「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「大相撲の秋」

2018年10月04日 | ニュース・世相

               

またまた大相撲の世界が揺れている。
見方によっては、相撲協会の根底を揺るがしかねない大きな問題と捉えることも出来そうである。
一方でこれまで同様、透明性の高い協会運営と言葉では語りつつ、なんかしら内幕がぼやけて見えにくい、事なかれ主義に終始するのか。
相撲界のことに深い知識があるわけでもない者が、多くを語らない方が無難とということかもしれないが、少しだけしゃべりたい。

平成の大横綱と持てはやされた元横綱「貴乃花」が相撲協会を退職し、人気を誇った貴乃花一門も貴乃花部屋も名実ともに消滅した。
伯父さんは「土俵の鬼」と謳われ、映画や物語の主人公となった初代若乃花。栃錦と並んで栃若時代を築いた立役者の一人である。
父親は言うに及ばず、小兵ながらしぶとい相撲と端正な顔立ちで一世を風靡したあの「大関貴ノ花」である。まさしく相撲界の血統証つきスター関取であったというのに。

兄三代目若乃花とともに兄弟横綱として、相撲界を牽引するのは理の当然と思われたかに見えた。
だが、兄弟横綱という同じ地位が災いしたのか、兄弟でありながら袂を分かった。兄は早くから相撲界を脱出した。ここらあたりから弟貴乃花の人気の陰りが見え始めたような気がする。
そして今回の退職劇の引き金となった、横綱日馬富士による貴乃花部屋の看板力士「貴ノ岩」への暴行傷害事件。

と、ここまでは皆さんご存知の通りである。問題はその後の相撲部屋親方としての貴乃花の分かりにくい行動である。相撲協会巡業部長・協会理事と言う責任ある役職を持つ人の言動とは思いにくかった。単なる現理事長の八角親方との個人的確執、言わば個人のケンカみたいにこの目には映った。そこには貴乃花親方自信が「自分の意見」を公表しないまま後ろ姿を見せたから、負け犬の退場劇に映ってしまう。

言いたいことがあれば言えばいい、という意見と、黙って退く事が男の美学とする、という意見と、さてどちらに軍配が上がるのだろう。
今の段階では明らかに現職方の勝ち。退いた側の負けは明らかだ。でも本当にそれだけのことなのか、という疑問は大いに残る。

天皇陛下から賜る賜杯が、いつもかつも外国人の出稼ぎ関取にたらいまわしされていいのか。なんでモンゴル人関取の会があって懇親会なるものが開かれるのか。勝負師の世界としてはあってはならないことではないのか。などといった疑問が今後露呈されるようなことになったら、今の季節と重なるように、相撲界に秋風が吹くことにならなければいいが・・・・・・。少し心配するのも深まりゆく秋のせいだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい