ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

ロシアの宿痾

2023年03月07日 | 国際・政治(欧米)

皇帝になり損ねたスパイ、元帥になり損ねた料理人

 

プーチンといい、民間軍事会社ワグネルの創立者プリゴジンといい、ロシアは素人ばかりですね。

 

プーチンは良く知られているように、ソビエト連邦のKGBのスパイとして東ドイツに滞在していた。プリゴジン氏は、プーチンの料理人として知られている。

 

ロシアでは戦争でいくら死んでも勝てばよい

 

ロシアでは、人的損失は大した問題ではないと考えている。以前にも書いたが、第二次世界大戦の時やノモンハン事件の時も、ソビエト連邦軍やソ連・モンゴル軍の方の損失が大きかった。

 

2022年04月09日のブログ「ロシア軍の死傷者が多いのは伝統」と

2014年12月22日のブログ「ソ連(≒ロシア)の歴史は冬の日本海の空のように暗い

を参照。これらのブログから引用すると、

               日本   ソビエト連邦

第二次世界大戦の死傷者   300万人   2000万人

                    日本  ソ連軍・モンゴル軍合計

ノモンハン事件の死傷者・行方不明者  17364人    26,645人

 

と日本の方が少ない。ソ連は人の犠牲は気にならないようです。ノモンハン事件では、ソ連軍が占領地域を広げ、日本軍は付近から撤退している。ソ連は人がいくら死のうと、陣地を広げるか、相手を撤退されれば良い。

 

また、このブログにも書いたが

・前線に送られる兵隊はロシアに征服された地域に住んでいる人(辺縁部の少数民族)が多い

・ソ連軍には、前線の兵隊の後ろにいて、前線から逃げて来る兵を狙撃する共産党の督戦隊がいた

 

と書いている。今回のウクライナとロシアの戦争でも同じようなことが報道されている。ロシアの本質は変わっていない。

 

これに加えて

・占領地から相手の住民や兵隊を連行して労働させる

 

ウクライナ戦争においても、占領地の住民を(強制?)連行していると伝えられている。これは第二次戦争後に起きたロシアによる日本軍捕虜のシベリア抑留を思い出させる。ロシアは、何時も似たようなことをしている。

 

人間の顔をしたタヌキ

 

2022年05月26日のブログ「ニュースの重箱の隅をつつく その14 外務省の外面と日本の富裕層と成城石井」に書いたけど、ロシアのラブロフ外相はかって「ロシア軍は民間人を攻撃していない」などと発言をしている。

 

この人間の顔をしたタヌキ外相は、最近のG20会議のある会合でも、「ご存じのように我々は戦争を止めようとしている。この戦争はウクライナ国民を利用して我々に仕向けられた」などとヌケヌケと話したらしい。

 

こいつ、タヌキのくせして、ロシアで外相を19年もやっている。こういう神経をしている生物は絶対人間ではない。日本の外務省も、タヌキを飼育して外交官にすれば、もう少しましな外交が出来るかもしれない。

 

2023年3月7日

 


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