3度目のオランダ戦

　勝てる試合だったなぁ～～～。オランダに勝てる試合なんて、この先何年もないかもしれない。（常にいい内容の試合が出来るとは限らない）勝てるときに勝っておくことはとても大切で、勝ちきれなかったのが、今の日本の課題なのかもしれません。
　10月に行なわれた2つの親善試合（セルビア戦とベラルーシ戦）では1点も獲れなかった日本が、オランダ相手にいいサッカーが出来たのには、いろんな理由があると思われます。まず10月の2試合は、相手ホームにも関わらずドン引きされて、ゴール前を固められてしまった。ドン引きした相手を崩して点を奪うのは、どんな強豪国でも難しい。相手の戦い方や特徴によっては、日本は上手く試合を運ぶことが出来ないです。
　今回のオランダは、ドン引きをするとしたらその相手はスペインくらいで、日本に対して引いて守るなんてことはしませんね。オランダと初めて対戦した2009年、日本は前半パスサッカーでオランダを翻弄するも、放ったシュートはことごとく枠をハズれ、逆にオランダは圧倒的な決定力を見せつけて後半一気に3点を奪い、0-3での敗戦だった。2度目の対戦は2010年W杯の本戦。同じグループとなった日本は、ドン引きしてオランダの猛攻をしのぎ続けたけれど、スナイデルの一発により0-1での敗戦。そして2013年、3年ぶり3度目となる今回の対戦では、ドン引きすることなく、2点のビハインドを負いながらも追いつき、さらにオランダよりハードワークをして後半は圧倒した。親善試合だったことや、攻撃のキーマン（ファン・ペルシやスナイデル）がいなかったことを差し引いても、日本はいいサッカーが出来てました。
　2010年のW杯のとき「どんなことをしても勝てない」相手だったオランダが、今は、試合によってはどっちに転ぶか分からない相手になったワケです。日本は本当に成長したなぁ～と思います（感涙）。次は中2日でのベルギー戦ですが、ベルギーはホームだし、FIFAランクも（なぜか）オランダより上の5位なので、引いて守るなんてことはまずないでしょうね。オランダ戦と同じ気持ち＆運動量で戦えたなら、またいい試合が見られるんじゃないかなと思います。問題はコンディションの回復ですかね。（香川と遠藤が45分の出場だったのはベルギー戦のため？）選手全員に90分間走りきる体力が残っていますように！もちろん水曜日の朝は5時起きで観戦しまっせ！