ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

日本はガラパゴス

2024年05月12日 | うんちく・小ネタ

エスカレーターのどちら側に立つか? その話題は古いよ

 

いまだに、エスカレーターの右乗り(関西が多い?)か、左乗り(関東は多い)かについてネットに書いている人がいるけど、その話題は古すぎてカビが生えているよ。しかも新しい視点が全く無い。おまけに、関西が特異といういつもの書き方だけど、世界で見ると右乗りが一般的(と聞いているの)で、左乗りは東京ガラパゴスだけということは全く無視している。まったく、東京の田舎もんはどうしようもない。

 

これに関しては、2015年01月31日の「東京はガラパゴス」で、日本経済新聞の記者の視点が東京中心で、世界を見ていないと指摘している。(日本経済新聞には、こういう頭の中が東京中心に凝り固まった記者多いのかな。記者として失格だと思うけど)

 

また2013年08月25日の「京都事情その14~エスカレーターの乗り方~」では、一律に右乗りではない京都の事情を書いている。私の感覚では、旅行者が多いと思われる京都駅の伊勢丹は左乗りが9割で右乗りが1割くらいでしょうか。ところが、地元の人が多いと思われる四条の大丸や高島屋では、左乗りが5割で右乗りが5割くらいかな。結局、エスカレーターに乗る時は、(前のブログに書いたように)前に乗っている人に合わせるしかない。

 

外国人も「おべんちゃら」や「おせじ」は言うよ

 

ネットの記事を読んでいると、日本の景色や料理、習慣などを誉める記事が載っている。こういう記事を読むと、暫くの間、気が休まると言うか、誇らしい気分になる。

 

でもね、本当にそうなのかな?と疑ってしまう。こういう日本礼賛の記事を書いている人は単純すぎやしないか? 外国人も「おべんちゃら」や「おせじ」を言うことを知らないのかな?と思ってしまう。

 

昔、私が会社に勤めていた頃、米国の取引先の中堅幹部が日本にやってきて、将来の商品の打ち合わせをすることになった。私の上司はこの打ち合わせに出席して、新しい商品の概念を発表したが、米国の取引先の会社幹部からは「面白いね」とか「興味深い」とかの感想が出たらしい。そういうことを、部下の私たちに得意そうに話していた。しかし、この上司が発表した新しい商品について、米国の会社からは音沙汰が全く無かった。結局、忖度(「おべんちゃら」と言うべきかな)や「おせじ」を真に受けた私の上司が「ウブ」だったということがわかっただけでした。

 

多くの日本人はウブで単純すぎないか?

 

ネットを見ていると、時々京都人の「茶漬け」の話が面白おかしく紹介されている。しかしこの話は、相手の発言を疑わずに真に受けると、相手の本音を理解せずに間違ってしまうことを示している。これはビジネスをやっている人なら常識と思うけど、TV局の単純でウブな人たちは刺激的で面白い話と思ってしまうのかな。

 

2024年5月12日

 


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