秋の花畑とかけて・・・カー君とお話しするジジの立場と解く。 そのこころは・・・きくばかり。 お後がよろしいようで・・・ ・・・。
毎年恒例の菊花展。 今年も岩国城ロープウエィ山麓駅で行われた。 一度は必ず顔を出す。 一年間という長期間の継続的丹誠が込められた、芸術品を観賞する気分に浸れるからである。
早い話、私などには全く真似の出来ない「秋」を見せてもらえるのが嬉しい。 盆養、盆栽、だるま作り、福助作り、懸崖など、大輪を一本・二本・三本と仕立て上げたり、種類豊富な小菊を組み合わせたり、様々なこしらえで楽しませてもらえる。
そしてここにも、優雅な姿を横たえる錦帯橋がある。 真っ白い小菊五鉢を懸崖に横に伸ばし、それはそれは見事な出来映えの五連のアーチである。
苗床を作り、苗を植え、来る日も来る日も目をかけ手をかけ声をかけ、ようやく陽の目を見る菊花展。 ただ、この一年に限って言えば、我々もこれと似たようなことをしてきた思いがあって、一段と作り手の気持ちが伝わってくる。
一年間の継続丹誠の芸術品。今年は少しだけ胸を張って眺めることが出来た。
( 写真: 菊花展に飾られた白い小菊による懸崖「錦帯橋」 )