フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

ボーン・スプレマシー

2005年07月08日 | ハリウッド映画
「ボーン・スプレマシー」
監督:ポール・グリーングラス
主演:マット・デイモン

 凄い!凄い!オモシロイ!!マット・デイモン主演というだけで、まったくスルーしてた私がおバカでしたっ!前作の「ボーン・アイデンティティ」もよかったけど、今回はそれを遥かに上回ってマス!いや、驚いた。
 2作目ってどーしても、前作を上回ろうとして空回りするパターンが多いけど、軽々と越えてますよ~コレ。監督が変わったことは「吉」でしたね。良質のサスペンス、とにかく凄いカーアクション、そして、本格ハードボイルド。もう全てよかった! 前半はちょっと眠りかけたけど(夜中だったもんで)、中盤からラストにかけて、グイグイ引っ張る引っ張る。
 相変わらず記憶喪失のボーン(マット)と共に、謎を解明する手法は前回同様。でも質が違った。セリフは必要最小限、異国の地で味方は自分1人。なんとなく昔見た「ジャッカルの日」を思いだす。孤高の暗殺者ジャッカルは、警察の追跡をかわしながら「その日」のために黙々と訓練を繰り返す。まさしく暗殺のプロで、彼が次になにをするのか想像がつかない。そう、この映画のボーンも、彼の目線で進んでいるのに次の行動がまったく読めず、ハラハラ!ドキドキ!してしまうのです。マット・デイモンはやっぱり好みじゃないんだけど、
「いや~!マット!逃げて~!」
と心の中で叫びました。(もう大変)
 前作の完璧な続編なので、どっちも見てない方には「アイデンティティ」を先に見ることをおススメします。(が、「スプレマシー」だけを見てもたぶん内容は分かります。)これ、原作は3部作らしい。ということは「3」があるってことか?ぜひとも同じ監督でお願いしたいです。マットは好みじゃないけど(しつこい)コレはかなりハマリ役なので、マット主役も続行でお願いします。
 しかしこの監督ホントすごい。アクション映画の監督で一番好きだったのは、ジョン・マクティアナン(「ダイ・ハード」「プレデター」「レッド・オクトーバーを追え」等)でしたが、一気にポール・グリーングラスに変更です。(ごめんね、ジョン)こんなに良質のサスペンスを見せられちゃったら、次なに見るか悩んじゃうっ。とりあえずこの監督の「ブラッディ・サンデー」は見るゾ。(監督に☆☆☆☆☆☆☆☆☆)