ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

もやもやの中国

2024年08月23日 | 国際・政治(中国)

中国に関する情報は少なく、真偽の分からない情報が多々あります。その中で、比較的確からしい情報を引用して今までにもブログを書いています。

 

中国の小役人が大統領を批判して記事になるのか?

 

中国外務省の報道官の会見をNHKや他の報道機関が引用しています。しかし、中国外務省の小役人の発言に信頼性があるのでしょうか? 今までも

 

 「習近平は独裁者」というバイデン大統領の発言を、中国外務省の報道官が批判した。チョロい朝日新聞論説委員は、この報道官の発言を引用してバイデン大統領を批判する記事を書いた。朝日新聞は中国政府の小役人の発言を大統領と同格に扱うようです。

 

 中国外務省の報道官の発言を調べると、処理水について事実を誤認しているというか、理解していないのが分かる。もっとも正確に理解したところで、中国共産党や習近平に逆らえないけど。

 

 昨年夏の北戴河会議で、習近平主席は長老から注意されて逆切れしたという噂を書いています。今年の北戴河会議の噂はまだ出てきていない。

 

 南アフリカ共和国で開催されたBRICS首脳会議の会場に習近平主席が入場する時に、遅れて来た通訳(秘書?)が入場を阻止された珍事を書いています。これ以降、習近平主席は外国に行く回数が少なくなった印象です。

 

中国首脳の動向や政策に関する発言が少ないので、報道機関は中国外務省の報道官の記者会見を引用することが多い。しかし、これはムダとず~と書いていますが、未だに引用している。中国の重要な外交政策は共産党が管轄していると聞いているので、中国外務省の小役人の発言は使い走り程度でしかない。それに、報道官は日頃の不満を記者会見の場で悔し紛れに言うので余計に信頼性が無い。

 

李強首相は習近平主席に反旗を翻したか?

 

最近のネット記事を見ていると、

・習近平主席は、重要ポストに李強首相を外し、側近を任命している

・李強首相は、演説で習近平主席の名前を出さなくなった

・李強首相は習近平主席に反旗を翻した?

という記事が出ている。それに対し、

・そんなことは無い! 反旗を翻したというのは誤解だ!

という記事が出ている。

 

私は後者のような気がする。習近平主席に露骨に反旗を翻したらタダでは済まないのに、外見的にもそこら辺にいるオッサン風な李強首相に、習近平主席に歯向かうような度胸があるように思えない。ただし、重要ポストの李強首相外しは気になる。

 

チグハグの政策 原発処理水

 

これは既に報道されていますが、中国は福島原発処理水の海洋放出に反発して、日本産の海産物の輸入禁止をしています。

 

しかし、中国国民の日本への渡航を禁止するわけでは無く(日本に来れば日本産の物を食べることになる)、中国漁船は日本近海に来て大量に魚を獲って中国に運んでいる。

 

きっと、日本産の海産物の輸入禁止は習近平に指示されたので、下っ端のやることはチグハグ。習近平に注意する人はいないので、日本産の海産物の輸入禁止は長引くでしょう。

 

チグハグの政策 外交

 

中国の景気は下降しているので、世界から人とカネが来て欲しい。しかし、日本は外されている。

 

2024年2月14日の現代ビジネスには、「哀れ!『中国経済は健全にして安定なる発展』と習近平政権に媚びまくったが『ゼロ回答』『軽侮』を喰らった日本財界大訪中団」という記事が出ている。要約すると

 +++++   +++++   +++++

2024年1月23日から26日、経団連の十倉雅和会長、日本商工会義所の小林健会頭を最高顧問とする日本の経済訪中団が4年ぶりに北京を訪問した。訪中団は24日、中国国家発展改革委員会副主任や商務大臣などの中国政府高官、25日には李強首相と会談した。

 

この訪中団は「反スパイ法」運用の「改善」、日本人のビザなし渡航の再開、日本産海産物の禁輸解除を中国側に求めたが「ゼロ回答」だった。

 +++++   +++++   +++++

 

その後、中国は自国の経済を上向かせるために、諸外国と関係改善するという報道が時々出ているけど、あまり効果が無いというか、中国は本気なのか疑問。 

 

習近平主席以外の中国の人たちは、習近平主席の指図通りに動くけど、自分から考えて動くことは無いのかな? 余計なことをすると、習近平主席から怒られるし、首になるし。

 

2024年8月23日

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