中国共産党の中央規律検査委員会は16日、国有石油大手の中国石油天然気集団(CNPC)の廖永遠(Liao Yongyuan)総経理(社長に相当)を重大な規律違反と違法行為の疑いで調査していると発表した。←こちら
失脚した元最高指導部メンバーの周永康(Zhou Yongkang)と関係が深いCNPCには2013年以降、幹部の摘発が相次ぐ。
具体的な容疑は明らかにしていないが、党や政府の上層部と結びついた汚職の疑いを調べているもようだ。
CNPCは周氏の出身母体で「石油閥」の中核を占め、汚職などで摘発された蒋潔敏(Jian Jiemin)・元国有資産監督管理委員会主任(閣僚級)らを輩出するなど利権の温床とされてきた。
CNPCを巡っては13年8月に現職の副総経理を含む幹部数人が一斉に当局に摘発され、その後も数十人規模で上級職が取り調べを受けたとされる。
董事長(会長)に次ぐポストの総経理にまで追及が及び、経営に影響を及ぼすのは必至だ。
中国の審計署(会計検査院に相当)によると、CNPCは少なくとも13年7月までの7年間で総額260億元以上の不正行為を働いたとされる。
周氏が石油利権を使って不正に蓄財した金額は1兆5千億円以上ともされ、習近平指導部は巨大な不正を生んできた「石油閥」にさらにメスを入れる構えだ。
失脚した元最高指導部メンバーの周永康(Zhou Yongkang)と関係が深いCNPCには2013年以降、幹部の摘発が相次ぐ。
具体的な容疑は明らかにしていないが、党や政府の上層部と結びついた汚職の疑いを調べているもようだ。
CNPCは周氏の出身母体で「石油閥」の中核を占め、汚職などで摘発された蒋潔敏(Jian Jiemin)・元国有資産監督管理委員会主任(閣僚級)らを輩出するなど利権の温床とされてきた。
CNPCを巡っては13年8月に現職の副総経理を含む幹部数人が一斉に当局に摘発され、その後も数十人規模で上級職が取り調べを受けたとされる。
董事長(会長)に次ぐポストの総経理にまで追及が及び、経営に影響を及ぼすのは必至だ。
中国の審計署(会計検査院に相当)によると、CNPCは少なくとも13年7月までの7年間で総額260億元以上の不正行為を働いたとされる。
周氏が石油利権を使って不正に蓄財した金額は1兆5千億円以上ともされ、習近平指導部は巨大な不正を生んできた「石油閥」にさらにメスを入れる構えだ。
車、電力や通信大手にも調査を進めているという。←3月16日日本経済新聞
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