やわらかい螺旋

徒然なるままに

2023-07

2023-08-01 06:44:02 | 
2023年7月の読書メーター
読んだ本の数:64冊
読んだページ数:13940ページ
ナイス数:640ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly/2023/7
■新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)
同じ1日を9回繰り返す「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ高校生の久太郎は、何者かに殺害された祖父を救うために手を尽くす。
久太郎が二日酔いに苦しむ描写がこんなところに活かされてくるなんて、設定の細かさを楽しめました。
友理は、久太郎が高校生でも諦めないでいてくれるはず。良き理解者を得られて良かった。
次の新年会も波乱の予感。

読了日:07月31日 著者:西澤 保彦
https://bookmeter.com/books/12222031

■封印された日本の秘境
登山や潜水などの特別な装備やスキルを必要とせず、誰でも気軽に行くことができる。それなのに、人がいない。そんな場所こそが本当の秘境。
「本書では、全国各地に存在するおびただしい数の秘境から、私の独断で本当の秘境だと思う場所を11箇所選定し、訪問している」
青木ヶ原樹海、軍艦島、恐山、耶馬渓あたりは、私でも知っているような有名なところ。でも人がいないから秘境。
樹海での、いつのまにか車の横に置かれた靴が怖い。誰がそんなことをした。
表紙は京都大学が管理している芦生の森。こんなに広い原生林があるんですね。

読了日:07月31日 著者:鹿取 茂雄
https://bookmeter.com/books/9716348

■マンガでわかる落語: 古典落語のあらすじ、寄席の楽しみ方が一目瞭然!
落語初心者でも楽しめる古典落語の指南書。
ある程度の予備知識があったほうが噺に入り込みやすいかも。
大金を拾った勝五郎にそれは夢だと言った女房「芝浜」や、覚える自信がない「寿限無」など、有名な演目でも解説を合わせて読むと、噺の醍醐味がどこにあるのか分かって良かったです。

読了日:07月30日 著者:春風亭 昇吉
https://bookmeter.com/books/15014901

■おみたま通販便 (バンブー・コミックス)
声優・南央美の通販ライフ。
文章にちょっとクセがあって意味が分からんときもあったりしますが、なんせ、ももせたまみの絵が可愛いのでつい読んでしまう。
私はそういう買い物しないのですごいなと思ったのが、巳年なのでへびグッズを買うっていうこと。
毎年そうしてるみたいなので、縁起物って意味合いもあったりするんだろうか。
アロマ通信講座のスクーリングで知り合ったマッチョなローズさんの女子力の高さよ。

読了日:07月30日 著者:南 央美,ももせ たまみ
https://bookmeter.com/books/16097

■刑事の灯 (双葉文庫)
警察小説アンソロジー。
藤崎翔「読心刑事・神尾瑠美」目当てに図書館で借りた本。
ひとの心が読める美人刑事をサポートするための編成っていうのが面白かった。
吉川英梨「ファーストレディの黒子」
これシリーズものなんですね。
テロを阻止するためには手段を選ばない「十三階」と呼ばれる工作員集団。
首相夫人が官房副長官と密会中に腹上死。これをテロに偽装する手筈だったが予想外の展開に。


読了日:07月29日 著者:麻見 和史,沢村 鐵,藤崎 翔,吉川 英梨
https://bookmeter.com/books/15412091

■下町呑んだくれグルメ道 (河出文庫)
下町B級グルメエッセイ。
愛用のキティちゃん柄のパジャマでめざしを食べようとする独り暮らしおじさんの中村主水ごっこ。
「人生満ち足りてる時にやった方がいい」。
それはそれで面白そうとも思うけれど。
巻末の、落語家・柳家喬太郎との対談で、崎陽軒のシウマイ弁当で意気投合して生姜焼きでは相反。ひとの好みってそんなもんだ。

読了日:07月29日 著者:畠山 健二
https://bookmeter.com/books/11070102

■さいえんす川柳 「研究者あるある」傑作選 (ブルーバックス)
川柳イベント『川柳 in the ラボ』に投稿された6815句の中から厳選した170句。
研究者あるあるが詰まった川柳で面白かったです。
「細胞と話し始める深夜帯」
「科学者といえども最後は神頼み」
「あぁ、その日?俺はいいけどハエがダメ」
「家よりも生活感ある研究室」
「顕微鏡の丸椅子つなげ仮ベッド」
「こびと来て論文仕上げる夢を見る」
「私と菌どっちが大事と詰めよられ」
読了日:07月28日 著者:
https://bookmeter.com/books/16345610

