やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

勤務犬「ミカ」の物語

2020-07-15 | 社会・風俗

昨年中頃から、川崎にある聖マリナンナ大学病院に何回か通っている。→こちらのサイト

ダイヤモンド・プリンセス号内での新型コロナウイルス感染症の対応において、主に重症者の受け入れを担当したことで、有名となった病院でもある。→こちら

先日、行った折は、マスク着用の確認、入口でAI顔認証で体温を測り、手をアルコール消毒した後に入館できた。受付を行った折に、聖マリアの隣に置かれた勤務犬「ミカ」の像もマスクをしているの見て、この勤務犬「ミカ」の話を思い出した。

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日本介助犬協会と聖マリアンナ医科大学病院の共同プロジェクトとして、2015年4月に動物介在活動・動物介在療法を開始した勤務犬の「ミカ」のことだ。オスのスタンダードプードル犬だ。2010年にオランダで誕生。スウェーデンで訓練を受け、2015年4月から聖マリアンナ医科大学病院で活動を開始した。

勤務犬とは、聖マリアンナ医科大学病院の商標登録で、障がいのある方の暮らしを支えるパートナー犬の介在犬と違って、医師の指示のもと動物介在療法(Animal Assisted Therapy; AAT)を展開し、重い病と闘う患者さんおよびその家族に情緒的安定や闘病意欲の向上を促進させる事を目的としている犬だ。


「ミカ」は、聖マリアンナ医科大学病院の職員(勤務犬)として週2日、多くの患者さんに寄り添い不安やストレスを軽減させると共に闘病意欲の向上を促すなどで活躍してきた。2018年12月をもって引退した。

犬は普通、頭などをなでると舌でその人をなめたりするが、「ミカ」は全然なめたりしなく、人の心を癒す力を持った不思議な犬だ。

NHK「もふもふモフモフ」で報道された勤務犬「ミカ」の様子:→こちらの動画

聖マリアンナ医科大学病院での動物介在療法の導入後3年間の成果報告:→こちらの論文

「ミカ」の活躍と活動の軌跡、周囲の人たちの奮闘ぶりを描いたノンフィクション本が出版されている→こちら

 

「ミカ」の引退後は、「ミカ」のおいに当たる白い同種の「モリス」(雄)が勤務についている。→こちら

「ミカ」は現在も健在です。現在の様子は?→こちら

(「ミカ」の像は、2018年4月からマリア像の横に設置されている。)

 

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