年度替わりの4月。各地各会場で「〇〇総会」とか「△△総会」など、色んな総会が開かれている。
ここで言う総会は、◇◇株式会社株主総会などといういかめしいものではなく、地域活動や、任意団体の集合体といった団体の定期総会の話である。かく言う小生も、今日の午後は〇〇総会に出席した。
今日の場合は、別に小生が出て行っても行かなくても大勢に影響はないのだが、事務局長さんから「是非とも出席して」などと言われて、総会成立要員と言うばかりではないが、取り敢えず見学しておこうという程度の気軽さではあった。
事業報告、会計報告に続い新新年度の事業計画案、予算案などが型どおり審議され、特に質疑なし。シャンシャンの賛成拍手で議事は進む。これで終わりかなと思う頃になって、会長さんから一大提案が出される。これが大きくもめたり、うだうだ時間がかかる審議となる。
その多くの場合が、次期役員の選出・候補の発掘といった問題である。いわゆる後継者の養成がなされないまま数年を経ると、現職に代わる新たな執行部づくりは至難の技となる。
ほとんどの人が、「自分はやりたくないが、誰かがやってくれるじゃろう」という甘え体質のオンパレード。言ってみれば、後継者を養成しなかった現職のある意味の怠慢である。とは思う一方で、ついついのめり込んで一生懸命業務を遂行するのが精一杯・・・自分の後釜ないられないいられないというのが本音である。
誰か代わってやって上げてよ、と思う。自分は今これとこれの掛け持ち業務があるから請け負えない。多くの人がそう言う。自分もそう言う。
こんな姿を見せつけられると、今自分がやっている幾つかの地域活動作業を引き継ぐときの苦労が思いやられる。
年度替わりの4月は、ややこしい月でもある。