「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「古本市」

2011年02月13日 | つれづれ噺

         

京都・下鴨神社や百万遍 知恩寺の古本市が有名なことは知っている。
チャンスがあれば、一度は覗いてみたいスポットである。

このほど、岩国中央図書館においても古本市が開かれた。
何はともあれ後学のために出向いてみた。

開館15分前に着いた。なんと、80人くらいが並んで待っている。
取りあえず順番を取った。その後からも来るは来るは。あっという間に列の長さは2倍に伸びた。開館と同時になだれ込む。

7000~8000冊はあるという、あらゆるジャンルの古くなった本が、段ボールに入れられ床に並べてある。いっときになだれ込むのだから身動きとれない。
ジャンルなどの表示もなく、一通りこの目で確かめなければ、どこにどんな本が並べられているのか見当がつかない。

古本市とは言っても、いわゆる古書が並ぶわけではない。
市内8か所にある図書館で、入れ替えなどで古くなったと、司書さんが判断したものが、1年に2度こうして古本市として並べられる。それでも手慣れた人はあっというまに、20冊くらいはゲットする。ちなみに、10冊までが100円。20冊なら200円。11冊でも200円。

先ず頭に浮かぶのは、孫の顔。絵本に伝記物語・面白そうな単行本をあさる。
次いで、あれこれ手に取っていたら、もみくちゃにされながらも10冊はすぐにたまった。

やっぱりなんかしら魅力を感じていた古本市だけになかなか興味は尽きない。
1人最高は120冊ということだった。 商売人か・・・?
買って帰ってはみたものの、新刊で読みたいものもいっぱいある。またまた我が家で古書になりそうだ。
枕にするにはちょっと硬い。でも睡眠誘発剤の役目は間違いなく果たしてくれる。ア~ア!

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「春呼ぶ試練」

2011年02月12日 | 季節の移ろい・出来事

 
  午前8時50分 猛烈な風に舞う粉雪           9時45分 大吹雪に一面銀世界に

西日本も荒れるという予報はあった。
まさに予報通り。時折家が揺れるほどの突風。
向かいの山の木や竹が折れるのではないかと思うほど、真横に流れる。
視界を遮る粉雪が斜めに走る。

あれよあれよという間に、あたり一面銀世界。
夜中に降る雪が積もることはたまにある。が、昼間の雪で、見ている間に10センチも積るのは珍しい。しかも、木も草も地面も屋根も電線も、あっという間の雪化粧。
これは一種の、自然が織りなす芸術作品のようでもある。

        

降り始めから1時間あまりで、二階のベランダ手すりに見事に積もった。下に見える植木の頭はすっぽり綿帽子。
遠い北国で、この雪に悩まされ春の訪れを待たれるブログ友には、お叱りを受けるかもしれないが、滅多に雪との出会いがないここらでは、つい甘い考えが頭をよぎる。

ところが、昼を回って大時化が止んだ。とたんに春爛漫を思わせる太陽。
今度は二階の高い屋根から雪の塊が滑り落ちる。
ドド~ン・ドン・ドッスン 地響きのような音でテラスの屋根を直撃する。それこそ今泣いたカラスがもう笑っているような、チグハグな一日。

春の訪れは目の前だ、と思いながらもこのような厳しい試練が一度や二度はやってくる。
人間の生きる厳しさを、自然の移ろいにたとえるのか。自然の厳しさを、人間の試練にになぞらえるのか・・・。
おいしい話には、何の条件もなしでありつけることはなさそうだ。
試練を乗り越えて春を待つか

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「躍動!」

2011年02月11日 | 家族・孫話

 
  兄ちゃん、  シュートを決める!!     カー君、 オレだってやる気になりゃ!! 
       獲物を狙う豹の如く                 ややお疲れが見え始める

2月11日、建国記念日。朝の起きがけに国旗掲揚。
別に日の丸を背負って闘うほどの試合でも何でもないが、孫兄弟のハンドボール公式試合があるというので、なにはともあれカメラを担いで一目散。

慣れ親しんだサッカーから、室内競技のハンドボールに転向して4か月。
冬場のスキー競技に備えて、足の怪我というリスクを抑えるため。それと単にサッカーに飽きたのかもしれない。
どっちでもいい、今のうちに自分が好きと思うことをやればいい。そして、何が一番自分に向いているか確かめりゃそれでいい。
いずれにしても、本命はスキー大回転なのだから。

岩国市小学生ハンドボール大会。
市内に大きく分けて4地区。それぞれに学年別や男女チームなどがあって、21チームの参加。コートで試合をするのは7人だが、各チーム10~20人所属しているという。
意外と言っては失礼だが、小学生にとって人気のスポーツである。

