了日:09月20日 著者:朝倉かすみ
https://bookmeter.com/books/13271931

■今さらだけど、「和食」をイチから考えてみた。
和食への思いを綴ったエッセイ。
和食と言われると、どうしても懐石料理や割烹料理を思い浮かべてしまって、毎日食べてるコレは和食なのかと悩んでしまう。
でも、和食とはいつものごはん、普通のひとが普通に家で食べるごはん。
他の国の出汁と比べて和食の出汁はとるのが簡単。
確かにそうかも、フォンドボーとかどれだけ時間がかかるんだろう。
スローフードブーム、発酵食品ブームは「そもそも、もともと日本という国にあった食文化なのに、なんで見直さなければならないんだ!?」


読了日:09月20日 著者:笠原将弘
https://bookmeter.com/books/21346501

■地球一周空の旅―上空から眺める55の絶景
世界の55か所の絶景を空から見る。
マヨルカ島のサポブラの街は環状道路に囲まれていて、城壁でもあったんじゃないかと思ってしまう。
ランアバウトも何カ所かあるし、上から見るとそういうのが良く分かって面白い。
表紙はモンサンミッシェル。
このアングルだとモンサンミッシェルと分からなかった。

読了日:09月19日 著者:アフロ,ピーピーエス通信社
https://bookmeter.com/books/3305586

■今こそ行きたい大人の社会科見学100選 (TJMOOK)
子どもはもちろん大人も楽しめる社会科見学。
うちからは遠いので旅行気分で行きたいと思ったのが広島のマツダミュージアムと種子島のJAXA。
予約なしでも見学できる施設も紹介しています。
リニアの見学とか龍源寺間歩(石見銀山)とか、結構いろいろありますね。
カップヌードルミュージアムはミュージアムショップのグッズを見るだけでも楽しいです。


読了日:09月19日 著者:
https://bookmeter.com/books/21963505

■かんたん! かわいい! 子どもがよろこぶお弁当
子供が喜ぶ可愛いお弁当の作り方。
いまは海苔を切るパンチもあるから、わりとキャラ弁のハードルは低いのかもしれない。
おかずの詰め方もにひと工夫あって可愛かった。
フルーツの飾り切りが出来ると華やかでいいな。
読了日:09月19日 著者:rii
https://bookmeter.com/books/20624355

■天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫nex)
毒入り飲料、吸血鬼、天使。
統括診断部長の天久鷹央に舞い込む不思議な謎。
病院の院長であり叔父から依頼された「天使」の件で、鷹央が味わった無力感は医者なら誰でも経験するんだろうか。
元気で明るい鴻ノ池は看護師としたら頼もしいかも。
でも、あることないこと言いふらすタイプは苦手だ;

読了日:09月18日 著者:知念 実希人
https://bookmeter.com/books/9338449

■うらさだ (小学館文庫 さ 41-1)
デビュー50周年特別企画、著名人たちが「さだまさし」の人物像を語る。
さださんのコンサートは歌じゃなくて話を聞きに行くようなものだ、っていうのを誰かに聞いたことがあって、
立川談志が「さだまさしってのは、ウケてるんだろ?歌手なんだから歌ってりゃいいじゃねぇか。なんでしゃべるんだよ」と言うくらいなんだから本当なんだなあ。
アルフィー高見沢さん曰く「よしっ、兄ちゃんに任せとけ!」な人。
これだけ精力的に活動されて、疲れを感じさせないのはすごいことだ。

読了日:09月18日 著者:さだまさしと ゆかいな仲間たち
https://bookmeter.com/books/21382088

■世界の絶景空港 撮りある記
世界の個性的な空港を写真とともに紹介する。
色んな空港が見られて楽しかった。
空港のターミナルビルって聞くと立派な建物をイメージしがちだから、平屋の建物ばかりが並んでいるタイ・サムイ空港がすごくおおらかに感じます。
ポルトガル・マデイラ(フンシャル)空港は、高架橋で作られた滑走路の下を幹線道路が通っていて、こういう空港もアリなのかと目から鱗。