■空気がなくなる日 (おはなし名作絵本 24)
7月28日に、ほんの5分間だけ、地球から空気がなくなるという噂が流れた。
校長先生は子供たちを心配して勉強なんかそっちのけ。
5分間、息を止めるのはどうしたらいいのか考えたりして、普通のひとから見たら立派な大人もデマに惑わされたりするのです。

読了日:07月28日 著者:岩倉 政治
https://bookmeter.com/books/83583

■花咲く日本橋おんみょうじ-おばけ嫌いですがお花屋さんと謎を解きます (双葉文庫)
おばけが苦手な八坂葉瑠子は陰陽師協会日本橋支部に配属された新米陰陽師。
近所の花屋のイケメン店長・西園の手を借りて、未解決ファイルの事件の解決に取り組む。
本当は家業の陰陽師じゃなくて花屋になりたい葉瑠子だけど、西園父のこととか、鎮霊の術を磨いていけば役に立てると気が付いたはず。
それにしても、一般人にしては西園家は陰陽師との付き合いが濃すぎるのが謎。
西園母の不在の理由も気になる。

読了日:07月27日 著者:四葉夕ト
https://bookmeter.com/books/14233552

■おいしい子育て
「笑顔がごちそう」を改題、大幅に加筆修正したもの。上野樹里・和田明日香との鼎談も収録。
いろいろな家族エピソードが出てきますが、息子さんが描いたゴジラの絵を、昔もらった賞状をはずして額縁に入れて飾ったこととか、和田誠さんって優しいひとだったんだなあと思いました。
給食とファストフードの味がライバル。
子供の好みを考えながら料理していたレミさんは柔軟性があって好奇心旺盛なひとだ。

読了日:07月27日 著者:平野 レミ
https://bookmeter.com/books/19300760

■水族館めぐり
「コロナ禍の状況にあっても水族館の魚さんの環境は変わりません。今でも水の中をゆっくりと流れる時間軸の中で泳いでいます」
全国の40施設の水族館を紹介。
実は海の生き物が苦手で(特にクラゲ)水族館もあまり行ったことがありません。
でも、カワウソやペンギンは可愛いし、品川とか江の島ならまあまあ近いから、苦手意識の克服のために出かけてみようかな。

読了日:07月26日 著者:
https://bookmeter.com/books/16959410

■ダンナは海上保安官
結婚相手は海上保安官。
ダンナの仕事と生活のあれこれを描く。
会社でいうところの社宅にあたる官舎って、警官なら警官で纏まって住んでるんだと思ってましたが、色んな官が混ざってるんですね。
うきわやバナナボートが見つかると海上保安官の出動事案。海にうかつに物を流してはいけません。
海のもしもは118番!
読了日:07月26日 著者:林 まつり
https://bookmeter.com/books/608293

■浄天眼謎とき異聞録 ~双子真珠と麗人の髪飾り~ (マイナビ出版ファン文庫)
燕石と千代が結婚の約束をするところまでこぎつけて、なんだかおめでたい雰囲気なのに、ひとり我が儘を言いまくる翠子。
千代の身内になれると言いくるめた栄吉も、まさか宗市を取り合う羽目になるとは思ってなかっただろうな。
燕石と千代の幼馴染、相良も、ふたりプラスひとりの立ち位置では寂しいけれど、玉緒がいるから大丈夫。

読了日:07月25日 著者:一色 美雨季
https://bookmeter.com/books/12486855

■浄天眼謎とき異聞録 下 ~明治つれづれ推理(ミステリー)~ (マイナビ出版ファン文庫)
桐生荘八の件に決着がつき、燕石と千代も誤解が解けてなんとかなりそうで良かったね、では終わらない。
小梅と翠子だけじゃなくて由之助にも隠された秘密があり、兄夫婦の過保護はこれのためだったんじゃないのか。
それでも由之助は、自分でもう会わないと決断したのだから心残りはないはず。
続編へと続く。
読了日:07月25日 著者:一色 美雨季
https://bookmeter.com/books/11264125

■浄天眼謎とき異聞録 上 ~明治つれづれ推理(ミステリー)~ (マイナビ出版ファン文庫)
芝居小屋「大北座」の跡取り息子・由之助は、戯作者・魚目亭燕石の世話役を頼まれた。
燕石は物や人に触れると記憶が読める「浄天眼」の持ち主。
由之助の兄夫婦の過保護っぷりを不審に思っていたら、最後に思いがけない展開に。
つじのきりゅう、桐生荘八。
燕石の妹たちのために由之助ができること。
下巻に続く。
読了日:07月25日 著者:一色 美雨季
https://bookmeter.com/books/11240975

