本・２

１）昨日書いたのと同じ本に、こんな話もあった

「商人の世界では、働く者同士はみんな敵や

ことに男はそうや

なんで言うたら、商人は腕がものを言うもんでな

けど、その腕を見せられるのは、一人前になってからの事でな

それまでは卵や

卵の時に、潰されてしもうてはしょうがない

ところが、卵を見ても（こりゃいい鶏になるかもしれん）という時もあるわな

すると皆が寄ってたかって、卵のうちにつぶそうとしよる

自分の腕に自信のない分、他人を潰せというわけや」


思い当たる事がたくさんある

特に大阪に居た頃「お前は才能が無いから、辞めてしまえ」

みたいな事を散々言われた

（この前まで高校生だったのに、出来るはずがない）と思って

着々を腕を磨いた

商売を始めてからも

「お前の作る料理はダメだ」みたいな事を言う奴が居た

そんなヤツの言う事は無視して、自分の料理を作った


今にして思えば、よく潰されなかったもんだ・・・

たぶん、こういう事で「引きこもり」になる人も居るんだろうなぁ