読了日:09月17日 著者:チャーリィ古庄
https://bookmeter.com/books/17043625

■花嫁は元男子。
のちの夫と出会ったときは男だったちぃさんが、性別適合手術を受けて花嫁になるまでの話。
タイで3つも手術を受けた時の心の支えはやっぱり夫さんだったんだなあ。
どうぞお幸せに。
戸籍を変更したら続柄がどうなるかが謎だったので分かって良かった。
家系図が混乱する場合があって、姉がひとりいる長男が女性になったら長女がふたり、三姉妹の三女が男性になったら長男も次男もいないのに三男になってしまう。
ちぃさんは生まれた時の続柄が二男だったから問答無用で二女。
読了日:09月17日 著者:ちぃ
https://bookmeter.com/books/10136444

■魔法雑貨の作り方 魔法使いの秘密のレシピ
総勢12名の人気ハンドメイド作家が魔法系アイテムの制作手順を解説したクラフトブック。
本当に魔法の世界にありそう。キレイ。
自分では作らないと思いますが、こういうのが好きで作ったり飾ったりするひとは参考にできるかも。


読了日:09月17日 著者:魔法アイテム錬成所
https://bookmeter.com/books/14329975

■カラクリ荘の異人たち 2 ~お月さんいくつ、十三ななつ~ (GA文庫 し 3-2)
空栗荘の大家で境界守の時国柊二郎が丸一日以上たっても眠りから目を覚まさない。
裏の賽河原町の夕焼けと咲き乱れる彼岸花。
夢を食べるバクが食べきれないほどの夢はキリキリと痛いほど寂しい。
悩みがなくてもひとには色々と事情があるものだ。
十遠見が焼いた究極で至高のチーズケーキ食べたい。

読了日:09月16日 著者:霜島 ケイ
https://bookmeter.com/books/575731

■養老先生、再び病院へ行く
心筋梗塞での入院から2年半が経過した養老先生。
大腸ポリープがあるけれど、80歳を過ぎた老人だからがんが2つや3つあっても不思議はなくて、年寄りががんの予防をする意味が分からないと言う。
心筋梗塞も治療したしコロナワクチンも打っていて
「いったい、がんで死ななかったら、僕は何で死んだらいいのでしょう」
巻末では阿川佐和子さんとの鼎談も収録。
さすがアガワさん、話の転がし方が上手。
読了日:09月16日 著者:養老 孟司,中川 恵一
https://bookmeter.com/books/20581037

■京都のちいさな美術館めぐり プレミアム
「本著では京都を中心に、大阪、兵庫、奈良まで足をのばし、おすすめの美術館・ギャラリー・資料館90館を厳選しました」
せっかく京都に行くのに美術館めぐりなんてと思ったけれど、建仁寺みたいに複製の風神雷神の屏風を展示しているところもあるし、見て回る楽しみが増えそうです。
平等院ミュージアム鳳翔館のミュージアムショップで買い物したい。


読了日:09月15日 著者:岡山拓、浦島茂世
https://bookmeter.com/books/13797115

■パラコードで結ぶストラップと小物
パラコードやロープを結んで作るスマホストラップと小物。
ハンドメイトサイトやバザーでの商用利用もOK。
ストラップがついてる傘の持ち手が良いなと思いました。
ストラップの位置はもっと持ち手に近いほうがいいんだけれど、逆から編み始めれば大丈夫かな。


読了日:09月15日 著者:メルヘンアートスタジオ
https://bookmeter.com/books/22065745

■目でみるえいごのずかん
英語を知るうえで役立つ知識を、たくさんの写真を「見る」ことでわかるようにした図鑑。
船を休ませるための港はharbor、商売のための港はport。
某歌詞の朝日に変わるハーバーライトは、掲載している写真のharborのほうなのかな、それとも港の灯なら総じてハーバーライトなのだろうか。うーむ。
light + house =灯台/lighthouseは納得できる。そのまんま。

