安倍首相は、 GoToトラベル開始後の7月24日に、総理大臣官邸で会見を行い、新型コロナウイルス感染症の感染者数増加への対応について次のように述べた。→こちらの報道
「まず、徹底検査。検査能力にはまだ余裕がありますので、都道府県と連携して、陽性者の早期発見、早期治療を進めていきます。
そして、次に重症化予防。病院や、あるいは高齢者施設における検査能力を強化して、リスクの高い、基礎疾患のある方、高齢者の皆さんへの感染防止、万全を期してまいります。
そして、国民の皆様におかれましては、今、正に4連休の中日でありますが、是非3つの密を回避する、あるいは大声を出しての行動を控えるなど、感染を予防する行動を徹底していただくように改めてお願い申し上げます。」
「前回の状況とは、現在確かに感染者数は増えていますから、高い緊張感を持って注視しております。しかし、専門家の皆さんのおっしゃっているように、あの時とはまた状況が異なり、再び今、緊急事態宣言を出す状況にはないと考えています。」
Go To トラベルキャンペーンは本当に大丈夫か?
前回の弊ブログで新規感染者の増加の様子をグラフを交え見てみた。→弊ブログ(Go To トラブル?)
その後の様子をグラフで見てみよう。東京都以外にも増えている県が多い。
7日間移動平均(青い線)を見ると、明らかの様に、今回(第2波?)は、4月のピークを越えてきている。(7日間移動平均:→こちらの説明)
各県のデータも見てみよう。下記グラフの7日間移動平均(赤い線)カーブが示すように、北海道を除き、4月の時点の増加の様子を超えている。 →今日のデータはこちら
減少の兆候が見られるかな?
愛知県も増加率は高い。
下記のグラフは、人口10万人当たりの新規感染者数のグラフだ。これを見ても東京都は他の道・府・県と比べて圧倒的に感染者が多い。(他の県の数値はこちらでも見れる)
5月25日の緊急事態宣言終了の前の10万人当たりの新規感染者とそれ以降(6月1日以降)の10万人当たりの新規感染者のグラフを見てみよう。明らかのように、6月1日以降の増加は第1波より多い。第2波到来ですね。
緊急事態宣言の解除の条件の「直近1週間の10万人当たりの感染者が0.5人以下」と言うのがあった。ここ1週間の値を見てみよう→こちら
東京都:12.89人、大阪府:10.09人、福岡県:8.27人、愛知県:7.52人など。桁違いに多い。
Go To トラベルに関して、大阪府・愛知県の除外も議論されている。→こちらの報道など
155人の新規感染者を出した大阪府の吉村洋文知事は、7月28日、夜の繁華街や唾液が飛び交う環境の中、若い世代を中心に感染が広がっていることを懸念していて、大阪府は8月1日~20日(感染拡大の状況に応じて判断)、府民に対し「5人以上での宴会や飲み会」などを自粛するよう要請した。→こちらの報道など
悩み多い、毎日ですね
<追記>
危惧されていたことが危惧通りになった。29日発表だと、全国で新型コロナウイルスの感染者が1,200人を超え、過去最多の1,264人となった。また、唯一感染者がゼロだった岩手県で、初めての感染者が2名確認された。→こちらの報道
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