■陸上自衛隊ますらお日記
ますらお=陸上自衛隊員の生態。
自衛隊なんてガチの体育会系しかいないと思ってました。
「陸上自衛隊は、入隊のハードルが他の公務員と比較すると低く、入隊時の体力検定も特にないため~」えっ、そうなのか。
定年まで働くならば昇級試験を受ける。その気がないなら任期制なので、「学費を稼ぐために入隊した」など短期間で働くことを前提にしているひとたちもいる。
選抜されて入隊するエリートな音楽隊員が、運動能力と戦闘能力が高いと「FFの吟遊詩人」「モンハンの笛使い」とあだ名されるの良いな。

読了日:07月25日 著者:ぱやぱやくん
https://bookmeter.com/books/19181039

■思いつき無職生活 職なしガールの残念だけど悪くない日々 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
「いま会社を辞めたいと思っているすべての人に贈る、あまり役には立たないけど、愛すべき等身大の無職コミックエッセイ!」
思いつきでなんとなく会社を辞めてもいいんだ…!って目から鱗でした。
人間関係が辛いからとか、転職することにしましたとか、何か理由がないといけないと思ってた。
美容室のカットモデルのエピソードが面白かった。美容師さんも経験積まないと。

読了日:07月24日 著者:いけだ いけみ
https://bookmeter.com/books/9891472

■ペネロペおはなしえほん (3) ペネロペ うみへいく (ペネロペおはなしえほん 3)
夏休み、ペネロペはおばあちゃんと海に行くよ。
何を持って行けばいいんだっけ?
ワニのボートに乗っているときも、ちゃんと腕に浮き輪つけてて偉い。


読了日:07月24日 著者:アン グットマン
https://bookmeter.com/books/393625

■みかんとひよどり (角川文庫)
ジビエ料理をめぐる物語。
ジビエって難しい。
猪とか鹿とか、猟師に仕留められた「害獣」はただ焼却されてしまう。
処理施設が必要で、その施設そのものにもコストがかかる。
寄生虫なんかの問題もあるし。
潮田は大高と出会えて良かった。大高もまた潮田との出会いで自分の信念を再確認できたと思う。
坂木司の解説は必読。
読了日:07月23日 著者:近藤 史恵
https://bookmeter.com/books/17851499

■そのノブは心の扉 (文春文庫)
「週刊文春」連載のエッセイ。
仕事の話は一切ナシ、日常のことだけを書いていて、それでよくこれだけ色んなことがあるなと思う。
三日坊主にもならないほど飽きっぽいとは言え、思いついたことをすぐさま実行する行動力はすごいな。
バイクと船舶の免許を取ったものの、取ったことで満足してしまうのは分かる気がする。

読了日:07月23日 著者:劇団ひとり
https://bookmeter.com/books/600735

■#とりまみれ (マガジンハウスムック)
ほんとに鳥まみれだった。
鳥のグッズなども紹介。
10羽のサクラブンチョウとか大所帯のところもあって、おぉ~と思いながら見ていました。
文鳥10羽はまあ分かるけど、猛禽類5羽ってすごいな。
飼い主さんとの信頼関係が垣間見えて良かったです。

読了日:07月22日 著者:
https://bookmeter.com/books/11272947

■ザッパなおやつ: 限界まで大ざっぱなのに、究極においしい!
大ざっぱに作ってもおいしいおやつ。
保存容器に材料を入れてレンチンするベビーチーズケーキとか、作ってみたいものがたくさんあった。
ブログでも反響が大きかったというミルキーチーズケーキがおいしそう。
少ない材料を混ぜて冷やし固めるだけで本当に簡単。

読了日:07月22日 著者:riyusa
https://bookmeter.com/books/16772031

■ぺ (講談社文庫 た 5-5)
ショートショート集。
詩の延長線上にあるみたいな不思議な読み心地でした。
いま読んでつまらなかったものは、何年かあとに読むと違う受け取り方になるのかなあ。
「眠れ我が子よ」物語としてはありきたりだけど、赤ん坊がどうなったのかが気になる。


読了日:07月21日 著者:谷川 俊太郎
https://bookmeter.com/books/72183

■眠れぬ夜のための哲学
あれこれと考えすぎて悶々として眠れない夜には哲学を。
哲学は物事の本質を探究する学問。
「漫然と思い悩んで頭の中を逡巡するだけなら、いっそ徹底的に考えて、自分の中で完全に納得してしまったほうがいいのです」
不安大好き、かかってこい!とまでは言えないかもしれないけど、いたずらに不安を恐れなくなっていいかも。

