「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「乗り掛かった舟、その3」

2021年03月12日 | 地域活動

           

乗りかかった船も目的の港に着々と近づいている。あと数日。そしていよいよ完成のお披露目へ。
紆余曲折あったこの船の航跡。実際にはさほど難儀な瀬戸も灘もなかったはず。あれほど大多数の賛成を追い風に出港したのだから、それこそ大船に乗った気持ちで堂々とやりゃぁよかったものを。
ただそこは、船頭には船頭の思慮もあり、浅瀬に乗り上げたり出来ないプレッシャーも感じたり。なんせ、初めての船出で、経験則の足り無さが不安を増幅させたのかも。

自治会事務所設立というプロジェクト。ユニットハウスを据え付けてから1ヶ月あまり。昨日夕方に待望の電気工事を終えた。元々ブレーカーも電灯も、コンセントも装備されている既製のハウス。電柱から電線を引き、ハウスに電気メーターを取り付け結線すれば終わり。と素人は思うのだが、その手続きや立地条件下見など、世の中の決まり事があって時間を要する。ただ待つだけ。

本日3月12日大安吉日。朝一番に屋外の受電スイッチをON。次いでブレーカースイッチをON。電灯のスイッチをパチリ。灯りが点った。
なんかしらこんなことを書くのは馬鹿げているようだが、我が家を建てたときの感慨とは大いに異なる達成感を感じながら、スイッチに指を触れる。
大袈裟だと笑われるかも知れないが、自治会の皆さんのお金を預かって、全てのシナリオを描き、交渉事の一切を引き受けて来た小心者の船頭にとっては、意外に手強い舵取りではあった。

残された「使用規定」を仕上げ、後任会長への種々申し送りを済ませたら一件落着。
その前に、やはりこの手で、というか1年間一緒に頑張ってもらった役員の皆さんと、お披露目の主役を務めさせてもらおう。そのくらいはええよねー。

灯りが点る、とはこんな気持ちにさせられることなんだねー。久しぶりの感慨である。

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