北国街道は余呉の中央分水嶺と並走し椿坂峠・中河内を経て栃ノ木峠を越えて越前へ向かいます。
先の例会で取り上げた栃ノ木峠越前側と、椿坂峠の旧道とあわせて歴史街道の核心部分を楽しめるようになったことは素晴らしいことです。
昨日は椿坂峠旧道草刈りとあわせて、懸案の椿井嶺区間のエスケイプルート沓掛山から峠下沓掛へのルート整備を行うべく、先の台風の大雨で土砂に埋まる旧国道から東尾根へ取り付きました。
鬱蒼とした二次林の尾根でけものみちを追って登りますが、ユキツバキやカヤが林床を覆っていて枝払いが大変です。
木立越しに大黒山を望む尾根頭には彼らの寝床があって悠々自適の様子ですが、トレイルクラブのお通りでこれからはそうはいかないでしょう。
ここからは傾斜も緩くなり森歩き気分での整備となり、けものみちもシカからイノシシのものに代わり妙理山を望む沓掛平を経て山頂へ抜け出ることができました。
いつもながらここからの大黒山も雄大です。
山頂の西半分は拡大造林の不良林で愛想がないので、自然林で覆われた沓掛平へ戻り遅い昼食です。
誰も知らないとっておきの場所でくつろぐというのはまさに至福のひと時、整備山行ならではの楽しみといえるでしょう。
椿坂峠へまわり旧道を整備の予定を変更して、登ってきたルートが手ごわかったので下りながら仕上げをすることにしました。
次回例会は来週日曜8月27日大黒山から妙理山へ、手軽なスルーコースでだれでも頑張って通り抜けることができます。
そして自信がついたら9月10日(日)鳥越峠から音羽への金糞岳白倉岳スルーにチャレンジを。
多くのご参加を。