仁義なき麺喰戦争(現在、休戦中)

埼玉・都内+東北の麺類食べ歩きの記録
お店の情報は最新のものではないので悪しからず

北海道ラーメン(1)@久米川

2010年03月23日 | 東京都・ラーメン


※強風の為、暖簾が乱れています・・・

■店舗情報

住所 〒189-0013 東京都東村山市栄町3-32
電話番号 ?
営業時間 土・日・月・木・金:18:00~23:00/火:11:15~14:30
定休日 水曜日
座席数 カウンター4席 + テーブル8席
喫煙 可
最寄り駅 西武新宿線「久米川駅」
駐車場 あり(店の隣に3台分)

■感想


道民A 「お前こないだ良い店みつけたって言ってたべや」

道民B 「ああ、あそこな。したけどあそこはなまらクセがあるんだわ」

道民A 「なまらクセあるって!?うまけえりゃいいべさ」

道民B 「・・・したらあそこ行ってみるべ」

・・・・

屋号は実にシンプル・イズ・・・その名も「北海道ラーメン」

普通は「北海道ラーメン○○」と○○が屋号の場合が多いはず

屋号からしてなかなか逆のインパクトがある

創業は1970年(昭和45年)らしい・・・凄い歴史じゃないですか!?

あの日清『カップヌードル』が発売する前年にあたるのか

今は2代目の元パティシエの娘さんがメインで切盛りしているそうだ

ラーメン本『多摩のラーメン 私鉄エリア編』(けやき出版)を見て
一度食べてみたいと思っていたお店だ

久米川駅南口から徒歩7分程、府中街道沿いにお店はある

お店の前に到着して感じた事は・・・

「観は・・・予想以上に渋い」

一見的には扉を開けるのはそれなりに勇気がいる雰囲気

ディープ昭和・・・いや、ただならぬオーラを感じる


どんなラーメンがその扉の向こうに待っているのだろうか!?

勇気を振り絞り暖簾をくぐる事にした!





お店に入るとカウンターに男性客1人のみ。
テーブル席はガランとしていた。
取りあえず、入り口付近のカウンターへ座る。
カウンター上のメニューを見て次のものを頼むことにした。
味噌ラーメン(並)にもやし大盛でコーンをトッピング
そして餃子(4個)も合わせてお願いした。

オーダーしてまもなく後客が2人(中年夫婦)、そしてまた2人(老夫婦)。
その後、男性客が1人。地元の常連客が根付いているお店のようだ。
客が増えたころ、お店の奥から年配の婦人が出てきた。
女性ご店主のお母様だろうか、ということは先代の奥様かな。

数分程携帯電話をいじっているとラーメンが先に出てきた。

◎ 味噌ラーメン(並) 650円 + もやし大盛 50円 + コーン 100円

どんぶりはさほど大きくないがもやしを大盛りにしたせいか
どんぶりいっぱいに盛られて出てきた。

おおっ・・・美味そうじゃないかぁ~

先ずはスープを一口啜る。

うおっ・・・・ ラードか!?

予想以上にオイリーな表面!くっきり油の層が見えるぞ!

そして味噌を追い越して効いてくる強い動物系の味わいだ

入店して直ぐに気づいたのだが・・・

九州系豚骨ラーメン店でたまに感じる

獣臭い匂い!これは、なかなか際どいラインのレベルだなぁ

豚骨に親しみがない人間にとっては少しインパクトがある

ベースはなかなか印象深い豚骨スープらしい

素直に美味いと述べる事は出来ないが

後からジワジワと後引く何かを感じる

なんだ・・・この感覚は!?




アングルを変えた1枚

ご覧頂いてお分かりだろうか?

具がけっこうな量あって

下の麺が見えない・・・もやし大盛り必要なかったかなぁ~

いや、結構オイリーだからもやしは必要だったはずだ

麺を引っ張りだそうとやや苦戦気味。

『ラーメン二郎』ばりに天地返しを試みて食す

コーンとチャーシューはやや冷たく感じた

チャーシューはガッシリと噛み応えがあるタイプ

メンマも入っていたがこれといって特徴はない

ナルトが入っている点が懐かしいラーメンと感じる





この自家製麺は初体験に近い独特な味わいだった!

モチとゴワを持合せたインパクトのある麺

前述の『多摩のラーメン』によると

パティシエ出身の店主がその経験を生かし

「手のセンサー」を使ってその日の天候で

小麦粉と水の割合を変えているそうだ

スープのインパクトに引けをとらない特徴の強い個性的な麺だった




◎餃子(4個) 350円

この餃子も今まで体験した事がないものだった

大きさは中くらいから上のクラスで食べ応えがある

皮はモチッと割と厚みがあるもので好きなタイプ

焼き目はしっかりとつけられていて香ばしい

そして何よりも特徴的なのが中の餡

野菜がメインのシャキシャキとした優しい味わい

薄味だからこそ野菜の旨みを感じられるのだろう

肉メインの餃子とは趣が全く違う

これはまさに「野菜餃子」と呼ぶに相応しい逸品

先ずは餃子で1杯飲んでからラーメンという客が居るのも頷ける




代替わりを機に歴史を継承しつつもオリジナルティー溢れる1杯にした

そうだが、先代の味は北海道地域のラーメンの味だったのだろうか?

屋号の『北海道ラーメン』という部分だけを見て入店したならば

確実に度肝を抜かれる事だろう、個性の強いラーメンだから

ラーメンは他に醤油、塩とあるので次回はどちらかにチャレンジしたい

餃子は次回も確実に頼むと思うね、ヘルシーで美味い!

久米川駅(東村山市)にこんな名店があるとは・・・

カルチャーショックを受けたラーメン店でした。


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