読了日:09月15日 著者:おかべ たかし
https://bookmeter.com/books/21472543

■明智恭介の奔走
神紅大学の学生・明智恭介と葉村譲が学校内外の謎を解き明かす短編集。
まさか明智の事件簿が読めると思ってなかった。
7月の時点で「入学以来、大小含めて明智さんとともに首を突っ込んだ事件は両手の指で足りないくらいあるが」なのですが、屍人荘は確か夏合宿でしたよね。
「最初でも最後でもない事件」ではサークル勧誘の上級生をゾンビに例えたり剣崎比留子っぽい人間の描写が出てきたりするので、つい残り時間を考えてしまう。
「泥酔肌着引き裂き事件」の顛末が面白かった。
読了日:09月14日 著者:今村 昌弘
https://bookmeter.com/books/21945518

■養老先生、病院へ行く
医者嫌いな養老先生が心筋梗塞で手術した。
養老先生と元教え子の中川先生がそれぞれ医療への向き合い方を語る。
中川先生は初期の膀胱がんになり手術した経験がある。
無症状のがん治療は手術したり入院したり痛い思いをして先の時間を手に入れようとする行為。
将来の時間を買うために今の健康を犠牲にしている。
そんな風に考えた事なかったけれど、言われてみればそうなんだなあ。
巻末にはヤマザキマリさんとの鼎談も収録。
読了日:09月14日 著者:養老 孟司,中川 恵一
https://bookmeter.com/books/17764574

■眠れなくなるほど面白い 図解 微生物の話: 人体や身近にあふれる 細菌、菌類、ウイルスのギモン
微生物学の歴史から醱酵や醸造、病気や環境にかかわることなど、微生物について解説する。
微生物とは顕微鏡で拡大しなければ良く見えないような小さい生物を一般的に指し示す言葉。
細菌、酵母、カビやキノコなどの菌類の一部、原生動物、コロナウィルスのようなウィルスも含まれる場合がある。
土の中は微生物の王国で海の中はウィルスの王国。うーんすごい。
参考文献が小さい文字でぎっしり書かれていて壮観でした。

読了日:09月13日 著者:山形 洋平
https://bookmeter.com/books/16072470

■トラブルカフェ 1 (バンブー・コミックス)
小さなカフェのマスターと、そこで働くリエとケーコ。
マスターの妹ミユキは経理担当のしっかり者。
元オトコのフェニックスのママ、どの時間帯にもいる謎の山形さん、常連客もキャラが立ってる。
コーヒーの豆知識も良かったです。
読了日:09月13日 著者:丹沢 恵
https://bookmeter.com/books/206231

■ダム (文庫ダ・ヴィンチ)
全国2500以上のダムから厳選した36のダムの写真集。
新潟県・藪神ダムが中越地震でダメージを受けたらしいと聞いて本気で心配したり、宮城県・鳴子ダムの「シンプルな外観がとてもかわいい」、コメントからしてマニアってこういうもんだなとしみじみする。
ダムめぐりは複数の場所に立ち寄るから「めぐり」ですものね、旅行の途中でダムに寄るのはダムめぐりとは言えないっていう主張はその通りと思う。
まあでも、旅行の途中のダム見学は初心者に良さそう。
堤頂部にベンチがある川俣ダムでのんびりしたい。

読了日:09月13日 著者:萩原 雅紀
https://bookmeter.com/books/4742689

■オークブリッジ邸の笑わない貴婦人: 新人メイドと秘密の写真 (新潮文庫nex)
高校卒業後、祖母の親友が経営する家政婦の派遣会社に就職した愛川鈴佳。
鈴佳は、十九世紀英国を再現したオークブリッジ邸で余生を過ごす奥様のために、メイドのアイリーンとして住み込むことになった。
半年くらいを目安に、とういことだけれど、仕事量が膨大過ぎて大変だと思う。
アイリーンが写真の件で余計なことをしてクビになったのは当然のこと。
新しいメイドが役に立たないからと迎えに来た執事ユーリさんは甘すぎるけど選択肢が他になくて仕方なかったんだろうか。


読了日:09月12日 著者:太田 紫織
https://bookmeter.com/books/9823175

■猫にかまけて (講談社文庫 ま 46-6)
町田康の猫にまみれて猫にかまけている日々。
床に脱ぎ散らかした上着の上には香箱のココア。
「ひとが気持ちよくまどろんでいるというのに、いったいなんてことするの?~」
この長いセリフは本当に猫なら言いそう、こう言うのが猫だなあと納得してしまいます。
ヘッケとココアは虹の橋を渡ってしまったけれど、それでも猫がいる生活は続いていく。


