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ハマス “安保理の恒久的停戦などに言及の決議を歓迎”:イスラエル軍 ガザ地区各地で攻撃続ける

2024-06-12 02:37:15 | イスラエルVSハマス
【随時更新】イスラエル・パレスチナ 中東情勢(6月11日)  NHK 2024年6月11日 19時13分

イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘が長期化する中、アメリカのブリンケン国務長官は、イスラエルのネタニヤフ首相や野党党首などと相次いで会談し、停戦と人質解放の実現を強く働きかけています。
しかし、ハマスの壊滅を目指すイスラエルと完全な停戦を求めるハマスとの隔たりは依然として埋まっておらず、妥協点を探れるかは見通せない状況です。

米国務長官 ハマスが安保理決議に歓迎の声明 “希望の兆し”
イスラエルを訪問し、一連の会談を終えたアメリカのブリンケン国務長官は11日、記者団に対し、停戦に向けた新たな提案をめぐる国連安保理決議についてハマスが歓迎する声明を出したのは「希望の兆しだ」と述べました。

その上で、ブリンケン長官はイスラエルは提案を受け入れていると強調し、「ハマスが受け入れなければ、戦闘が続く責任は彼らにある。戦闘が長引けば、紛争が拡大するおそれがあり、地域全体の安全と安定に向けても責任がある」と述べ、ハマスに提案を受け入れるよう強く迫りました。

ハマス “安保理の恒久的停戦などに言及の決議を歓迎”
イスラム組織ハマスは、国連安全保障理事会がイスラエルとハマスの双方に停戦と人質解放に向けた提案に合意し実行するよう求める決議を採択したことについて、「安保理が恒久的な停戦とイスラエル軍のガザ地区からの完全撤退などに言及した決議を採択したことを歓迎する」との声明を発表しました。

声明で、ハマスは仲介国に協力して交渉を進める用意があるとする一方、「占領者を打倒し、パレスチナ国家を樹立するための戦いは継続する」とも述べていて、ハマスの壊滅を目指すイスラエルに対しては抵抗を続けていくと強調しています。

イスラエル軍 ガザ地区各地で攻撃続ける
イスラエル軍は11日もガザ地区南部のラファや北部のガザ市などで攻撃を行い、パレスチナのメディアは、ガザ市では11日朝の空爆で建物が破壊され、がれきの下敷きとなって死者やけが人が出ていると伝えています。

ガザ地区の保健当局は、これまでに3万7124人が死亡したと発表しています。

一方、イスラエル軍は11日、前日に行われた南部ラファでの作戦中に、建物に仕掛けられた爆発物が爆発し、兵士4人が死亡したと発表しました。

米国務長官 イスラエル前国防相・最大野党党首と相次ぎ会談

イスラエルを訪問したアメリカのブリンケン国務長官は、10日にネタニヤフ首相と会談したのに続いて、11日には戦時内閣を離脱したガンツ前国防相や最大野党のラピド党首とも会談し、停戦と人質の解放に向けハマスとの交渉を前進させるよう強く働きかけています。

アメリカは先に、6週間の停戦と人質解放を含む3段階からなる新たな提案を公表しています。

会談のあとブリンケン国務長官は、「ネタニヤフ首相とはこの提案に取り組むことを再確認した。交渉が前進するかは1人の人物にかかっている」と述べ、ガザ地区にいるハマスの指導者に提案の受け入れを強く迫りました。

しかし、ハマスの壊滅を目指すイスラエルと完全な停戦を求めるハマスとの隔たりは依然として埋まっておらず、妥協点を探れるかは見通せない状況です。

国連安保理 米公表のガザ停戦の新提案 支持呼びかける決議採択
アメリカのバイデン大統領は5月31日、ガザ地区での6週間の停戦と人質解放を含む3段階からなる新たな提案を公表しました。

これを受けて国連安保理では、アメリカが各国に対してこの提案を支持するよう呼びかけ、イスラエルとハマスの双方に合意し実行するよう求める決議案を提出しました。

10日に行われた採決の結果、理事国15か国のうち日本や中国など14か国が賛成し、これまでアメリカと対立してきたロシアも拒否権を行使せずに棄権に回り、決議は採択されました。

アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は、「安保理はハマスに対して停戦合意を受け入れるよう、明確なメッセージを送った。イスラエルはすでに受け入れている」と述べ、合意に応じるようハマスに呼びかけました。

また、バイデン大統領はSNSに、「ハマスは停戦を望んでいると言っており、彼らが本気であることを証明する機会だ」と投稿しました。

一方、棄権したロシアのネベンジャ国連大使は、停戦の必要性は認めたうえで、イスラエルがハマスを壊滅するまで戦闘を続ける姿勢を崩していないとして、アメリカの主張に疑問を呈しました。

ガザ地区での戦闘をめぐり対立が続いてきた安保理で決議が採択されたことで、実際の停戦合意に向けた圧力となるのか注目されます。

アメリカ国務長官 イスラエル首相と会談も交渉見通せない状況
イスラエルとハマスの停戦と人質の解放に向けた交渉を後押ししているアメリカのブリンケン国務長官が10日、イスラエルを再び訪れネタニヤフ首相と会談しました。

イスラエルはハマス側に6週間の停戦と人質解放を含む3段階からなる新たな提案を行ったとされ、ブリンケン長官は会談に先立ち、記者団に対し「エジプトが数時間前にハマス側と連絡をとった。詳しいことは控えるが、エジプト、アメリカ、そしてほかの国も合意に至ることが可能だと信じている」と述べ、停滞している交渉を進展させたいとしています。

しかし、ネタニヤフ首相があくまでハマスの壊滅を目指す姿勢を崩していないのに対し、ハマス側は恒久的な停戦の保証を求めているうえ、人質救出作戦を受けてさらに態度を硬化させていて、交渉が進展するかはなお見通せない状況です。

ブリンケン長官は、戦時内閣を離脱すると9日に発表した、中道派のガンツ前国防相とも会談することにしています。
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