今日の例会は悪天で中止にしたが、予報が午後回復というものであっただけに決断が遅れてしまぅった。
連絡がつかず、来られた人には申し訳ありませんでした。
前日の激しい雨や雷もあり強い寒気が入っているので予報どおりにはならないと思っていたら、案の定午前だけではなく終日しぐれてやっかいな一日であった。
残雪がいつまでも残り花の開花が遅れ、整備が進まないので、モヤモヤ。
悪天のなかを西浅井から余呉まで気になっている場所を見てまわる。
山門水源あたりからスタートしするが、この時期このあたりからして山に雪が残るのだから今年のすごさがわかる。
順々にと思ったが、やはりいちばん気になっている左千方登山口奥川並への車道へ急行。
小原手前に着くと釣り人のものか車が4台止まっていて、ここから日陰斜面にどっさり残っていた。田戸まで雪解け水で川幅いっぱいに増水する高時川の濁流を見ながら歩いてゆく。
この間の雨で雪解けは進んでいることはまちがいないが、とにかく積もった量が多かったようだ。
くるみ谷の名水からの横山岳も上はまだ冬のようだ。
奥川並から帰ってきた人と出会い、聞けば道のあちこちにまだかなり雪があるという。
摺墨からあいたばかりの白浪越を小谷へ抜け、ザゼンソウの開花状況が気になる中河内へ。
集落のまわりにはどっさりあって春遠しの風景であり、自生地も看板がやっと出るありさま。
とはいえよく見ると樹木や木道の縁に隙間ができていて、覗けばありました、青葉も出してあちこちに。
栃ノ木峠の「淀川の源」はすっかり出ていたが、案内板は雪の重みで変形。
森の社はいまだ半分埋まったままで、水源の神にふさわしい佇まいだ。
山をよく知る人の家を訪ね挨拶がてら情報収集した頃にはとっくに昼をまわり、もしかしてそろそろ天気が回復するかもということで余呉の森へ戻り、こちらも林道があいたところで上の駐車場まで車で行き、花の気になる菅山寺へ。
多くの倒木、落枝をかたづけながら、やっと開き始めたエンレイソウを楽しむことができたが、ここに多いミヤマカタバミはまだつぼみ。
しぐれは夕方になっても続くなか、寺の上の四等三角点481.8mが前回雪の下であったことを思い出しにわかに道の整備。
近くを林道が通るものの山頂一帯からは見えず、自然林の森の雰囲気はいいので気に入っている。
これを寺の山号よろしく、大箕山(おおみやま)という。
かわいい山だが、余呉の森にはかかせない。
土曜日の例会は河内山から栃ノ木峠、雪が残っていますが奥深く静かな中央分水嶺歩きが楽しめますのでおすすめです。