読了日:09月12日 著者:町田 康
https://bookmeter.com/books/520858

■死ぬまでに見たい 洋館の最高傑作
東京・横浜・湘南エリアの洋館の正しい「鑑賞方法」を分かりやすく解説する。
建物はもちろんお庭も手入れされて、建築が好きというわけじゃなくても楽しめそうです。
横浜エリアの洋館はわりとかたまって建っているので巡りやすいと思います。
「山手本通り沿いの234番地から、えの木ていのある89番地にかけても、いったんは横浜市が借地権を買収したが、その後同じ人物に所有権が移っている」
えの木ていはともかく、山手234番館って横浜市の所有じゃないのか。


読了日:09月11日 著者:青木 祐介
https://bookmeter.com/books/5505562

■ブリューゲルの世界-目を奪われる快楽と禁欲の世界劇場へようこそ-
16世紀のオランダで活躍したブリューゲル(父)の作品を部分拡大して細部に描かれたものごとを読み解く。
某芸術探偵が出てくる小説にブリューゲルの真作は41点だと書いてあって、バベルの塔くらいしか覚えてないなと図書館で借りました。
細密画って、こんなところにこんなものがと見つける楽しさがあるけれど、実物ではまず出来ないし、画集でも難しそうだから、こういう本は良いですね。
解説を読みながら飽きるまで眺められます。


読了日:09月11日 著者:マンフレート・ゼリンク
https://bookmeter.com/books/17077076

■ハルマキ100本ノック (その他書籍)
銀座にあるドイツワインと野菜料理の店「ワインセラー ローゼンタール」の店主・島田由美子さんがつくる100本のハルマキ・レシピ。
具は3種まで、使う油は基本大さじ4、調味はせず脇役でメリハリをつける。
「バナナ・塩鮭・黒胡椒」「芽キャベツ・スルメ」「新生姜・ドライマンゴー・クミンシード」などなど、食材の組み合わせが面白かった。
「みかん・皮・チョコレート」みかんの皮ってわざわざ食べたいと思わないけど、春巻きの中身だったら食べる。


読了日:09月11日 著者:島田由美子
https://bookmeter.com/books/21579787

■エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 9 (MF文庫J)
「愛に勝る刃なし。吠えて進め若者よ」
ヘキサと人類の全面衝突を回避するため、元ハワイ「MI01目標」のキング打倒に向かうエイルンコード。
一方、国際連合ではサクラノツルギ殲滅作戦の採決が行われていた。
茜はともかく逆転の切り札がまさかの濱田、裏切り者の名を返上だ。
鋼鉄の花嫁エルフィーナと共に人類を救ったエイルンはもうエイルンではない。
セレンが心配だ。

読了日:09月10日 著者:東 龍乃助
https://bookmeter.com/books/13139299

■NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
精神科医のフランクルがナチスの強制収容所での過酷な体験を書いた本が「夜と霧」。
フランクルの理論は収容所に入る前に構築されていて、収容所の生活はそれを実践する場になった。
人間の原点は「人生から問われている者」であるところにある。
生きる意味はあるのかと人生を問うのではなく、人生から問われていることに全力で応えること。
「あなたがどれほど人生に絶望しても、人生のほうがあなたに絶望することはない」


読了日:09月10日 著者:諸富 祥彦
https://bookmeter.com/books/7031675

■もしも海賊に襲われたら 究極のサバイバルシリーズ
シリーズ第三弾。
「恋愛とパートナーとのあれこれ」もあるし、前2作品に比べたらだいぶ実用的かも。
もしも相手の誕生日を忘れたら謝り倒す。
もしも記念日を忘れたら大至急花束を用意する。
ふむ。
読了日:09月09日 著者:ジョシュア・ペイビン,デビッド・ボーゲニクト
https://bookmeter.com/books/21892270

