犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

看過するしかない

2022-09-08 15:21:51 | 日記

2022年(令和4年)9月8日(木)

 

 朝7時頃、犬を庭に連れ出す。犬も私もじっとしている。じっとしていて変化を感じられないで更にじっとしている。最近、セミの声を聞かないなと思われた。そうだ聞かれなくなってかなり時間を経過してやっとそれを感じることが出来るのだ。来年、また夏が来るのを待たねばセミの声を聞くことが出来ない。そこまで保つか。犬も私も。それから数時間後の昼過ぎにツクツクホウシが鳴くを聞いた。ワンフレーズだ。これも庭にてである。結構、庭に出ているのだ。犬がなかなか小用を足したり糞をしないからだ。犬が何らかの合図を出すと、その都度、出なければならない。合図と思えると感じるのはあくまで私の主観である。収穫を得るまで。せかせる必要はない。

 ムギワラトンボが飛んできて塀の上に止まった。昨朝はシオカラトンボだった。兎に角平らな所に止まりたがる。安心できるのだろう。空には赤とんぼ。今ではナツアカネ、アキアカネ、ウスバキトンボの区別が出来なくなった。向こうが似てきたのではなく、私の観察眼が濁ってきただけだ。

 トンボが鳴くとしたら何と鳴くのだろうか。トットットとは鳴かないだろう。セイレイでもなかろう。鳴いたら面白いだろうと思うだけで鳴きはしない。トンボの羽が風を切る音もない。トンボはあの大きな目で世界を見ているのだ。セミの声はおろか、虫の音もアオマツムシ以外は聞くことがなくなった。

 代わりにといっては何だが、シジュウカラをよく聞くようになった。また、ちょっとホトトギスに似たような声がするのはおそらくモズだろう。ちょっととぼけたような声である。が、これでスズメは縮み上がっていることだろう。

 

 夕方7時頃、犬を庭に連れ出す。かなり暗くなっている。空にはコウモリが数十頭、或いは匹、羽。新聞などに退治しますという案内を見ると、ハクビシンやアナグマやタヌキなどと同じ扱いなのかと思う。人の家屋を利用するならスズメだって同じではないか。みんな、少々を我慢するが出来なくなっているのだ。私は具体的な例を知らないので無責任で暢気なのかもしれないが、汚いは生きていれば通例遭遇するしかないものだと覚悟している。だから、家を直接、壊すことなければ放置しておくに如かない看過するしかないと考える。

 南の空に輝く丸い月、東の高い空に光るは木星か。少し暗いのは内惑星の水星か金星か。