フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

ベルギーの楽しい夜

2013年11月21日 | サッカー
 ベルギーの個々の選手はプレミアリーグで観てはいたものの、ベルギー代表というチームの試合を観たことがなかったので、今回の親善試合はとっても楽しみでした。ベルギーは各ポジションにいい選手がいて、体格にも恵まれ、平均年齢も若く、ハードワークもしてました。あえて問題点をあげるとすれば、トップ下が確定していないことですかね。この試合ではアザールをトップ下で起用していたけど、アザールは普段(チェルシーでは)左サイドハーフの選手で、どちらかと言うと自分で切り込んでシュートまで持って行くタイプで、人を使ったり、ゲームを組み立てたりするタイプじゃない。なのでこの試合でも気づいたら左サイドにいることが多く、トップ下の役割をあまり果たしていなかったです。それプラス、山口螢がアザールのケアをよくやってました。それもあってか、後半からはアザールに替えてフェライニがトップ下に入るんですが、フェライニも効果的な役割が出来ず、最後はデブライネがトップ下に入ってました。この3人の中では、デブライネが一番トップ下として機能していたとは思うけど、所属しているチェルシーでほとんど出番がないので、代表でスタメン起用するには不安があるんでしょうね。
 個々の選手を見ればベルギーは全員能力が高く、フィジカルも強いし、背も高いし、一対一も強い。じゃあなぜ日本は勝てたのか?
 これだけ能力の高いベルギーに対して、球際の競り合いのとき日本の方が勝つシーンが多かったです。一対一で勝つ場面もあれば、2人ではさんで奪いきるカタチもあった。あと、空中戦。190cm超えのベルギー選手相手に勝つ場面もけっこうありました。1年半前、オーストラリアにことごとく競り負けていたことを考えると、めちゃくちゃ成長したな~と思います。加えてハードワーク。ベルギーもハードワークしていたけど、日本はFWも含めた全員が、ベルギー以上にハードワークしてました。オランダ戦から中2日の試合とは思えないほど。(ベルギーは中4日)
 球際の競り合いや、空中戦でも引けを取らなくなったのは、海外組だけじゃなく、Jリーグの選手たちもで、これはJリーグ自体が力を付けたからだろうなと思います。今、Jリーグが本当におもしろい。スピーディでダイナミックで、凄いゴールも観られます。(欧州リーグよりもおもしろかったりする)こういうJリーグの成長が、代表の成長に繋がっているんでしょうね。

 10月のベラルーシ戦の後『世界は広い。ほんとうに強いチームはたくさんいる。(FIFAランクってなんなのさ…)』と思いました。今回、オランダとベルギーはこう思ったことでしょう。
 「世界は広い。ほんとうに強いチームはたくさんいる。FIFAランクってなんなのさ…」


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