読了日:07月21日 著者:小川 仁志
https://bookmeter.com/books/11293636

■スラム団地
「ときどきじんわ~り、のち爆笑!史上初の団地コミックエッセイ」
昭和の団地は子供が多かった。
友達が団地に住んでいたので当時を思い出しました。
秘密基地とか作ってて、こんな感じだったなあ。
団地の中の公園のぐるぐる回る遊具はうちの近所の公園にもあって(今は撤去されてしまいましたが)子供のころ散々遊びました。懐かしい。

読了日:07月20日 著者:松田 奈緒子
https://bookmeter.com/books/427138

■しつこい不安感が必ず消える セロトニン復活ストレス解消法【対話版】: 脳と腸の仕組みから紐解く最短最善のメンタル改善手順とオキシトシン分泌法
現在の生活の延長線上で無理なく継続できるストレス解消法。
本当に「バナナ食って整腸剤飲んでぬいぐるみ抱いて寝ろ!」でした。
整腸剤は酪酸菌が配合されているもの(ビオスリーHi錠、強ミヤリサン錠)がおすすめ。

読了日:07月20日 著者:Jeg
https://bookmeter.com/books/21384594

■もう誘拐なんてしない (文春文庫)
二人組のヤクザに追われていた女子高生・絵里香を助けた翔太郎は、絵里香の妹の手術費用のために、偽装誘拐に協力することになった。
花園組の「皐月と愉快な仲間たち」な感じが好きでしたが、偽札と殺人事件でピリッと引き締まる。
一度死んでワカメ男として復活した翔太郎が意外な活躍っぷり。
それで、山部への対応はどうするんだろう。
読了日:07月19日 著者:東川 篤哉
https://bookmeter.com/books/611433

■人生はどこでもドア: リヨンの14日間
フランス・リヨンに14日間滞在、日本にいるときと同じように暮らしてみる。
フランス語なんか全然できない状態で、民泊サイトのエアビーを利用して部屋を決め、マルシェで買い物をして、カフェに通う。
マルシェで買った食材を料理しようにも切れない包丁で悪戦苦闘、これ他のゲストはどうしていたんだろう。
オーナーのニコラさんが本当にいいひとだった。
他人に部屋を貸すのは思ってるほど簡単なことではない。
借りたひとが気持ちよく使える部屋にしようという心遣いがありがたい。

読了日:07月19日 著者:稲垣 えみ子
https://bookmeter.com/books/13150386

■オンラインゲーム仲間とサシオフしたら職場の鬼上司が来た(3) (gateauコミックス)
熊田兄がもっとややこしくするかと思ったけれどそれほどでもなかった。
弟は友達と一緒ですよ信じて~!
子供のころの話は、だからどうした蛇足なのではと思ったけど、もし過去の自分に妬く羽目になったと白瀬が知ったらと想像してニヤニヤしてしまいました。
ゆっくりな橋元にあわせてる白瀬えらいなあ。

読了日:07月18日 著者:ん村
https://bookmeter.com/books/21323492

■ねぇつらい糖質制限もうやめない! ? ヤセる満腹系ごはん
食後血糖値を安定させるおなかがすかない満足レシピ。
オートミールやおからなど、食物繊維が多い材料を使っているので食べ応えありそうです。
豆腐と一緒にレンチンしておにぎりにしたり、チーズケーキに使ったり、意外とオートミールって万能。

読了日:07月18日 著者:石原 彩乃
https://bookmeter.com/books/18574154

■永いおあずけ
みうらじゅんの官能ロック小説。
うーん、私にはあまり面白さが分かりませんでした。
どの話も登場人物が似通っていて、いっそ同一人物でも成り立つかもしれないと思ってしまいました。

読了日:07月17日 著者:みうらじゅん
https://bookmeter.com/books/19449070

■きっと、夢にみる 競作集 <怪談実話系> (角川文庫)
「夢見」がテーマの実話怪談競作集。
辻村深月「だまだまマーク」は既読。
何年かに一度、幼稚園でだまだまマークって言いだす子供がいて、その子供が自分の子供だったら。そして自分も波長が合ったら。ああ怖い。

読了日:07月17日 著者:中島 京子,辻村 深月,朱野 帰子,小中 千昭,内藤 了,小島 水青,皆川 博子,淺川継太,沙木 とも子,添田 小萩
https://bookmeter.com/books/9709043