■ぷりっつさんち 3
分からないことでも適当に言うスーちゃん、TPPの「とってもパイナポーパイナポー」で大笑いしました。
そして私もデコラッシュを知らなかったのでフーちゃんに近代的じゃないって言われてしまうかも。ふふ。
タブレットのピンチアウトしてたチーちゃんが可愛かった。
「とってこい」をしてくれない犬ミスターキューティパトゥティ、実はダンナさんとはやっていたという衝撃。
いや、犬ってえり好みしますよ…。(経験者の声)

読了日:09月09日 著者:松本 ぷりっつ
https://bookmeter.com/books/7978753

■こころがつながるおいしいスイ-ツ (5)
印刷用レシピとメッセージカードなどの素材を収録したCD‐ROMつき。
食材のムダをなくし、捨てる部分を少なくし、節電や節水、省エネルギーを意識したエコレシピを紹介しているので、オレンジゼリーは皮を器にしています。
一番使えそうかなと思ったのは新聞紙で作った14㎝×7㎝×7㎝のサイズのパウンド型。
中にオーブンシートを敷いて何回か使えるそうなので、確かにエコだ。


読了日:09月09日 著者:荻田 尚子
https://bookmeter.com/books/6299807

■決定版 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫) (文春文庫 い 4-114)
「あごひげ三十両」「尻毛の長右衛門」「殿さま栄五郎」「浮世の顔」五月闇」「さむらい松五郎」を収録。
密偵・伊三次が刺殺された「五月闇」が衝撃的。
伊三次の死を悼んで自分の菩提寺に葬った忠吾は盗賊の頭に間違われ、手下に扮した先輩同心の小柳に「忠吾、ひどく威張ったな」とからかわれる。
池波正太郎の筆は緩急自在。

読了日:09月08日 著者:池波 正太郎
https://bookmeter.com/books/11917016

■50代の暮らしって、こんなふう。 (だいわ文庫)
いつのまにか老化している自分とどうやって向き合うのか。
できること、できなくなってきたこと、日々老化に直面してショックを受けるわけですが、自分がラクに生きられるようにルールを決めておく。
グレイヘアで良いとキッパリと決めた方々はカッコいいのだけれど、そうなるには白髪の分量が多くないと駄目なんですよね。
いいなあグレイヘア。

読了日:09月08日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/14598650

■純喫茶とあまいもの 名古屋編: 唯一無二の魅力を持つ30のお店
名古屋とその周辺の純喫茶を訪ねる。
マウンテンがちゃんと掲載されていて、なんだか安堵したのでした。
コロナ渦には売り上げが6割も落ちて現在も客足は戻らず、原材料の値上げ問題が直撃。
どこも大変だったろうな。
そしてマウンテンで免疫があるとは言っても喫茶ツヅキのプリンパフェに笑ってしまう。食べきれるんだろうかコレ。
表紙は喫茶サンモリーのショートケーキみたいなフルーツサンド。


読了日:09月07日 著者:難波 里奈
https://bookmeter.com/books/21396377

■カウンセラー(公認心理師・臨床心理士)という生き方 (イースト新書Q)
「本書では、カウンセラーがどういった現場で、どのような働き方をするのか、カウンセラーとしてどのような視点や専門性が今求められるのかを解説」
カウンセラーとは、広く「相談員」「助言者」を意味するが、一般的には心理カウンセラーを指し、公認心理士と臨床心理士のふたつの資格がある。
医療機関で働きたい場合は公認心理士資格が必要。
自分とは考え方が違う人を理解したいと思ったり、理解しがたいことを面白いと思えるような人がカウンセラー向き。
根本的に人間が好きじゃないとできなさそう。
読了日:09月07日 著者:井澗 知美
https://bookmeter.com/books/20280139

■毎日かあさん14 卒母編
最終巻だからなのか、昔を振り返っているような話が多い。
息子くんも娘ちゃんも、それぞれ自分のやりたいことを見つけて、そのうち巣立ってこの家には帰らなくなるのだろう。
最後の一行「かあさん楽しかった」が沁みるなあ、お疲れさまでした。


読了日:09月07日 著者:西原 理恵子
https://bookmeter.com/books/12230660

■ドクター・デスの再臨
ドクター・デスと同じ手口での安楽死事件が起こり、犬養は収監中の雛森めぐみに協力を仰ぐ。
御子柴が出てきたらちょっと話が違ってきたかもしれないけれど、結果は変わらなかったようにも思う。
犬養が違和感を放置しなかったおかげでカルロス・ゴーンみたいなことにならなくて良かった。


