怠るな!

残しておきたいことと残しておいてはいけないこと

肩までと言われ銭湯行きし日々思い出すのはノスタルジーぞ

2024年02月17日 20時04分59秒 | たわごと
昔は各家庭に風呂はなかった。今では個人用のアパート(言い方がどうも古くって行かん)にもシャワー設備があると聞くが、昔はほとんどの家に風呂はもちろんシャワーなんてものはなかった。

銭湯があった。
そういえば田舎のおばあちゃんちには風呂があった五右衛門風呂ってやつだ。釜の大きな奴で鉄でできている。
周りは鉄だから触れると熱い。木製の中蓋があって、そいつを足でうまく沈めないと周りの熱い鉄釜に触れることになるんだ。
あれは面白かったなあ、外でその風呂を焚くのもよく手伝った竹の筒で息を吹き込むと薪が勢いよく燃え盛る、
そのうちにお湯が熱くなる。中に入ってるおばあちゃんが「ええお湯になった。もうくべんでええけえ」と言ってくれたあれは楽しかった。

まあ今では天然記念物か?

学校にあがる前の小さい頃は親と一緒に銭湯に行っていた。
男の子が母親とあるいはその逆で女の子が父親とも結構あった。

湯船につかる時によく言われたのが「しっかり肩までつかりなさいよ」だった。
そのうちに数が数えられるようになったら「百まで数えなさい、百まで数えたら出てもいいよ」
たどたどしく早く出たさに数えたものだ

今日夕方ひとり家の湯船につかっていた時にふとそんなことを思い出した。
そういえば、最近は年寄りは肩までつかるのではなくて半身浴がいいとかいうのを聞いたことがある
よくわからんがそれぞれあるのだろう
昔は銭湯で肩までつかって顔を真っ赤にして数を数えさせられてる図はしょっちゅう見ていたような気がする。
のぼせて、脱衣場の扇風機のしたでひっくり返ったりしてた

銭湯が町から消えて銭湯文化も消えた

銭湯で見知らぬおじさんから注意されることもなくなった

学校へ行くぐらいの年になると子ども同士で銭湯に行ったりした。
湯船ではしゃいでいると、「こらええかげんにせんかっ」と知らぬおじさん

とたんにしゅんとなる

今から思うとあれはいい
親以外から叱られる経験はいい

おそらく今は今のガキどもはそんな経験なしで大人もどきになる

そういえば先生からも叱られることがないようなことも聞く
ハラスメント?
奇怪なカタカナ語でごまかされる

今のほうがいいのかね?