■ありえへん京阪神 - それでも愛される、京都・大阪・神戸の“けったい"な面々 - (ワニブックスPLUS新書)
京都・大阪・神戸、京阪神の県民性。
大坂の知り合いがふたりいて、どちらもノリツッコミな会話がとても苦手と言っているのだけれど、やっぱりレアケースなのかなあ。
都市の性格を表している「東京帝国」「関西共和国」、なるほどそんな感じですね。
灯油のポリタンクって全国的に赤で統一されてるんだと思ってました。

読了日:07月16日 著者:矢野 新一
https://bookmeter.com/books/12389523

■糖質ほぼゼロスイーツ&スナック
糖質オフ&グルテンフリーのスイーツレシピ。
太らないのはいいんだけれど、卵白8個分とか全卵6個とか、卵をたくさん使うレシピはドキドキします。
とりあえず小麦粉はやめろってことですね。
読了日:07月16日 著者:
https://bookmeter.com/books/11067487

■葡萄園の骨〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
ギデオンとジョンは国際科学捜査シンポジウムに参加するため、それぞれ妻を伴いイタリアにやってきた。
憲兵隊の少尉ロッコがケーススタディとして提供した白骨を鑑定したギデオンだが、それが面識のあるワイナリーの経営者夫婦のものだと知る。
なんだか今回は、崖の上で死んだのか、死んだあとに銃で撃たれたのか、死体の状況からなかなか進めない感じでじれったい。
ワイナリーの関係者のうちルカとは友達になれそう。長時間一緒にいるのは大変かもしれないけど。
続きは出てないのかな、とりあえずこれで終わり。
読了日:07月15日 著者:アーロン・エルキンズ
https://bookmeter.com/books/7900663

■今夜もそっとおやすみなさい
眠れない夜に聞く深夜ラジオのようなエッセイ集。
傷つきやすくて落ち込むのが大得意、そんな著者の言葉に優しく包み込まれる。
写真がとても綺麗でした。

読了日:07月15日 著者:小手鞠 るい
https://bookmeter.com/books/18456473

■クマが肥満で悩んでます 動物園のヒミツ教えます (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
動物が暮らしやすい工夫、「エンリッチメント」に取り組む全国の動物園・水族館。
なにが動物にとって幸せなのかは、もう色々やってみないと分からないですよね。
その「色々やってみる」の結果を正しく理解すると展示の意味が分かる。
透明チューブを使うテッポウウオの捕食の展示が面白かった。
(2021年2月現在、アリの供給が難しくなって休止)

読了日:07月14日 著者:sirokumao
https://bookmeter.com/books/17412813

■胡桃ちのPresentsお気楽買い物、極楽カフェ♡ (ぶんか社コミックス)
「趣味の買い物とカフェ巡りについて綴ってみました」
すごく昔のこととか実在しないあったらいいな商品(店)も描いてるということなので、完全なコミックエッセイってわけじゃなさそう。
お気に入りのスクエア襟カットソーの新作を探し回ったけど見つからず、予定外の品物を買っちゃうのは意外とあるあるかも。
リカちゃん電報はリカちゃん好きのひとが貰ったら嬉しいだろうな。

読了日:07月14日 著者:胡桃 ちの
https://bookmeter.com/books/11245665

■人形遣いと絞首台 (創元推理文庫)
フレーヴィアは教会墓地で旅の人形遣いルパートのアシスタント・ニアラと出会った。
クルマが故障して立ち往生のルパートは、修理代を稼ぐために「ジャックと豆の木」の人形劇を披露するが、公演中にルパートが墜落死する。
鳩の糞で解毒剤を作ったフレーヴィアの機転がすごい。
フェリシティおばさんの言葉が沁みる。
「自分のインスピレーションに耳を傾けないとね。内なるビジョンを自分の北極星にするんだよ」

読了日:07月13日 著者:アラン・ブラッドリー
https://bookmeter.com/books/1184248

■思わず話したくなる社名&商品名の謎―なぜか気になる社名・商品名の由来760
日本の有名企業664社の社名と身近な商品名・企業キャラクター名の由来を収録した本。
サインペンがぺんてるの登録商標だったり、ボードゲーム「オセロ」の発案者が中外製薬の社員だったり、へぇ~そうなのかと思いながら読みました。
モロゾフとユーハイムは人名だけどヨックモックはスウェーデンの小さな街の名前。命名したひとはなぜこの街を知ってたんだろう。
それにしても、これだけの数の会社をよく調べたものです。

読了日:07月13日 著者:田中 ひろみ
https://bookmeter.com/books/510009

■BANKSY
バンクシーの作品集。
サザビーズオークションで切り刻まれた作品を含む140点以上を解説付きで収録。
本のサイズが大きいので見応え充分。
まとまって作品が見られるから、自分がどんな感情で見ているのかを探りながら楽しめました。
良い具合の匙加減での風刺は刺さる。