読了日:09月06日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/21928680

■シルクロード・楼蘭探検隊 (わたしの旅ブックス)
はじめて敦煌を目指した旅と、日中共同楼蘭探検隊の一員として参加した旅。
探検隊の副隊長がずっと浮かない顔をしていた理由を聞いて、仕事としては絶望的な状況だから、がっくりきてたと思う。
でも、中国側の隊長より先んじて楼蘭古城に入城できたのがせめてもの意趣返し。


読了日:09月06日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/19619388

■江戸のミクロコスモス・加賀藩江戸屋敷 (シリーズ「遺跡を学ぶ」 11)
東京大学・本郷キャンパスの発掘調査で見つかった江戸時代の遺構から加賀藩本郷邸の姿を解き明かす。
水戸藩や富山藩なども隣接しているけれど、加賀藩邸は藩主から奉公人まで数千人が住めるほどの広さがあるとは恐れ入る。
東大の赤門は加賀前田家13代藩主・前田斉泰に輿入れした溶姫(将軍・徳川家斉の娘)のために建てた御守殿。
屋根瓦には徳川家の葵紋と加賀家の梅鉢紋が使われていてその名残を残す。
天守閣や大手門など城のミニチュアが出土したが他の江戸遺跡では類例がない。


読了日:09月05日 著者:追川 吉生
https://bookmeter.com/books/700840

■世界はフムフムで満ちている ――達人観察図鑑 (ちくま文庫 か 83-1)
100の職業の100人の達人たちの仕事の極意。
個人名を出さずに職業の名前で書かれているので、有名無名を問わずに「達人」というくくりのなかで話を聞いているのが公平な感じ。
その道の達人の言葉は、その職業で身を立ててきた矜持を感じ取れて背筋が伸びる。


読了日:09月05日 著者:金井 真紀
https://bookmeter.com/books/19733451

■やせる オートミールレシピBOOK-腸からスッキリ! おいしくダイエット (学研ムック)
オートミールで鉄分を補えるかなと図書館で借りた本。
冷凍も出来るけど、ごはん風にするにはレンチン1分、たいした手間じゃないからその都度作っても大丈夫そう。
蒸しパンのほうが冷凍には向くかもしれない。


読了日:09月05日 著者:北嶋佳奈
https://bookmeter.com/books/18445628

■オペラ座の美女: 女子大生桜川東子の推理 (光文社文庫 く 10-17)
ヤクドシトリオとアルバイトのいるかちゃんが居るバー「森へ抜ける道」で、大学院生の桜川東子が未解決事件をオペラに見立てて事件の真相を見抜く。
昭和歌謡曲とビールの蘊蓄は好きな人には楽しめるかも。
イギリスではスタウトに生牡蠣は定番、甲殻類とも相性が良い。
黒ビールってあまり馴染みがないけど買ってみようかな。


読了日:09月04日 著者:鯨統一郎
https://bookmeter.com/books/11266649

■森沢カフェ (潮文庫 も 2)
「短くて、ゆるくて、人生が明るくなるハッピーの花束みたいなエッセイ集」
自分の中でいろいろと折り合いをつけてるひとってすごい。
どんなときでもきっと、何かしらの幸せを見つけることができれば、それが最強なんだろうな。
小説家になりたい人へのアドバイスのみっつめ「詩人になったつもりで、日々の暮らしを丁寧に味わうこと」は、小説家になりたいわけじゃなくてもそういう心掛けでいたいと思う。

読了日:09月04日 著者:森沢 明夫
https://bookmeter.com/books/15178246

■みんなで描こう! 黒板アート: 卒業式・文化祭・お楽しみ会などでまねしたい 想いを伝えるキャンバスを教室に
黒板にチョークで描く黒板アートの描き方のテクニック。
マスキングテープをガイドにしたり、道具も上手く使ってる。
キラキラの表現をどうやってるのかが分かったのが収穫でした。
チョークの角と面の部分の使い分けでだいぶ印象が変わる。


