「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ながつき ついたち」

2023年09月01日 | 季節の移ろい・出来事

           
                  夏から晩秋まで真っ赤な花を咲かせる「赤花芙蓉」

長月ついたち。言わずと知れたあの関東大震災から100年になる9月1日、「防災の日」である。
年年歳歳この日を契機に、様々な角度からきめ細かい防災のあり方が議論され、避難訓練の実際も繰り広げられている。いざというときの備蓄や、避難場所・避難通路の確認、ハザードマップの見直し等々、個人レベルの対策が講じられている。

その割には、不意に襲い来る災害に巻き込まれ、生命・財産を失う悲劇は繰り返されていると言わざるを得ない。
逆に言えば、不意の災害がひとたび襲い来ると、その威力の甚大さが半端ではなく、避難行動が後手に回って取り返しのつかない結果を招くケースも少なくない。そして「出来ることなら我が家にいたい」「避難場所に出かける勇気に欠ける」などの人間らしい躊躇が生まれるのも無理からぬ心理だと思う。
本当に伸るか反るかの切迫した場面に自分を置いて考えても、どう判断するのか、今の時点ではなんとも言い難い。

地球温暖化による海面温度上昇など、自然災害規模は肥大化する一方。「なんとかなるじゃろう」が通用しない時代になっていることだけは肝に銘じたい。
地震・カミナリ・火事・オヤジ・そしてSNSの無責任諜報発信。世に怖いと言われる数々を、今一度噛み締めなおして我が身を守ることに徹したい。

今年の猛烈な暑さの中でも真っ赤な大輪を咲かせ、その艶やかさを晩秋まで持ち続ける「赤花芙蓉」の生命力にあやかって、災害から身を守りたいものである。


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