スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(イスラエル対アラブ)

2023-10-17 10:55:10 | 日記
10月17日(火)
 どうも私たちは日本のマスゴミのお陰で、イスラエル対アラブの対立について、あたかも対立の原因は宗教対立それだけであるかのような、一面的な考えに強く誘導されているように思う。
 だいぶ前の話であるが、切っ掛けは何だったか思い出せないのだが、日本のマスゴミが突如スンニ派とシーア派と言い出して面食らった覚えがある。それまでイスラム教は一枚岩だと報道していたからだ。何か一枚岩では説明できない事件が起こって、つまりマスゴミに都合の悪い事が起こって、一枚ベールを脱いで少し真実に近い情報を、流し始めたという事だろう。それまでスンニ派とシーア派がなかった訳では勿論ない。マスゴミが言わなかったから、我々が知らなかっただけである。
 ジャニーズ問題だってそうである。今まで隠していたから、我々はジャニーズを清潔感を持って見ていただけである。我々は与えられた情報から、その物に対する、ある種の価値観を抱く。性加害が横行していたと知らなければ、ジャニーズのタレントたちを清潔な思いで見るのが普通である。
 ではイスラエルとアラブの対立の真の原因は何なのだと問われて、躓いてしまうのが我々である。我々はマスゴミ以外に情報源を持たないからだ。SNSもあるが多くは、マスゴミ情報の焼き直しである。大学の先生は教授という安定した地位を失いたくないから、マスゴミ受けの言説で良しとしている。真の研究者という人は少ないのだ。
 昔日本古代史で痛感したことがある。確かに日本書紀と古事記は信用できない部分が多い。しかしだからと言って、ホツマツタエとか竹内文書などは、もっと信用できない。日本書紀と古事記はおかしいと思っても、本当の事を知る手段が無いという、何とも絶望的な感じに襲われたものだ。唯一の手段は天皇陵を掘る事だが、それも出来ない。戦後70年も経っているのに未だに掘れない。まあ日本古代史関係の学者なんて、意気地のない連中なのだ。
 イスラエルとアラブの対立も同じようなものだと思う。何かマスゴミが困る事件が起きないと、彼らは何時までも真実を隠して、宗教対立の構図ばかりを押し付けて、我々をけむに巻き続けるだろう。