1・2年が低学年。3・4年が中学年。5・6年が高学年に分けられる。
低学年と中学年の差はまさに天と地の違いがある。スピード・パワー・迫力・・・全てにおいて明らかだ。
ということは、3年生・4年生になると、骨格・人格共に一気に成長するのだろう。
そのためにも、鉄は赤いうちに打つことが大切になってくるようだ。

二男・三男はいい。兄ちゃんがいてくれるから。長男はいつも手探りで自ら開拓していかなければならない。
兄ちゃんをもっともっといたわってやりたくなった。

 

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「福の日」

2011年02月09日 | 家族・孫話

          

2月9日。語呂合わせで「フクの日」「福の日」と呼ばれている。
トラフグ漁獲量日本一を誇る下関市。この日はいつも神社へのお供えや、漁の安全・食の安全を祈願する神事が行われる。

見るとなかなか愛嬌のある、瞳の愛らしいずんぐりむっくりの穏やかそうな魚である。
見かけによらず、猛毒を有していることは言うまでもない。

さてもう一つの2月9日。我が娘の誕生日である。
1973年2月9日というから、・・・そうか、もうそんな年になるのか。
小学校高学年の頃は本気で「ボートレースの選手になる」と胸を張っていた。
いつしか看護士志望に変わっていった。

親が大きく思い煩うこともなく、順調にいったようだ。専門学校時代、手話にのめり込んだ。この体験は、その後の生き方の大きな支えとなったのはもちろん、今の彼女の土台になっていることは間違いない。

何よりでかしたのは、孫を3人も抱かせてくれたこと。贅沢を言うなら一人くらい、お雛様を祝わせてもらいたかったが、3人とも端午の節句。まあそれはそれでいい。
嫁ぎ先は中国山地の雪も多いところだが、婿殿の勤めの関係ですぐ近くに家を構えた。
歩いて1200歩ちょうど。これは、彼女にとっても孫達にとっても最高の選択だったと思う。その分一番感謝しなければならないのは母親に対してである。

2月9日生まれ。ニクまれ子にならなければいいが・・・と本気で心配していたら、フクを持って生まれてきたのだから有り難いことよ、と逆に諭された昔もある。
仕事と家庭・妻と母・・・幾つかの顔を使い分けながら奮闘する姿は、つい応援をしたくなる。口を出来るだけ開かないよう心がけて。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ロートルの行方」

2011年02月08日 | つれづれ噺

        

現在使用中のデスクトップパソコンは、2003年11月2日使用開始と張り紙がしてある。
プリンターは、と見れば2003年11月23日となっている。
実に丸7年と数ヶ月。よくぞ付き合ってくれたものだ。
どれだけの情報を取り込み・取り出し、どれほど多くをプリントアウトしたことだろう。

パソコンOSは、Windows XP。メモリーはつい半年前512から1Gにバージョンアップ。
極めて快適、立ち上がりも反応もお気に入りのスピードで、快く相手をしてくれる。
まだまだ当分手放したくないし、要望に十分応えてくれそうである。

ところがプリンターはそうは行かない。 先方から苦情を申し入れてきた。
「プリンター内部の部品調整時期が近づいています。お買い上げの販売店または◎◎××の修理窓口までご連絡下さい」と。

早速、購入したお店に連絡。指示の通り、修理窓口へ現品を持ち込んだ。
型式・年式を見ただけで中身も確認せず、修理一覧表を見て「最低7000円+部品代が必要です」その上「型が古いので、部品の在庫がないかも知れない。そうなると修理不能」と、いとも簡単に言う。
ヘタに修理代を出すより、新品を安く買った方が賢そう。先方もそんな態度がありあり。

ヨーシッ決めた!修理もやめた。新品購入もしない。こうなったら使えるまで使って、ダメになったら廃棄処分だ。家に帰って、掃除機でさんざんホコリを吸い取り、もうしばらく付き合ってくれるよう懇願した。

古くなったらポイッ。 現代社会の一つの処世術かも知れないが、人間のロートルの域に入った我が身に照らすと、なんだか淋しい思いがつのる。
「まだまだ役に立っているよな~」「修理が利かないわけでもないような~」「もう少し大事に扱ってくれよな~」と、一人つぶやいてみたくなる。

まだまだ、手帳の予定欄は黒くなるほど書き込まれているのだ。
使えるだけ使ってみようじゃないか。それでダメになったら、その時こそ、ポイッ!を覚悟で。

   ( 写真: プリンターの内部を開いて、掃除機で大掃除?)

