有終の美

　U-20は本当に素晴らしかった。そしてみんなとってもいい子たちだった。試合結果は早々にネットニュースで流れてたので知ってました。何分に点を入れて、PKがどうなったかも。でも分かっていても見ずにはいられないですよ。彼らの最後の試合なんですから。
　あんなに決まってたピンポイントパスがなかなか通らなかったり、物凄い猛攻を受けて慌てちゃったりと、そんな場面もありはしたけど、それでも120分間（90分＋延長30分）彼らはよく走ってました。ここで点は入らないと分かっていても「いけー！入れー！」と身を乗り出して応援してしまうくらい。異国の地なのにスタンドは満員で、地元の人たちから大きな声援を受けてたことが、彼らの試合がいかにオモシロかったかを証明しています。
　勝つことが一番大事だとは思わない。もちろん「参加することに意義がある」とも思ってないです。（参加だけなんてまったく無意味）その場所に何を残し、そして何を得るか。彼らのプレーは観客に大きな喜びを残し、彼ら自身は次なる大きなものを得ることが出来た。それでいいんです。また楽しませてね。