みなさん、こんにちは。
ポリファーマシーは内服薬の種類が多い状態。
国際的には、5ないし6種類以上を日常的に内服している状態としています。
5ないし6種類以上とする理由は副作用のリスクが増加することが疫学研究でわかっているからです。
つまり、問題は種類が多いことではなく、副作用のリスクが高いことです。
ではその実態とそれによる健康被害はどうでしょうか?
水戸協同病院・総合診療科へ救急室経由で入院した高齢者について調べた筆者らの研究があります。
水戸協同病院はその当時は約250床で1~2次救急を主として担当する水戸市内の急性期病院。
ここの総合診療科は内科系入院患者全員を担当する完全型Department of Medicineです。
そこで、救急室経由で入院となった連続した高齢者700人について、入院の原因となった疾患、薬剤副作用による入院であったかどうか(WHO–Uppsala基準による)について検討したました。
ポリファーマシー定義を5剤以上の処方として調べました。
その結果は次回に、、
写真 地域差ありますね。風邪での抗菌薬処方。
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症候別“見逃してはならない疾患"の除外ポイント: The 診断エラー学 |
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