「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「命名権」

2011年03月21日 | ニュース・世相

        

3人目の孫が誕生して20日目。この時点で「悠雅」というれっきとした名前をもらっていた。
子どもの命名権はもちろん親にあり、多くの場合生まれると同時に名前が付けられる。
どうかすると、男の子なら「OO」女の子なら「◎◎」と、生まれる前から名前が決まっている場合だってある。この頃では生まれる遙か前から性別もはっきりするようなので、名前も早くからはっきり決まるようだ。

我が孫の場合「千陽・ちひろ」「和来・かずき」「悠雅・ゆうが」それぞれに、親の思いや期待が込められた名前をもらっている。

ところで、東北から関東一円を襲った今回の超大型震災の名前というか呼称がいまだ明確でない。というか統一されていない。新聞の多くは「東日本大震災」。NHKは「東北関東大震災」。そしてネットを見ると最初に呼ばれていた「東北地方太平洋沖地震」となっている。この他にも、報道機関独自の呼び方もされているようだ。

豪雨・豪雪、台風、地震、火山噴火などそれぞれの災害に細かく決められた規模の大きさの基準がある。それらに照らし、一定以上の規模を有した場合に気象庁が命名する。
命名の目的として『気象庁は、過去に発生した自然災害における経験や貴重な教訓を後世代に伝承するとともに、防災関係機関などが災害発生後の応急、復旧活動を円滑に実施するため、大規模な自然災害に命名を行っている』とある。

ということは、命名権は気象庁にある。ところが中には、阪神淡路大震災のように、閣議で、口頭によって決められることもあるという。いずれにしてもどこかで早く統一した呼び方は出来ないものか。

呼称が統一されたから何がどうなる・・・というものではないが、国家を上げ、国民一丸となって復旧に力を発揮しようという時に、それぞれの報道機関がバラバラな呼び方をするのでは、なんかしら国民一丸の協力態勢に齟齬をきたすような印象を与えないだろうか。 ここにも国家の指導力の低下が見え隠れする。

コメント (6)
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