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「株式会社・日本大相撲 ??」

2011年02月07日 | ニュース・世相

               

大相撲がついに本場所を中止することになった。
春、三月、大阪場所は、波瀾が起こるジンクスから、荒れる春場所・波瀾の三月場所などと呼ばれ、相撲ファンには何かを期待させる本場所であった。
こともあろうに、今年の春場所は、相撲内容が荒れるどころか、大相撲の根幹を揺るがすほどの荒れようで、ついに春場所自体を中止するに至った。

一年に一度行われる大阪場所。全面中止となれば、相撲協会への10数億とも言われる収入減に加え、浪花の商売人にとっての損失は計り知れないものがある。
お気の毒と言うより無い。それでもこの際、この事実を厳粛に受け止めて、新たに生まれ変わるくらいの大改革・荒療治しなければ、大相撲の将来はないかも知れない。

改革・改善に色んな方法はあるのだろうが、勝手な素人考えを言わせて頂くなら「株式会社日本大相撲」という方法も一つの選択肢になるのではないだろうか。
いきなり全てを民間経営に、と言うほど野暮なことは言わないが、少なくとも、多くのファンを喜ばせながら確実な利潤を追求する「企業経営感覚」は取り入れるべきではなかろうか。

入門一年生でも、狭き門を突破して入門を認められたからには最低賃金は支払うというのもその一つ。
全体の給与体系見直しもその一つ。力士一人ひとりの人格を認めた待遇改善もその一つ。数え上げればキリがないほど色々あるのではないか。

・・・とまあ、部外者がいきり立っても仕方ないことながら、前代未聞の本場所中止という事態は、おふくろのような全国の熱烈な相撲ファンがお気の毒でならない。
二度とこんなことが起こらないような、根底からの改革・改善を求める一人である。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「待てど暮らせど」

2011年02月05日 | 季節の移ろい・出来事

 

立春を迎えたとたんに、今年のあの寒さをコロッと忘れさせるような暖かい日中の一日。
もちろんこのまま暖かくなるだろうなどと甘い考えをするわけではない。
豪雪地帯では、まだまだ当分の間、屋根の雪・屋根から落ちた家の周りの雪の山が消えてなくなることはない。

春の雪解けを待ち望み、夏を迎えて、楽しみにされていた大相撲秋田場所が、早々に中止と発表され、東北の大相撲ファンをがっかりさせてしまった。
相撲界の続発する不祥事。色んなところに暗い影を投げかけている。

ここにも、がっかりした気持ちで今年の冬を嘆いている男がいる。
待てど暮らせど「寒アヤメ」が咲いてくれない。全く咲きそうな気配さえ見せないこの冬。
一様に冬枯れた庭の片隅で、たおやかな優しさの中に凛とした気品を漂わせて咲く可憐な花、寒アヤメ。我が家の数少ない自慢の一つであった。

例年、正月が明ける頃から咲き始め、大寒を迎える頃が最盛期なのに。
昨年の少雨・酷暑の夏が、冬に花開くための栄養分を蓄えさせなかったのだろうか。
手入れはいつも通り、枯れ葉を抜き取り、わずかながら肥やしもやった。

ああそれなのに、待てど暮らせど咲いてはくれぬ、寒アヤメ。
お天道様にもそれなりの都合はあろうが、もう少しだけ寒さをがまんするから、一輪だけでも見せておくれ。

こんな我が儘が、世の中を不幸にすることも分かっちゃいるのだが・・・。

  ( 写真: 左 葉ばかりの今年の寒アヤメ。 右 昨年見事に咲いた花 )

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「勝負勘」

2011年02月04日 | ニュース・世相

        

大相撲が揺れている。
「大相撲を根底から揺るがす問題」「お詫びの言葉もない」とは、現在の日本大相撲協会、放駒理事長の弁。

実家が岩国にあり、かつては大関昇進祝いの金一封も提供したお相撲さんだけに、協会運営などその手腕に期待しながらも、気の毒な時期に理事長就任だな、という観測を持っていた。案の定。野球賭博に暴力行為等々、その都度「存亡の危機に立つ大相撲」と吹聴され、ぐらつく屋台骨を何とか持ち堪え、それでも常に平身低頭、肩で風を切って歩ける理事長職ではなかった。そこへもってきて今度ばかりは、本当に存続が危ぶまれる八百長発覚である。

幸か不幸か、今の段階では十両・幕下という下位組織が中心のようであるが、本当に幕内の取り組みにはそのようなことはなかったのか。なかったと信じたい。
ただ、7勝7敗で千秋楽を迎えた力士、特に大関は先ず負け越すことはない。他の幕内力士でも、後一つで勝ち越しがかかった勝負は、大半が勝ち越しに廻っている・・・と感じるのは本当の大相撲ファンではない証拠かも知れない。

