今回は短めですが、前回の続きです。
5 慢性臓器不全の急性憎悪
慢性の臓器不全を有する患者がさまざまな理由(感染症・内服中断など)で急性憎悪(acute exacerbation)となると倦怠感をきたし得る。慢性の心不全、呼吸不全、腎不全、肝硬変などの患者は、ウイルス感染(インフルエンザなど)でも容易に急性憎悪をきたす。急性憎悪の診療では、「なぜ」急性憎悪をきたしたかを特定することが重要である。憎悪要因を特定することによって、再度の急性憎悪を予防する介入を計画することが可能となる。慢性臓器不全の急性憎悪の主要な徴候について表6に示す。
表6 慢性臓器不全の急性憎悪の主要な徴候
慢性心不全 発作性夜間呼吸困難、起坐呼吸、S3ギャロップ、
静脈圧上昇、クラックル
慢性呼吸不全 痰増加、痰黄色化、呼吸困難の憎悪、喘鳴、
アステリキシス、意識障害
慢性腎不全 尿量低下、食欲低下、悪心、嘔吐、呼気尿臭
アステリキシス、意識障害
慢性肝硬変 黄疸、呼気腐敗臭(肝性口臭:fetor hepaticus)、
アステリキシス、意識障害
今回は以上です、話変わって、しかし白鵬は強いと言うか負けませんね、ここまで全勝ですね、次が照の富士の二敗ですから、34回目の優勝は確実です、もしかしたら今日にも決まるみたいですね、大関陣の頑張りに来場所は期待しましょう、では次回に。