みなさん、こんにちは。
免疫能の正常な医療従事者では、いわゆる“弱毒”微生物による感染を発症する可能性はきわめて小さいです。
しかし、患者が市中からもち込むインフルエンザ、麻疹、風疹、水痘などのウイルス性疾患や疥癬、結核などに感染することがあります。
さらに、血液を介して感染するウイルス性肝炎、エイズなどに曝露し感染する危険があります。
感染経路として代表的なものは、接触感染、空気感染、飛沫感染があげられます。
日常的に経験する耐性菌による院内感染は、医療従事者の手を介した接触感染が主な経路。
非生物的要素である壁、床が感染源になることは少ないです。
空気感染をきたすのは、麻疹、水痘および結核に限られます。
飛沫感染は、インフルエンザ、流行性耳下腺炎、髄膜炎菌などでみられます。
すべての人の血液・体液は、感染性があると考えて、直接接触することを避ける標準予防策が隔離策の基本となります。
尿路カテーテルに起因する尿路感染は患者自身に及ぶ直接的な影響以外に、病院環境への汚染源となりやすいです。
尿路カテの挿入は、尿路、膀胱粘膜に物理的・化学的炎症を生じさせ、微生物の定着を容易にします。
微生物の侵入経路としては①尿路カテ挿入時、②カテ内部からの上行性逆行、③カテの表面を伝っての侵入、が考えられています。
一般に、無症候性細菌尿で経過しますが、ときに膀胱炎、前立腺炎、副睾丸炎、腎盂腎炎さらに敗血症を合併することがあります。
写真 オハナのランチ。514キロカロリー。
![]() |
闘魂外来―医学生・研修医の君が主役!〜病歴・フィジカルから情報検索まで臨床実践力の鍛え方を伝授します |
羊土社 |
マンガ「群星沖縄臨床研修センターとは?」が出ました。これで群星沖縄のすべてがわかる。毎月更新されますので、是非ご覧下さい。
群星沖縄とは? 第3話はこちら↓
好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2018パート2」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。
健康と平和について発信する英語版ブログをスタートしました。「Wellness and Peace and Okinawa」 長寿研究で有名なDavid Itokazu先生との共同作業ブログです。
徳田安春、荘子万能の「徳田闘魂道場へようこそ」こちらポッドキャストにて配信中、是非お聴き下さい。
科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。2017年のメルマガまぐまぐ大賞「健康」部門第4位に選ばれました。
臨床推論の総論とピットフォールをマンガでサクッと1時間以内に習得できます。エキスパート診断医への一歩を踏み出すことができます。「マンガ臨床推論~めざせスーパージェネラリスト~」こちらも合わせていかがでしょうか。
「こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。是非どうぞ。
一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧下さい。