今回の野球賭博・八百長問題。奥深いところに根っこが潜んでいる気がしてならない。
15~18歳で、夢と希望に胸ふくらませて相撲部屋に入門する。トントン拍子に出世すれば問題ない。そんなに甘くない。もちろんケガや病気も付きもの。
しかも年頃の若い衆。買い出し・料理番・炊事・洗濯・・・。後はごろ寝とフラフラになるまでの稽古稽古。

パチンコに行けるわけではなし、恋をささやく甘さもない。クルマを駆って乗り回すこともない。右を向いても左を見てもゴツゴツした男の世界。どこに彼らの安らぎや遊び心のはけ口があったのだろう。

麻雀さえ禁止事項であった。彼らのそんな実生活と、私自身やセガレの青春などを比べると、気の毒なほど自由も娯楽もない、閉鎖的な世界のような気がしてならない
せめて麻雀くらいやらせて、人の心理を読む・勝負勘を養う・・・など、勝負の世界に生きる勘所の養成にもつながるのではないか。但し、そこには厳然たるルールが必要。掛け金の制限・時間の制約などなど、そのようなルールを守る癖をつけた上で、仲間内の遊びをさせる。このくらいの余裕は考えられないものか。彼らは青春真っ只中の人間なのである。

まだまだ言いたいことは山ほどある。3日分くらいに分けて書こうかな・・・。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「スワッ!一大事!」

2011年02月03日 | つれづれ噺

        

二階の窓から海を眺望する自慢のロケーションに、ある日突然異変が訪れた。

民家の屋根と小高い山の切れ目から見えていた海。それはあまり広くない、言ってみればほどよい隙間から海を覗いている感覚なきにしもあらず。これが絶妙のほどよさなのである。
まともに海を望むと、台風などは言うに及ばず、日々の穏やかな海風ではあっても、塩害は知る人ぞ知る家屋維持の大敵なのである。

窓ガラスの汚れをはじめ、金属部分は間違いなく腐食状態を示す。アルミサッシ製品でも、脚立などの安い素材はかさぶたがくっついたように錆びが浮く。
このような大きな被害にも遭わず、海の眺望を楽しむ。贅沢ないいとこ取りが今の状態。

そんな贅沢は長くは続かないのが世のならい。というほど大袈裟でもないが、その絶妙の空間に、ある日突然鉄パイプの足場が組まれた。間もなく大型クレーンがやってきた。アパート建築が始まったのである。

スワッ一大事。これで海の眺望ともお別れか・・・と思案投げ首。
ところが、嬉しいことにアパートは2階建て。大きなマンションでなくて助かった。
横並びに2棟建つ様子だが、幸い屋根越しに今まで通りの眺望は確保されそう。

日照権や生活維持への支障などがない限り、合法的に建築される建造物に反対など出来はしない。反対したって取り合ってもらえない。

アパートの屋根越しではあるが、何とか現状維持だ。有り難い。
次はすぐ隣の広大な空き地が問題だ。マンションなど建たなければいいが・・・。

    ( 写真: 絶妙の眺望、その手前の建築現場 )

 

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ここが暖地か」

2011年02月01日 | 季節の移ろい・出来事

         

甲高い声で「ヒーヨ!ヒーヨ!」と鳴いているように聞こえるヒヨドリの声。
付けられた名前はこの鳴き声に由来するとも言われている。

秋には暖地へ移動する群れも多く、関門海峡では1000羽を越える渡りが観察されるという。
主にクロガネモチや南天などの木の実や果実を食べる。繁殖期は果実に加え昆虫類も食べるらしい。

このあたりでは一年中見られる、一見グロテスクな色合いで、メジロやスズメと比べると図体のデカイ分可愛さには欠ける。
しかし、餌の少なくなる冬分に備えて、我が家ではクロガネモチの剪定にも気を遣い、実がなっている部分は切り落とさないよう気を付けている。

用心深くすばしこいヒヨドリ。木から木へ忙しく渡り歩く。いや渡り飛ぶ。それもつがいで行動をするものだと思っていた。
ところが、この寒空で連れ合いにはぐれたのか、それとも孤独を愛するのか、たった1羽、しかも滅多に留まることのない電線に留まっている。しかも悠然と羽根を休めるというのでもなさそう。 心なしか、しょぼくれて寒そうなのである。

色んな事情を想像しながら、ちょっと同情を寄せてみる。
いくら寒そうに丸くなってはいても、毛布や湯たんぽを貸すわけにはいかない。
せめてサザンカにミカンの輪切りでも刺してやろう。

ここは人間にとって団地であるが、小鳥にとっての暖地ではない。
しかし、もう1月も過ぎた。節分・立春が目の前だ。もうちょっと辛抱しような。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい