ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

グレーディング地獄

2008-12-18 23:31:22 | 大学関係
試験週間も後半。今日の夕方には大きな試験がある。今日中に小さいほうのクラスの成績づけは完了させ、明日マークシート試験の結果がかえってきたら一気に大きいほうのクラスをやって、そして明後日は坊主マンを発ち、、、って、できるのか!?スケジュール忙しく組みすぎた気がする。
明後日が午後発なのが救いだが、最悪の場合、日本に行く途中泊のサンフランシスコのエアメ[トホテルでグレーディング活動か。




マークシートの期末試験

2008-12-16 16:19:12 | 大学関係
今学期もついに期末試験週に突入した。だが、私のクラスのスケジュールは最悪で、100人学生がいる人類学入門の授業の試験が、木曜の午後4時から。期末試験期間は金曜まで。しかも、この大学は期末試験終了後48時間内に成績を提出するのが原則の決まりだという。

100人も学生がいるクラスで、48時間以内の成績提出。しかも、グレーディングをやってくれる院生がいない学部では、マークシートの試験をするよりほか選択肢がない。個人的には、マークシート試験というのは嫌いなのだけれど、どうしようもないのだ。

しかも、試験時間が4時から6時まで。試験終了時には、マークシートを読み込んで結果をだしてくれる担当オフィスはしまっているのだ。翌日朝8時にそのオフィスがあいたら一番で行かなくてはならないという。48時間以内提出といっておいて、これはないだろう。。

ということで、イントロの授業に関しては、ひどく慌ただしく成績をつけなくてはならない運命なのだった。マスプロ教育の限界なんだろうなあ。。

州内大学での講座名統一、単位互換制度にむけて

2008-12-13 10:27:10 | 大学関係
今日は学部の人類学プログラムのミーティング。本年度からはじまった、モンタナ州内のtransferability initiativeなるものに向けての情報対策会議のような内容だった。

何かといえば、モンタナ州内で大学を転校(トランスファー)しやすくするために、入門レベルの一般的な内容の講座のコース番号を統一し、講座で学ぶゴールを設定しある程度共通した内容のものにすることこと。同じ講座番号にし、単位を別の大学でも認めやすくするといったものだ。とくに、イントロダクションレベルの講座が主な対象となってくる。人類学の場合、人類学入門とか、文化人類学入門、生物人類学入門といったようなレベルのコースが主な対象だが、もう少し専門化した場合ーたとえばジェンダーの人類学とか、人類学理論ーの場合も、同じような内容のコースがある場合、対象となってくる。

モンタナ州の場合は、とくに講座数が多い総合大学がミズーラのモンタナ大学と、坊主マンのモンタナ州立大学。ということで、この2大学がなんだかんだとリーダーシップをとることになるらしく、お互いのプライドもあったりして、いろいろ大変らしい。そして、州内のコミュニティカレッジ、ネイティブアメリカンのためのトライバルカレッジなどにも共通であてはまってくるため、多数の大学、短大関係者が集まり、議論をするのだそうだ。

たしかに、トライバルカレッジから4年制総合大学に転校したい場合、単位の移行でいろいろ垣根があったりしてきたのが、このイニシアティブによってやりやすくなるという利点はあるようだ。しかしながら、このプロセスがかなり面唐ネため、総合大学側は相当面唐ュさがっているケースも多いときく。
私の学部の社会学サイドはこの話し合いをもう終えており、社会学はわりとすんなりいったようだが、、順番からすると来年が人類学だという。

こういうことは、私立大学にいると全然関係なくいられることなのだろうが、州立ならではだなあ。たしかに面唐セし、それぞれの大学のカリキュラムにも影響がでてくるわけだが、まあせっかくのチャンスだから、ャWティブな方向に変えられるように使えたらいいなと思う。

経済危機とアメリカ大学

2008-12-12 22:32:27 | 大学関係
ビックスリーへの緊急融資つなぎ法案が廃案となった。(このニュース、オヤジブログで詳しくフォローされている。)

自動車工場の大規模なものもなく、もともとずっと不況なモンタナにいると、あくまでも「世間のニュースとして大変だ」程度にしか感じられなくなるが、私が10年ほど住んだミシガン州では大変なことだろう、というのは容易に想像できる。私がミシガンに住んでいた頃も、近郊の街の工場がひとつつぶれた、、というだけで、失業者があふれ、その街は怒濤の不況状態に陥り、大変なことになっていた。今回は、工場がひとつつぶれる、とかいうだけの騒ぎではないわけだ。

そして、クリスマスシーズン、という理由もあるのだろうが、母校ミシガン大学から、援助のお願いメールとか郵送物がくるようになっている。金融危機により、大学が大変な状況にあるというニュースもでていた。ニュースになっているのはアイビーリーグや、有名私立大学が多いようだが、もしかしたら一番打撃が大きいのはミシガン大学かもしれない。ミシガンは、土地柄、デトロイトの自動車産業からの寄付が相当な割合をしめていたからだ。とくに工学部は、大打撃だろう。そして、おそらく稼ぎ頭だった工学部がおかしくなってきたとしたら、ほかの学部にも影響がでてくる可能性は高い。

私が今いるモンタナ州立大学は、工学部、農業学部系が強い大学ではあるが、もともとアイビーとかミシガンのように寄付金に頼った大学運営ではない(そうしたいのは大学的にはやまやまなのだろうが、有名大学レベルに巨額の寄付をしてくれるような企業が地元に見当たらない。)それでも、化学部の建物を建替えてしまったら実は赤字だったとか、大学院生の大学に払う手数料の類いを免除にしたら大赤字がでたとか、不況というより単なる計画性のなさのために、赤字状態になってきていると聞いた。そして、モンタナで今後ずっと続く、少子高齢化。高校を卒業する学生たちが減っているため、大学に入学する学生も減少傾向にあるという。授業料に頼った運営をしているため、大学に入学する学生が減る傾向にあるというのは相当響いてくるだろう。

しかし普段湯水のようにお金を使ってきたアイビーなど有名大学は、相当切り詰めている気分になるだろうなあ。大学業界にいると、この不況のために採用凍結=仕事が減る、ということでもあり、深刻な状況でもある。すでに私の大学でも、非常勤カットの話がちらほら聞こえ始めている。現在の院生やャXドク、非常勤のひとたちは、ますます大変になるのではと思う。




WebCTからDesire2Learnへの移行

2008-11-27 05:53:52 | 大学関係
来年から、大学で使ってるlearning management systemが、現在のWebCT(のけっこう古いバージョン)から、Desire2Learn(D2L)というシステムに来年度から移行することになった。来学期は両方使えるらしいが、できるだけ早く移行してほしいという。私の場合、今現在のWebCTをそんなに長く使ってきた訳ではないし、第一古いバージョンのためだか何だか、使いづらかったので、早速来学期からD2Lに移行しようと思っている。

そのための教員むけワークショップというのをやっていて、先日入門編、そして今日、WebCTからD2Lに内容をうつしかえることに特化したセッションに行ってきた。やり方はわかったのだけれど、けっこう面唐ュさいことが発覚。今現在WebCT上にあるコースはまだいいが、過去に教えてデータをダウンロードしてもっているコースの場合、再度WebCTにそのデータを載せて、そこからデータのエキスメ[トの手続きをしなければならないようだ。多数コースがある場合、その操作をいちいちやらねばならないという。これはけっこう時間がかかりそうな、、

何回か分けられて開催されているこのワークショップに何人くらい参加している教員がいるのかを聞いてみたところ、6~70人だとか。大学全体の教員数からすれば、けっこう少ないとみた。これに参加しなくてもわかっている人たちはいいとしても、そうではない人たちはかなり混乱するのではないだろうかなあ。まあ、そもそもそういう人たちは、Learning Management System自体を使っていないのかもしれないが、、

今日の授業で学生たちに、「来年から移行するの知ってる?」と聞いたら、なんと誰も知らなかった。「学生はなんとか自分たちでやるから」と担当者は行っているが、本当かなあ。まあ教員よりはマシかもしれないが、それでも混乱する学生もいそうだ。

前の大学で使っていたBlackboardから、WebCTへデータをエキスメ[トするのは以前やってみたが、うまくいかなかった。今度はBlackboardのデータも移せるといいなと思っているが、うまくいくだろうか。