読了日:09月03日 著者:すずき らな
https://bookmeter.com/books/21535994

■びっくり深海魚
著者が採集・撮影した貴重な標本写真とともに深海魚の生態に迫る。
深海魚の名前と姿が一致するのがせいぜいチョウチンアンコウくらいというド素人が読んでも面白かったです。
チョウチンアンコウのオスは生殖に参加するためにメスに巡り会わなかったら死を待つのみ。
メスは体が大きくて、エサをおびき寄せるルアーがなくなってもどうにか生き延びてるのに、オスは厳しいなあ。


読了日:09月03日 著者:尼岡邦夫
https://bookmeter.com/books/19942288

■ツレ元気 からだにいいゴハン計画 (単行本)
沖縄の「ぬちぐすい」の考え方から食べることの大切さを学ぶ。
沖縄をめぐって家に帰ってきて「ある意味ウチのみそ汁も同じ?」で終わっちゃうのがガックリきました。
ツレさんが言う、その時の体調に合わせて素材の組み合わせを考えて作っていこうね、が大事と思うのに。
まあでも、沖縄めぐりがメインならそれも仕方ないのでしょう。


読了日:09月03日 著者:細川 貂々
https://bookmeter.com/books/11213960

■困ったときは再起動しましょう 社内ヘルプデスク・蜜石莉名の事件チケット
文具メーカーで2年働いている蜜石莉名は、業務委託の情報システム部員。
莉名は周りから頼られているけれど、自分自身を信じ切れていないところがもどかしかった。
小谷は異動先で自分のスキルを活かせたとしても、仕事って必ず人間関係がついてまわるから気を付けたほうがいいと思うけど、無理かも。


読了日:09月02日 著者:柾木 政宗
https://bookmeter.com/books/18412168

■たべもの九十九
「あ」アイスクリームに始まり「わ」わかめで終わる、あいうえお順の食べものエッセイ。
祖母が大好きだった金山寺みそ。
父親が晩酌で食べてた焼いたにんにく。
食事がいろんな記憶に結びついていて、食べることをおろそかにしてこなかったんだろうな。
ウズベキスタンでインスタントコーヒーがネスカフェ呼びされてるのが面白かった。


読了日:09月02日 著者:高山 なおみ
https://bookmeter.com/books/12661818

■日本全国 池さんぽ
全国の7000以上の湖沼を巡った著者が181の池を8つのタイプに分けて紹介する。
農林水産省が選定した「ため池百選」も収録。
鳥瞰図なので見やすくて特徴が分かりやすかった。
1980年代に干上がった椹池(山梨県)の底の岩に突き刺さった鉄剣が見つかり、鑑定したら奈良時代のものと判明。なんだかロマンあるなあ。
新幹線の新神戸駅の裏手にある布引貯水池は竣工したのが1900(明治33)年。
日本最古のコンクリート池は阪神淡路大震災にも耐えて、ダム湖百選にも選ばれている。


読了日:09月01日 著者:市原千尋
https://bookmeter.com/books/13904024

■まんがで読む はじめての保護猫 (いちばん役立つペットシリーズ)
はじめて保護猫を迎えるひとの疑問に答える本。
某漫画家さんの、保護猫をトライアルで預けたひとがナンパ目的だったことが分かって中止した経緯を読んだことがあったので、スーちゃん担当の田中ちゃんが厳しい態度で当然と思った。
C子さんがスーちゃんを可愛がっていたのが事実でも、SNSでイイネを集めるための道具にしか見てないように感じてしまった。
多頭飼育崩壊から救い出されて心身ともにケアが必要な場合もあったりするし、人間はもっと責任持ちましょう。


読了日:09月01日 著者:猫びより編集部,粟田 佳織
https://bookmeter.com/books/15100627

■生き延びるための非常食[最強]ガイド
災害などの非常時に備えておく非常食のストックの工夫など。
温かいものを口にして幸せを感じる。
甘いものを食べてホッとする。
食べ慣れた味に安心する。
非常時だからこそ、生き延びるためには必要なこと。
備蓄用としてわざわざ買うのではなくて、いつも食べているものをローリングストック。


読了日:09月01日 著者:
https://bookmeter.com/books/3169328


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