中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

しぐれ雨の中を七々頭ヶ岳へ

2011-02-09 22:12:16 | トレイル日記


昔から余呉の名山といえば賤ヶ岳やこの山が相場で、多くの登山者を迎えてきた。
中央分水嶺や淀川水源の森ルートからはずれているので、余呉トレイル情報ブログではほとんど紹介したことがない。
このことから軽んじているのではと疑われそうだが、決してそうではなく、クラブのみんなは大好きでこの山から余呉の山とのつきあいが始まっている。
この山は頂上に西林寺の観音堂があって、今も麓の上丹生や菅並の人たちによって整備され続けていて、トレイルクラブの出番がなかっただけだ。
トレイル全体の見通しが立ってきたなかで、この山や隣の墓谷山も淀川水源の森に欠かせないことから、この冬のトレイルスノーシューから取り上げることにしたのだ。
ちなみに賤ヶ岳は、サポートしてきた合戦の砦跡めぐりに菅山寺への道をあわせ、柳ヶ瀬山から田上山を両端にして周遊できる歴史と自然の回廊ルートとしてこの春には仕上げることになっている。
ともあれ七々頭ヶ岳は700メートルのかわいい山だが、余呉の山のエッセンスが詰まっていて雪山などそう簡単ではない。
日曜の下見がてら今日悪天候の中を登ってきたのだが、観音堂のノートを見れば先日の好天の日にワカンで登った人など上丹生から4時間かかったという。

こちらはスノーシューで勝手がわかっていることもあり、菅並から2時間で登り、尾根伝いに旧上丹生小学校裏に1時間30分ほどで下ったが、急な登り下りがあり、あちこちで雪面に割れ目ができていて雪崩の危険もあり、道標やトレイスなしということから安易な入山はひどい目にあいかねない。
通い慣れてから冬に登るトレイルスタイルでこそ、快適に楽しめる山だ。
下はしぐれ雨、山は風と雪というなかで、避難することができる山頂の観音堂の存在は貴重だ。
しっかりとお参りし、賽銭をはずんでおいたことはいうまでもない。
というわけで、日曜日は多くの人にきてもらいたいものだ。
コメント
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