「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「分かち合い!」

2023年01月30日 | 季節の移ろい・出来事

                   
                          捨てた白菜をついばむヒヨ

冬枯れた寒さの中で必死にエサを探す小鳥たち。隣の空き地を縄張りとする種類の異なる小鳥たちが朝に夕にやってくる。
キジバトのつがい(番)。ジョービタキ、モズ、ツグミ、ヒヨの群れ、時々スズメ。どこにでもいる定番小鳥ばかりで、珍しや奇抜さには欠けるが、安心して見ていられる心やすさはある。どれか一種類でも姿を見せないと「何事かあったのか?」などと勝手な憶測をしたりする。

ただ可愛いばかりではないこともある。畑の野菜を我が物顔に食い荒らすヒヨの集団には要注意。なんとも旺盛すぎる食欲は、そろそろ花を付け始めたスナップエンドウやグリンピースの新芽を食い荒らす。豆の茎を2・3本枯れさせてしまうくらいの勢いである。野生に狙いを付けられた野菜は哀れな結末を。こればかりは対策を講じなければ一巻の終わり。防鳥ネットで完全な囲いをする。心癒してくれる存在に感謝はするが、それとこれとは話が違うんよね~。

豆がダメならその隣の白菜の葉っぱはかっこうの餌食となり、放っておくと間もなく坊主にされる。これも白いネットで覆い自己防衛を。
ヒヨが言う。何を食ってビタミン補給すればいいのかと。それもよく理解できる。そこまで強欲ではないから安心おし。
白菜の根っこの数枚の葉っぱをそいで、いつものごみ置き場に投げておいてやる。ご覧の通り「ごっつぁんです!!」と言っているように美味しそうについばむ。それもお行儀よく、一羽が食べに来るともう一羽が近くの木の枝で外敵の襲来を警戒している。そして間もなく交代すると、お腹を満たした方が見張り役をする。いたずらヒヨではあるが、健気な心根を持っている。餓えさせるわけにはいかない、生き物だもの。

今日の今ひとつの発見は、あの平和のシンボルと言われるキジバトでさえ、つがい以外の一羽が空き地に降りてきたら、つがいのオスと思われるキジバトがひどい勢いで追い払ってどこまでも追いかけていく。しばらくすると何事もなかったようにまたつがいでエサを探している。ハトとは言えやはり野生。食い物の独占欲は強いようだ。腹満たしたものは空腹のものと分かち合うことが出来ないのは、人間も動物も生き物の世界では共通なのだろうか。

 

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