怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

「かたき」という遊びが嫌いな理由

2006-02-16 06:03:59 | 戯言
私の所属自治体では「かたき」という遊びが流行っている。
前任校でも本校でもあるのだから、結構ひろまっているのではないだろうか。

私の子ども時代にはなかった遊びなので、解釈がもしかしたら間違っているかもしれないが、ちょっとエントリーに残そうと思う。
(何か違っていたら教えてください。)

「かたき」の解説・ルールはこちら(ウィキペディア)へゆずります。

(1)この遊び、コートがない。つまり、狭い校庭を取り合う必要がない。
(2)参加人数の大小の影響が少ない。つまり、人の出入りが楽。
これが利点だと思うのだが、逆にトラブルのもとになる。
つまり、
(1)場所に関するルールが(設定でき)ないため、場所に関するトラブルの解決ができにくい。
また、休み時間などでは、人が交差し、ボールが無関係の人にぶつかったり、人同士が衝突したりしてトラブる。
さらに、トラブった時に、メンバーが全員集合しにくく、トラブルの原因を把握しづらい。
(2)だれが参加しており、だれが一時的に外れているかがわかりにくい。
よくあるのが、トラブっている子にボールをぶつける。その子は「現在は参加していない」と言い、投げた方は途方にくれて怒りだす。
(3)これは別件。「ボールをぶつける」が基本動作なので、そのこと自体がトラブルの原因になる場合もある。
「わざと強く当てた」「集中攻撃」「パスをくれなかった」「急所に当てた」「転んでいるのに当てた」などなど。

私自身は、子ども達に対して、「望ましくない遊び」と嫌悪を表明している。
理由として、「しょっちゅうトラブルを起こす」「自分達でその場の解決を図りにくいために、解決せずにクラスに戻ってきて騒ぐ」「攻撃的であることだけがクローズアップされる遊びだと思う。名前も醜悪。」などである。
だからといって強権的に止めはしない。
友達付き合いの基本からトラブルは根気づよく解きほぐす。
しかし、他の遊びと比べ、トラブルの根源にこの遊び自体が抱える問題点は指摘する。

今のクラスでは「仲間内」大事さに無理に「かたき」に参加する子は減ってきている。
また、遊ぶ前に、ルールやトラブル時の解決の共通理解を図っているようだ。
でも、トラブルは減らない。(なんて因果な遊びだ!)

遊びは流行り廃りがあるが、この単純な遊びは、その単純さ故に、どこの学年でも一定量やっており、それほど減らない。

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