中国三隻目の空母「福建」は平らな飛行甲板
中国の空母は三隻です。未完成のソ連空母をウクライナから購入し改修した「遼寧」、「遼寧」を真似て初めて自力で建造した「山東」、そして三隻目が「福建」です。「遼寧」と「山東」の飛行甲板は、スキージャンプ台のような反り返った形状ですが、「福建」は最新技術の「電磁式カタパルト」を採用しているので、飛行甲板は平らです。これら中国の空母の動力源は原子炉ではなく、通常のディーゼルエンジンです。
現在就航している空母のほとんどは、蒸気式カタパルトで甲板から飛び立つ飛行機を蒸気の力で加速しています。アメリカの空母は原子炉を持っているので、蒸気はいくらでも作れるが、中国の空母は原子炉を積んでいないので、蒸気式カタパルトは難しいのかもしれない。アメリカの空母でも電磁式カタパルトを採用しているのは、「ジェラルド・R・フォード」だけです。
この「電磁式カタパルト」はリニアの技術を応用したもので、蒸気式カタパルトよりメリットが多い。しかし、新規の技術なので目的通りの性能が出ているのか、分からない。アメリカの空母「ジェラルド・R・フォード」の電磁式カタパルトも性能通り稼働しているのか、情報がネットに出て来ていません。
「福建」の電磁式カタパルトは稼働するのか?
ましてや、経験の浅い中国の三隻目の空母「福建」の「電磁式カタパルト」がちゃんと作動するのか、しないのか、興味がある。「電磁式カタパルト」がちゃんと作動していないと、「福建」は単なる鉄の塊でしかない。ネットによると、「福建」は今年5月に試験航海に出たと報道されているので、電磁式カタパルトの性能確認はもっと先かもしれない。
もしかして、「福建」の「電磁式カタパルト」は、空母「ジェラルド・R・フォード」から盗んだものじゃないだろうな? 中国の独自技術というのも考えづらいし?
経験不足の中国軍はどうする?マネする!
2024年6月18日の韓国の朝鮮日報 は「盗んだ技術で戦闘機は作ってみたけれど…どうやって飛ばすの? 中国人民解放軍、世界各地で元職・現職パイロットを募集」という記事を載せている。一部引用すると
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米国NCSC(国家スパイ防止および安全保障センター)と、米・英・加・豪・ニュージーランドの5カ国から成る軍事情報共有パートナーシップ「FVEY(ファイブ・アイズ)」は6月5日、「中国人民解放軍(PLA)が、戦闘機パイロットの高等飛行訓練のため、巨額の年俸とボーナスを出して西側出身の戦闘機パイロットを勧誘するプログラムを強化している」と発表した。
中国人民解放軍の採用対象には、戦闘機パイロットだけでなく航空機エンジニア、航空作戦センター勤務経験者、航空専門家なども含まれている。
こうした中国人民解放軍による西側の退役戦闘機パイロットなどを募集する理由として、ニューヨーク・タイムズ紙は「中国は米国の先端技術を盗んで戦闘機などを作ることには成功したが、中国人民解放軍のパイロットがこれを巧みに操縦できないから」だと報じている。
また、米国・NATOの戦闘機パイロットは数多くの実戦を通して高度な戦術飛行や作戦遂行能力を持つようになったが、中国人民解放軍の空軍はこうした戦闘経験がなく、高度なノウハウを独自に伝授するパイロットがいないと書いている。
既に、中国人民解放軍のために働いた元パイロットもいる。元米海兵隊戦闘機パイロットのダニエル・ドゥガンは、2010年から12年にかけて、中国人民解放軍の戦闘機パイロットらに対して、戦闘機の空母着艦方法を訓練した。米国政府は今年5月、ダニエル・ドゥガンを起訴した。
中国人民解放軍のパイロットの技量は向上しているようです。ニューヨーク・タイムズ紙は「中国の戦闘機パイロットの実力が向上しているのは事実だが、これが西側の戦闘機パイロットらの教育のおかげなのか、中国人民解放軍のパイロットが飛行訓練に注いだ時間のおかげなのかについては、米情報当局内でも議論がある」とも伝えた。
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西側から戦闘機技術を盗み、操縦技術や運用技術も盗んで、何が「中華民族の偉大な復興」なんでしょうか? もっと言えば、ハードの技術も盗み、ソフトの技術も盗んで、盗んだ相手の技術や技能を越えられるのでしょうか? とはいえ、他国から技術を盗む中国の技術は、年々向上しているようです。中国は、「中華民族が偉大な復興するまで」他国から盗み続けるつもりなのかな?
2024年7月20日