読了日:07月12日 著者:ジョン・ブランドラー,アレッサンドラ・マッタンザ
https://bookmeter.com/books/17761584

■食卓にネコ (インスタグラマー・ブック)
ほんとに「食卓にネコ」だったw
食卓に並んだ料理を見に来るネコ、八とおこめ。
オムライスにかかったケチャップの「オムライス」「つつめない」の文字がいいな。
オフショット編の、タイツを履いて足が長くなってるハッチャンが面白かった。

読了日:07月12日 著者:naomiuno,宇野 直美
https://bookmeter.com/books/11264972

■ここはボツコニアン 4 ほらホラHorrorの村
ヘリコプターのサーチライトに自爆技、郭嘉が大活躍。幽霊おそるべし。
いや、それよりおそろしいのは「何なら書きましょうか、四千枚」だな。
羊司書の名前がポージーっていうのはどこで聞いたんだっけ。
サンタ・マイラの莢ニンゲンがイラストで見ると可愛い。莢ニンゲンなのに。
トリセツの<役立たず>が固有スキルっていうのがなんかすごく納得する。

読了日:07月11日 著者:宮部 みゆき
https://bookmeter.com/books/8240819

■ルーヴルの名画はなぜこんなに面白いのか (中経の文庫)
ルーヴル美術館の展示順序にできるだけそって解説した本。
モナ・リザのモデルはフィレンツェの富豪ジョコンドの妻エリザベッタ、通称リザ。
「これまでモデルは誰かとたくさん議論はありましたが、今日ではこれで落着」
あ、確定なんですね。
そのモナ・リザの対面にあるのがヴェロネーゼ「カナの婚礼」
130人もの人間が描かれていて、キリストはどこにいるのやら。

読了日:07月11日 著者:井出洋一郎
https://bookmeter.com/books/8137588

■k.m.p.の、旅したくてぐるぐる。
コロナ渦で自由に旅に出られなくても工夫次第で旅を楽しむ。
過去の旅を思い出したり近場を旅してみたり、どこかに行きたいという思いが滲み出ています。
リモートでのモロッコ旅行は、通信が途絶えたりしても、もどかしさもあるのが旅と思っているのがなんだか良いなあ。
移動の制限がなくなって今頃どこかを旅しているんでしょうか。

読了日:07月10日 著者:k.m.p.
https://bookmeter.com/books/17761592

■マンガでわかる能・狂言: あらすじから見どころ、なぜか眠気を誘う理由まで全部わかる!
能・狂言の楽しみ方をまんがで分かりやすく解説する入門ガイド。
能の特徴は主人公がおもに「死んだひと」この世に未練のあるひとが多い。
それに対して狂言は主人公がおもに生きてるひとが多い。
そういう差も知らなかったので興味深く読めました。
Q:どんなにがんばってもどうしても眠くなるときはどうしたらいいの?
A:眠くなったら寝てもいいと思うよ!ただし爆睡はしないように。
読了日:07月10日 著者:
https://bookmeter.com/books/15010577

■水族館の殺人 (創元推理文庫)
丸美水族館に取材に来ていた新聞部の3人は、水槽に落下した飼育員がサメに喰われる現場を目撃した。
警察は殺人と断定したが、水族館の関係者11人全員にアリバイがあり捜査は難航。
水族館にいる兄から連絡を受けた柚乃は裏染を引っ張り出す。
登場人物紹介が面白かった。裏染の妹・鏡華の「あの兄にしてこの妹」に納得。
それにしても裏染は父親と何があったんだ。

読了日:07月09日 著者:青崎 有吾
https://bookmeter.com/books/11053206

■ベスト・エッセイ2020
2020年に新聞や雑誌等に発表されたエッセイの中から選ばれた77篇。
亡くなった方への追悼文が多かった。
角田光代「暮らすことは変化を受け入れること」コロナ前のものだけれど、今の世相と重なって切ない気分に。
平岩弓枝「丑の刻まいり」代々木八幡宮の娘さんなんですね。疫痢で呼ばれた若い医師は生きた心地がしなかっただろうな。

読了日:07月09日 著者:日本文藝家協会
https://bookmeter.com/books/16245695

■医者が教える熱中症対策 (エイムック 4396)
日本の夏は世界的にみても過酷な状況。
室内で熱中症にかかった人がおよそ4割、年代別にみると65歳以上の人が搬送者の半数を占めている。
熱中症の見極め方と応急処置などの対策と、ペットへの対応の仕方。
家の中での熱中症を防ぐには、風通しを良くしたり窓からの日光を遮ったりするのはまあ分かるけど、壁の近くで過ごさない、っていうのは盲点かも。
就寝時はできるだけ壁から離れて寝るようにして、特に頭は壁の近くにならないようにする。

読了日:07月08日 著者:
https://bookmeter.com/books/13805040

■疲れた人に夜食を届ける出前店
クマやゴリラや天使たちが疲れたひとたちに届ける夜食。
この出前店の店員さんたちって優秀だなあ、疲れたひとたちの状況を汲み取って提供してくれる料理のチョイスが絶妙。
パルムまで持ってきてくれるクマさんが素敵すぎる。
そしてそのクマさんも調子を崩してしまうけど、誰にでもそういうことってある。
まっくろ子ちゃんが誰におにぎりを作っているのか、理由が分かったときにちょっと泣けた。

読了日:07月08日 著者:中山 有香里
https://bookmeter.com/books/20247149

■パワー・オフ (集英社文庫)
インターネットが普及し始めたころの話ですが、古臭く感じるところとそうでないところが入り交じっているのがリアルに思えました。
コンピュータウイルスと人工生命は組み合わせとしては多分王道、室伏を利用した照井なんていかにもな感じ。
それでもちゃんと楽しめました。
ドリルで手にケガをした良樹は不自由なく左手を使えているみたいなので安心した。

読了日:07月07日 著者:井上 夢人
https://bookmeter.com/books/562749

■漂流者は何を食べていたか (新潮選書)
「荒海に突然、投げ出されたら、あなたはどうやって生きのびるか?」
漂流者たちは何を食べて命を繋いだのか。
嵐で船が壊れて漂流するのは、まあそういうこともあるだろうなと思うけれど、鯨やシャチにぶつかって船が壊れるケースが意外と多いのですね。
日本で起きた世界にも例のない漂流は、モリ突きのダイバーが3日間も流されてしまった事故。
良く生還できたなあ。
それにしても、食べられながらもついてくるシイラって不思議な魚。

読了日:07月07日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/18249727

■科学がつくる21世紀のくらし〈3〉医療―人は何歳まで生きられるか
「さまざまな分野の最新技術を応用した診断技術や、ロボット手術、再生医療、遺伝子による治療など、現代の医療の最先端を紹介」
医療ロボットの開発のおかげで、フランスにいる患者をアメリカにいる医者が遠隔手術できるようになった。
これは患者がいる施設に遠隔操作ができるロボットがあるのが大前提だから、どこの地域でも確実にできるわけじゃないけれど、技術開発の賜物。
出版が2003年の本なのですが、医療技術の未来予測の「2019年に病人介護用ロボットのリースがはじまる」とか、まだ実現してないけど出来たらいいな。

読了日:07月06日 著者:
https://bookmeter.com/books/1073554

■アートな朝ごはん
アートな朝ごはんの114品のレシピ。
著者は食が細くて食べることに興味がない子供だったそうで、そういう子供に苦労している親御さんたちの参考になりそう。
カラフルで素敵だけれど、朝からこんなにあれこれやってる時間なんかないぞ、の場合は、豆皿を利用してたくさん並べるだけでも印象が違う。
パンケーキなどに粉糖で模様をつけるときは、溶けにくいタイプの粉糖を使うといいと思います。

読了日:07月06日 著者:valo
https://bookmeter.com/books/17832824

■十津川警部 白浜へ飛ぶ (講談社文庫)
4編収録のミステリ集。
「十津川警部の苦悩」が本当に苦悩してました。
捜査一課のベテラン刑事の長谷川が仮眠室で拳銃自殺した。
妻から見せられた遺書には「恨むなら、Tさんを恨んでくれ」と書かれていて、長谷川の周辺にいる「T」は十津川しか見当たらない。
仕事ができるから与えられた特権は、他の人間にとっては差別。
十津川が、和菓子屋の事件の被害者と自分は同じと思っていて、なかなか難しい話。

読了日:07月05日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/412139

■わたしの心を強くする「ひとり時間」のつくり方
時間の質を上げる。
暮らしの工夫。
人間関係の保ち方。
いざというときへの備え。
心の持ちよう。
「ひとり時間」のつくり方を5つの面から考える。
なんとなくタイトルから、忙しい時間をやりくりしてひとりでいる時間を確保しましょう、の方向だと思ってしまいましたが、そっちじゃなかった。
陰口を言わないようにとか、睡眠時間を削らないとか、独り暮らしじゃなくてもそれは気を付けたほうが良いと思う。
読了日:07月05日 著者:岸本葉子
https://bookmeter.com/books/20156098

■大島弓子選集 (第16巻) 綿の国星 3
「綿の国星」19話から23話までと、「ジィジィ」を収録。
「椿の木の下で」があんまり最終回っぽくない終わり方だったので、なんだかそれがホッとする。
拾われてきた猫の点茶は、埼玉へ引き取られていくときに時夫の顔を見られなかった。
チビ猫じゃなくて自分を選んでほしかった点茶のやるせなさ。

読了日:07月04日 著者:大島 弓子
https://bookmeter.com/books/504856

■Casa BRUTUS特別編集 世界のベストミュージアム (マガジンハウスムック)
国内から66件、海外から73件、何度も訪れたいミュージアムを厳選して紹介する。
収蔵品を見るほかに、建築そのものを楽しめるのもミュージアムの醍醐味。
大規模改修工事のため全館休業中の横浜美術館が、丹下健三が手掛けた国内唯一の美術館建築だとは知らなかった。
選考委員の提言の「後付けのサインや表示が多すぎて、目障り」は、なるほどと思う。

読了日:07月04日 著者:
https://bookmeter.com/books/11605055

■怪しい店 (角川文庫)
「店」がテーマの短編集、5編収録。
東川篤哉の解説も含めて楽しめました。
「ショーウィンドウを砕く」
当て推量を確かめるために千円札を交換してもらう。
頭の中の知識を行動に結びつける素早さは、捜査に慣れてるからってだけじゃないんだろうな。
「潮騒理髪店」
役場のリカちゃんの行動の真相は藪の中。
でも、髪を切ってさっぱりした火村と同じように、彼女も心の中がさっぱりしたなら幸い。

読了日:07月03日 著者:有栖川 有栖
https://bookmeter.com/books/11256735

■辛酸なめ子の世界恋愛文学全集 (祥伝社文庫)
古今東西、恋愛文学の読書案内。
竹取物語とかデカメロンなど、作品のチョイスが面白かった。
小中学生に人気の「泣いちゃいそうだよ」と、ケータイ小説「あたし彼女」なんて、そんなところにもアンテナ立ててるなんてすごい。
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」ってタイトルだけは知ってたけど、内容がなかなかエグイっすね…。

読了日:07月03日 著者:辛酸なめ子
https://bookmeter.com/books/14796200

■ようこそ日本へ!写真英語ずかん〈3〉日本のくらし
英語で身の回りのものを何と言うのか。
日本のものを英語で紹介するのは大変だなあ。
ひなまつりが「Girl's Festival」、なんか違うイメージを思い浮かべてしまう。
お城の本丸の「donjon」は牢獄や迷宮じゃないのになぜダンジョンなんだと思ったら綴りが違った。
迷宮ダンジョンは「dungeon」。

読了日:07月02日 著者:
https://bookmeter.com/books/11607954

■つけ衿、ブラウス、ときどきワンピース (レディブティックシリーズno.8233)
実物大の型紙付き。
つけ衿とブラウス(ワンピース)のセットも可愛いですが、つけ衿だけでも使いまわせそうと思って買った本。
23のスクエアカラーのつけ衿を作りました。
ミシンがないので手縫いでしたが(休み休みやってたら1日仕事に)、ミシンがあるならすぐに出来ると思います。

読了日:07月02日 著者:
https://bookmeter.com/books/19463316

■ラブコメ今昔 (角川文庫)
自衛隊員の恋愛にまつわる短編集。6編収録。
国防に関わる者としての覚悟をじっくり見せられつつ、デレてる彼らにニヤニヤするしかないじゃん。くそう可愛いなコラ。
「青い衝撃」ブルーインパルスの夫のストーカーじみたファンにじわじわ苦しめられる妻。けれど上っ面だけを見てるファンとは格が違うのだよ。

読了日:07月01日 著者:有川 浩
https://bookmeter.com/books/4797604

■私日記10 人生すべて道半ば (私日記 10)
2016年6月1日~2017年11月30日。
2017年1月25日に夫の三浦朱門さんは肺炎が悪化して入院、2月3日早朝に亡くなった。
出来るだけ普通の生活に戻ろうとしていたときに夫のへそくりを見つけ、それで猫を買い、スコティッシュフォールド2匹と一緒に過ごす。
命が去ってまた命がやってきた。静かな循環の輪。

読了日:07月01日 著者:曽野 綾子
https://bookmeter.com/books/14421439


▼読書メーター
https://bookmeter.com/
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2023-06 | トップ | 2023-08 »
最新の画像もっと見る

」カテゴリの最新記事